2008年釣行記
10月17日 砂紋バスターで連掛けの練習に行ったものの、ピンの落ちの群れが待っていて何をしても8585・・(@_@)の巻。 

10月17日は平日ながら休日で、かねてから砂紋バスターを使ってピンが連で掛かるのか、固定式天秤に比べて掛かりはどうなのか?

を確かめたくなり、ピンが濃い福井県高浜町の難波江海岸に釣行する事にしました。

高浜方面は落ち期が早く訪れ、期間も短いのですが、例年10月初旬に落ちキスが良く釣れるので、

「高浜への釣行は今期最後かもね・・」と思いつつハイエースを走らせ、約30分強で到着。

11時半からの竿出しとなりました。 高浜町の落ちギスは落ちと言っても型は夏同様で、猛烈に活性が高くなるだけですが、

昨年OBさんに撮影してもらった時のように、ワームでも8585、秒速80センチ程度の超高速サビキでもボコボコに釣れる楽しい時期です。

今日も秋晴れで無風でザザ波。「この海なら釣れるハズ・・良い練習になりそうじゃ〜っ」と

期待しつつ砂紋バスター25号にキススペ5号の8本針を接続、エサは先週の余ったイシゴカイで一寸ヘロヘロ気味。(~o~)で

第1投となりました。

5色後半に投入してすぐにプルプルと

ピンのアタリが出ます・・(^_^)v

「居るねぇ・・」と思いつつ連がけを期待し、

巻き上げたのに1投目はダブルのみ。

しかも天秤に近い針にだけ掛かり、その先

の仕掛けはハサミで切られたかのように

プッツリと無くなっていました。

しかしこんなピンでも5色からアタリが

シッカリと出るとはねぇ・・。

改めて砂紋バスターの高感度ぶりに

驚きつつ、仕掛けを交換して2投目。
またオモリが着底してすぐにアタリが出ます

が、コツンッと鋭いアタリが出た後は

キスのプルプルしたアタリが出なくなり、

巻き上げると3連ですが、その先の仕掛け

がまたプッツリと・・??。

「何か悪さするやつが居るぞ・・デカフグ

みたいだわ・・」と思いつつ、

また仕掛けを交換して3投目。

今度もすぐに3回シッカリとピンのアタリを

捕らえ、「追い食いさせて5〜6連じゃ〜っ」

と思っていたらグゥイングゥインと大きな魚

のアタリが出て、キススペに激信がっ。

仕方なく巻き上げ、

「仕掛けをプッツンして邪魔するやつの

正体は何じゃ〜っ」っと

グイグイと良く引く相手を寄せて来ると・・
何と35センチ程も有るフグが見えて来て、

砂浜に引っ張り上げて良く見ると

「モンモン付きのトラフグじゃ〜っ(@_@)」

ドラフグが掛かったキスを食いに来て

掛かったようで、

ボロボロにかじったキスを咥えたまま

釣れてしまいました。

クサフグやサバフグなら多いですが、

こんな水深2メートル程度の所に

大きなトラフグとはねぇ・・。

高浜町はトラフグの養殖が盛んで、

逃げたやつがこのあたりを闊歩している

ようで、特に5色より投げて水深が

2メートル以上の場所に多いみたい・・って

事で、フグの調理師免許は持って

いないし、こんなやつを相手にしていたら

仕掛けがいくら有っても足らないので、

浅い4色から手前で釣る事にしました。
4色から手前はフグも居らず、

ピンのみが沢山居て、3色のみをサッと

引いて5連。この距離なら10センチの

ピンでも砂紋バスターを使えば固定式天秤

で15センチ級が掛かった時と同様の

アタリがビンビン伝わり、面白い・・。

しかも1匹、また1匹と掛かってゆくのが

手に取るように判り、針数だけアタリが

出たら巻き上げを始められるので、

今までのように想像だけで

何匹掛かっているのかハッキリと

判らないままに無駄引きしなくても良く、

「これは効率が良いなぁ・・(^_^)v」と

思いつつ、以後アタリの数とキスの数が

なるべく同じになるようにアタリを数え、

針数と同じアタリが出たら即巻き上げ開始。

最初は6本針でやっていましたが・・。

あまりにも食いが良いので次は10本針。

4色に投げてリールサビキで3色半の

カケアガリまでサッと寄せて少し重く

感じられる場所で今度はポンピング気味に

少し竿で引いてはリールで糸を巻き取り・・

の繰り返しでアタリを取り、

空の雲が消えて日差しが戻ると共に

キスの活性もとても高くなり、

ほんの5メートルも引くとどんどん追い食いを

初めて、10メートル程度のさびきで

8回のアタリが出て・・
巻き上げるとキッチリと8連で(^_^)v

8月に6人で1500匹以上釣った時以上の

ボコボコになって来て、

「これでは何してても釣れるので

練習にならんぞ・・」と嬉しい悲鳴。(~o~)
開始1時間で早くも100匹を越え、

「こんなにピンが釣れるなら

明後日は村の祭りだし、親戚がキスの

南蛮漬けを食べたいと言っていたので

沢山釣って帰ろう・・」と思い、

10本針を駆使して、以降ボコボコに

釣り続け・・・。

10連も4〜5回は有り、

2時間で約200匹。これだけ釣ると

キス釣りマシーンのようになってしまい、

天秤のお陰でアタリは楽しめるのですが、

一寸飽き気味に・・。

ほんの15センチ程度の水深の場所に

砂紋バスターを放り込み、引いている時の

姿勢を見て「天秤のオモリの先端部分が

砂に擦れているだけで、

スムーズに砂紋の影響も受けずに

引かれていくなぁ・・」とほぼ設計どうりの

動きと.なっている事を確認。

こんな浅い場所にもピンが居て

掛かってしまったのには笑いましたが、

道糸のテンションを緩めておくと、

波に合わせてユラユラとしていたのが

ピンが引いても「ピョコッ」と砂紋バスターが

引かれる方向に向き、勝手に送り込み動作

もしてくれる様子も目で見て判りました。

って事で2時間で止め、帰宅してすぐに

調理となりました。
今日の釣果デス。良型は1匹も居らず、

夏同様にピンの絨毯の海だった難波江では

12〜14センチの南蛮漬けサイズの

ピンばかりで220匹。

娘が犬小屋から放した

未だ名無しの子犬が早速

近寄って来て、初めて見るキスに興味深深。  

「こいつもケンタロウのように

キスの頭を食って育ったり

して・・」と思って笑いつつ見ていたら・・

1匹のキスの頭を咥えたぁ(@_@)
「お前には未だ早いぞ」と

背中に一筋のモンモン、ちゃう

黒い毛が一列に生えているので、

仮名「チビトラワンコ」に

「頭だけならまだしも、1匹まるごととは

10年早い、返せ〜っ」と言って叱りましたがっ

次の瞬間にチビのくせに

ウーウーとうなりキスを押さえつけ・・
とうとう旨そうに

まるごと食い始めてしまいましたっ。

「若いのに刺身とは生意気じゃ〜」と

笑っている内にとうとう1匹平らげてしまい、

もっと食わせろと言わんばかりに

トレーを覗き込むので、チビトラワンコを

子犬小屋に放り込み、シコシコとキスの料理を

済ませたのでありましたっ。

って事で高浜は今がピンの落ち前でボコボコに釣れてしまい、練習にも何もなりませんでしたが、

砂紋バスターでビンビンアタリが出ても辛抱して引き続ければ連でキッチリと掛かる事だけは確かめて来ました。(~o~)

これより良型ならもっと食い込みが良く、かなりの確率で呑み込んでくれるので、

連がけの練習にはキスが小さい程適していると思いますが、今日は活性が高過ぎましたぁ・・。

同じ場所でやっていたらその内散り気味になるかもと

全く移動もせずに同じラインのみを引いて釣りましたが、全く活性の衰えは無く高活性のままでした。

手返しの練習にはなりましたが渋めのキスを掛けるほうが

飽きもせず、面白かったかもですね・・。

唯一の収穫は5色半程度でこの程度のキスが掛かってもハッキリとブルルルッとアタリが出て掛かったキスの数も確認出来た事。

これはムクオモリの固定式天秤では殆ど無理な世界で、この距離でアタリの数を確認しつつ釣れるのは、

効率UPにもなり、強みになるかもですな。ではっまた・・。