2009年釣行記
7月27日 久しぶりにのんびりと高浜に釣行。超高速さびき仕様の砂紋バスターで中小型ながら入れ食いでした。

7月27日は土日出勤の代休がもらえ、午前中に野暮用を済ませて午後からのんびりと地元の浜でキスの数釣りの練習をしようと

正午から地元の浜に行きました。

梅雨は未だ明ける様子も無く、連日の雨で自宅の近くを流れる北近畿随一大河である由良川は増水して濁っており、

今日は川が無くて濁りが少ない高浜方面に向かいました。


難波江に到着し、白浜側を覗くと平日で

天気予報も悪いので閑古鳥状態。浜の端で

竿が出せそうでしたが、とても浅くなっていて、

浜の中程にはトロ藻の帯も見えたので本日は

敬遠。
車を難波江白浜と難波江の間に有る旧県道の

カーブ付近が無料の駐車スペースとなっており、

この時期は何処の浜でも料金を徴収されるので

有り難く感じつつ車を置き・・・
浜に降りると、波打ち際には砂が幅広く溜まって

いて回転投法でも投げられる広さになって

いました。

原生林が多い青葉山から流れ込む小川は

水量は多いものの、全く濁っておらず、

水質は抜群でこの浜は台風でも来ない限り

穏やかです。

キスは滅法濃く、海底には今日もビッシリと

隙間無くキスが泳いでいるハズ・・・と

楽しみにしつつ久しぶりにマスタライズキスを

継いで準備に取り掛かりました。

最初の投点は難波江白浜との境に有る

岩場の横から遠投して沖の中型を狙おう・・と
トップガン33号かっ飛び天秤を力糸にセット。

これに8本針を接続し、

先ずは回転投法で7色からさびく事にして

遠投してみます。

ここは遠浅で7色投げても3メートル以下しか

水深が有りませんが、フルキャストして

150メートル以上投げると中型が大挙して泳いで

いる事も多く、先ずは遠投から初めて

みましたが・・。

プルプルッとした小型のアタリが連続して

「今日は沖合いに中型は少ないのかなぁ・・

ベタ凪なので仕方が無いかぁ・・」と

思いつつ追い食いをさせていると・・いきなり

「ガッッ・・グイグイっ」と大型魚のアタリが

出ました。「何だぁ・・1投目から・・」と

強い引き込みを竿でためつつ巻き上げると・・
波打ち際からポーンと青魚が姿を見せ、

「こいつかぁ・・」と針を外そうとすると、

口からピンを3匹も吐き出し、

ハリスを切って砂浜に落ちました。
釣れたのは仕掛けに掛かったキスを追って来た

カンパチの子供。

こいつは大きくなると高級魚ですが、

小さくても焼いたりフライにすると美味しいので

キープ。「こんなのが沖で泳ぎ回っていたら

中型キスも嫌がって居ないだろうなぁ・・」の

予測どうり、その後も遠投を繰り返しましたが、

5色以上投げても時折ピンが掛かるのみ。

キスは3色以内の水深が50センチ程度の

場所にビッシリと居て、全部のハリに

掛かる状態。
中、近投ならば・・と取り出したのは

先日作っておいた「高速サビキ仕様」の

砂紋バスター25号。

デルナー天秤25号に18ミリ径の発砲財を

組み合わせた少し太めのものです。

同じ長さで作った場合、

従来の16ミリから18ミリにすると、

海水と接する面積が広くなるので

引いた時の浮力がUPします。

1秒でハンドル1回転

の超高速サビキにすると、

仕掛けを引く速度は毎秒80センチ程度となり

ますが、

この仕様のオモリでその速度で引くと、

海底にオモリの先端が

殆ど接触しなくなって

上手く調整しつつ引いてやると、

海底から少し浮いた状態となり、

オモリの振動が海底に殆ど伝わらない状態で

引けます。よって高速サビキの振動で

キスを驚かす心配が無くなるのでは・・と

思いつつ作ったものです。

最初はどの位の速度で引くと

僅かに浮き上がって海底と接触しないのか

調整しつつ引いてましたので3〜4連程度

でしたが・・・。
丁度1秒でハンドル1回転の速度で

砂紋の山にオモリの先端が殆ど接触しなくなり、

その速度で引いてもここのキスは追いが早くて

3色に仕掛けが入るとキスビッシリエリアに

仕掛けが入ってアタリが出始め、

2色の範囲は

中型がガンガンと素晴らしいアタリで食って来て

5〜7連でBGBG。

オモリが海底から浮いた状態でキスがアタリを

くれると、引き込みがモロに

力糸に伝わって、例え10センチ程度のキスでも

素晴らしいアタリでとても楽しめました。


ピンも多々混じりますが、「こんな小さなキスが

こんなに早く仕掛けを引いても追って来る・・」と

いつもここに来ると感動するのですが、

ここではマッタリ、ジックリと引くよりも

超高速サビキのほうが、

ずっと良く釣れるのです。

んな事を書いたり言ったりしても信じてくれない

人も居ますが、釣れるキスが中型以下ならば、

キスがエサを追う速度と同等のサビキスピードで

引くと、ここのこの時期のキスは一番良く

釣れるのです。以前にはお隣に関東から

来られた投げ釣り師が私や上ちゃんの釣り方を

見て驚いておられた事が有りましたが、

一度騙されたと思ってお試しあれ・・。

今日もユックリと引いても2〜3連なのに

超高速なら7連、8連で楽しめました。
ガンガンゴンゴンを楽しんで2時間で100匹近く

釣ったころ、ワタリガニの良型も

仕掛けに引っ掛かって釣れて来て、

これも美味しいのでキープ。(~o~)
って事で本日の釣果。

中型にピンも多々ですが、

殆どが超高速で釣れたものです。

キスを洗っていると・・・

「今日は旨そうなピンが多々・・(^_^)v」と

チビトラわんがまた寄って来て

10匹程食わせてやり・・・。

一昨日の夜に

トラ猫の赤ちゃんが我が家の前で

箱に入れられて

置き去りにされ、雨に打たれてスブ濡れで

鳴いていたので

娘が飼う事になったちびとらニャンにも

マイクロピンを

与えると、生後2週間程なのにとても欲しがる

ので3匹食わせてやり・・。

残りを家族で料理して食べました。
マイクロピンはウロコを落としてブツ切りした

だけの「セゴシ」にして

酢味噌で食べると

ほのかな甘みが口の中に広がって旨い・・。

中型のキスはから揚げでビアのアテに。

ワタリガニとカンパチの子供は

中華風に高温の油でカリカリに揚げてやると、

カニは甲羅までパリパリと美味しく頂けましたっ。

って事でもう1ヶ月もピンのみが釣れる大会が続いてストレスが溜まっていたので本来は良型を狙いに行きたかったのですが、大雨続きで

狙いの浜は濁っていそうで、敬遠し、本日は超高速さびき仕様の砂紋バスターのテストをしつつ強いアタリで数釣りを楽しめた一日でした。

後1ヶ月余りは海水浴期間で竿出し出来る浜が限られますが、また他の浜でも超高速で楽しめる場所が無いか、

また試してみようと思います。ではっまた・・。