2008年釣行記
11月9日 外海が時化たので投げ北カップの下見に天橋立に釣行。未だ落ち前で大型は居ませんでしたが、

中型キスが楽しませてくれましたっの巻。 

11月9日は冬型の気圧配置で当然外海は時化模様。3メートルの波予報で楽しみにしていた箱石や葛野への落ちギス釣行は

断念せざるを得ませんでしたが、北近畿にはこんな海況の時でもキス釣りが楽しめる湾が多く、「今日は投げ北天橋立カップキス釣り大会の

下見に行こう・・」と上ちゃん、くにさわさんと相談し、様子を見に行く事にしました。 三田の高橋さんからも電話が有り、

こちらに来られるとの事で、由良などの海況を聞かれましたが、「由良も高波で釣りにならないと思います、

一緒にどんな荒天の日でも時化知らずの天橋立に行きましょう・・」とお誘いし、8時半に全員集合。

いつもの智恩寺の駐車場に行き車を出て浜に向かいました。

駐車場を出るとすぐにお寺の境内でいつもの

ように大きな山門をくぐり釣り場に向かいます。

お寺から出発して山門をくぐって釣り場に

行くのは観光客にジロジロと見られて

一人では気恥ずかしいものですが、

今日は4人でWWGGと進みます。

以下大会日と同じ順路で進んでゆきましたので、

大会に参加の皆様は集合場所への進路の

参考にしてください。

山門を抜けてすぐに左に折れると文殊水道を

渡る「回旋橋」が見えて来ますので渡ります。

この橋は船が通過する時には橋が回転して

暫く船の通過を待ったりしますが、

今日は日曜で作業戦の通過も少なく、

未だ朝で観光客も少ないのでのんびりと歩いて

ゆきます。
橋を渡ると松林となり、ここが日本三景天橋立の

入り口となります。

キャンプ禁止の看板を右に折れると

検量場所を予定している休憩所兼喫煙場所が

すぐ右手に見えます。
ここが開会式と検量を予定している休憩所です。

小天橋の入り口に位置し、いつも観光客が

少ないのと隣には広場やトイレも有るので

ここに決めました。

智恩寺の駐車場からここまではほんの

200メートル程度です。
休憩所を出て20メートルも歩くと小天橋から

大天橋に繋がる橋が有り、先ずは大天橋の浜の

様子を見に行く為に渡ります。
橋から見た決勝戦を予定している

小天橋の浜です。

手前は文殊水道に面して流れが速く

2色以内は藻場やシモリが有りますが、

見えている石積みの波止よりも奥側は

全体に砂地で手前までスムーズに引けます。

キスは遠近どちらでも狙え、大天橋のような

大型は少なくて中型が中心ですが、

年間を通じてキス釣りを楽しめ、

6色以上投げると真冬でもキスの姿が

見られるオールシーズン、全天候型の

キス釣り場です。
橋から左手を眺めると大天橋の浜が見えます。

大天橋の南端付近は藻場が少なく、

近投でもキスが釣れるので、

大会に出られる女性や子供の皆さんは

このあたりで釣られると1〜2色でも

中型以上のキスが竿先を揺すって

楽しんで頂けると思います。

ここは何時でも安定して釣れるので

下見はパスし・・

どんどんと歩いて大天橋の浜を北に

向かいました。

クーラーを降ろしてタックルの準備をしたのが

1本目の石積み波止の手前。

このあたりから北側は2色から5色手前までが

「アマモ」と呼ばれる藻が点在しており、

その間はさびけませんが、2色より手前と

5色以上は砂地でさびけます。

先ずはカッ飛び天秤を準備し、

沖の砂地の5色半あたりが良いカケアガリと

なっているので、6色半以上の遠投で探って

みる事にしました。

落ち期は遠投して狙える沖のカケアガリの斜面に

沿って25〜30センチの

大型キスが回遊する面白い釣り場で

大天橋は何処も同じような海底なので、

遠投派には広々と投げ易く、

面白い場所です。
って事で私も7色手前にオモリを落とし、

藻が有る5色手前まで探りましたが、

未だ落ちには入っていない様子で、

アタリが出たのは5色手前。

カッ飛び天秤が気持ち良いアタリを伝えてくれ、

巻き上げるとダブルで14〜16センの中型。

キスを持つと未だとても暖かく、

水温が高い事を知り、「未だ落ちには入って

ないぞ・・」と今度は砂紋バスターに換装し、

2色より手前を殆ど浜と

平行に投げて探りを入れます。

投げて少し引くと活発なアタリが連続。

超高感度天秤が伝えてくれるアタリを

十分に楽しみ、頃合を見て巻き上げると・・・
4連で中型キスが釣れて来ました。

手前のキスを持っても暖かく、

時にはピンも混じって秋ギス釣りの感じ。

天橋立は宮津湾の最奥部なので

水温がいつも安定しており、時化る事も無いので

当分はこんな状況が続きそうです。
私が4連をしたのを見てくにさわさんも得意の

波口をジックリと探るような釣りでダブル。

さすがに波口近くでは型が小さいですが、

小フグが混じりますが、コンスタントに

釣れました。
一方、高橋さんは遠投で釣られ、

「ここは5色でアタリが出ます」と言いつつ

中型を単発、ダブル程度ですが、

コンスタントに釣られていました。

暫く釣りを楽しんでいると先日遠投の指導で

お世話になったZAKさんも来られ、

持参されていた竿はリョービの

キャスティング競技専用竿の

プロスカイヤー、ボロンスペシャル。初めて

見ましたが、まるで棒のような竿。(@_@)

私なんぞが振ってもとても胴が曲がりそうに無い

ガチガチの硬い竿で

作りの凄さとキススペのAX

よりも高価だったと聞き、驚きつつ

触らせてもらいながら、WWGGと

北に移動しつつ釣って行きました。

大天橋は南端を除いて何処も2〜5色の間は

アマモが茂っており、それより先か手前で中型

が出ました。
釣りをしていると時間がすぐに経つもので、

やがてお昼前になり、今度は決勝戦を

予定している小天橋に行って様子を見る

事にしました。

天橋立の文殊水道界隈にはこのような

古風な茶店も多く、天橋立は全長

3キロ有るので、名所や史跡を

見て回るのにレンタサイクルも有ります。

上ちゃんはここで団子を

買って空腹を満たしておりました・・(~o~)

小天橋に移動して手前から高橋さん、

私、くにさわさんと散り、上ちゃんは

先端近くまで歩いてゆきました。

最初の石波止の手前までの

文殊水道沿いの浜は

フグが多い場所で今日も針を取られたので即

移動し、全長700メートル程度の

小天橋の浜を先端近くまで探る事にしました。
小天橋は手前から沖まで砂地で、

キスは大概4〜2色が濃いので

砂紋バスターを使って探ると、

単発かダブル程度ながら素針は少なく、

中型がコンスタントに釣れました。

しかも今日は一寸遠めの4〜5色で良くアタリが

出たので、先日作ったジェットタイプの

砂紋バスターを始めて使い、

遠投した時の性能を確認しつつ

釣る事にしました。

これがジェットタイプの砂紋バスターですが、

完全に立つように一寸長めに作りましたが、

期待どうりの飛行安定性で、

6色手前までのフルキャストを敢行しても

全くブレず、一直線に飛んでくれました。

海草タイプなら少しブレてしまうような激しい

キャスティングをしてもビシッと安定して飛び、

どうやらこの羽がまるで弓矢の羽と同様の働き

をしてくれるようで、一瞬ブレようとすぐに収束して

気持ち良く一直線に飛んでくれました。

逆にアタリの出方は海草タイプに一歩譲り、

海中では羽が有る為に動きが緩慢な感じで

感度は少し劣り、アタリが少しボヤケました。
それでも砂紋バスタータイプでは

最も安心してフルキャスト出来、

仕掛けの絡みも全く無く、

確実に6色に居るキスを狙う事が出来ました。

ジェットタイプでも

ダフル、トリプルと釣れ、中型キスなら

気持ち良いアタリを楽しめたので先ずは合格点。

今後は遠投専用として活躍してくれそうな

アイテムです。
くにさわさんも自作天秤で中型3匹とピンの

4連でいい調子。

小天橋の先端近くでは4色あたりで活発な

アタリが出て楽しめました。
今日は一寸不調で出番が無かった上ちゃんも

ようやくアタリが楽しめるようになってニンマリ・・

皆でお昼過ぎまで釣り、空腹になったので

納竿としました。

って事で最近の宮津湾はあまり良い情報が無かったので心配し、

冷え込んだ後で釣れるかどうか不安でしたが、水温は未だかなり高く、

天橋立は未だ落ち前で秋ギスの釣れ方で、「これなら大会に来られる方にも楽しんでもらえそう・・」と皆で安堵。

この様子ならば懇親会でのデンプラやから揚げのネタも確保出来そうですし、

「上位選手は30〜40匹程度は釣られるのではないかな・・」と話しつつ帰宅しました。

って事で予選は遠近どちらが数釣れるか早く見極めた選手が良い成績となりそうですし、

決勝は4〜5色を丁寧に探り、キスが多く群れている場所を見つけられた選手が優勝されるのでは?と思いますが、

小天橋は文殊水道の流れの具合で釣れ具合が刻々と変化しますし、即応出来る能力も試されるので、

面白い大会の展開が予想され、楽しみなことです。ではっまたっ。