2008年釣行記
6月28〜29日 東西投げ釣り選抜100人の会に投げ北チームから3名が参加させて頂き、大雨の中頑張りましたっの巻。   

6月28〜29日は東西投げ釣り選抜100人の会が浜松市の浜名湖に隣接する大倉戸海岸で開催され、

大阪サーフからは投げ北チームの私と上ちゃん、くにさわさんが

伊達会長の推薦により参戦させて頂ける事になりました。

28日の朝7時に舞鶴をWWGGと出発。舞鶴若狭道を東に走り、小雨模様の中、

北陸道、名神高速、東名高速と東に移動し、道程320キロで

浜松市に入り、浜名湖SAで昼食。名物のソースカツ丼を食べつつ休憩し、午後1時頃に高速から一般道に入り、

先ずは楽しみにしていた篭定釣具店に向かいました。

浜松駅の近くに篭定釣具店

さんが有りました。青色の目立つ建物で、

店頭には各メーカーのキス釣り大会案内

ポスターが掲示されていました。

「こんにちは・・佐織です。お世話になります・・」

とドアを開けると寺田さんが「あっいらっしゃい・・」

と迎え出て下さりました。
店内を見渡すと9割程度が投げ釣り用品で

多くの商品が綺麗に展示されており、

先ず目に付いたのが藤本製作所さんと

共同で開発されたステンレスボックスが

ずらり・・。

10数種類の品ぞろえで数多く在庫されて

いました。
もちろん篭定さんが力を入れておられ、

主力商品である樹脂スプールも

展示されており、

リールと同時購入すると、リールの本体価格が

割安になるセールもされてました。
天秤の開発にも精力的に取り組まれており、

遠州爆釣天秤もトップガンや海草天秤など

各種オモリと組み合わせ、全号数が揃って

ビックリする在庫量で驚きます。

キススペMGやZ45ももちろん何台も在庫

されており、樹脂スプールを装着して展示

されていました。

上ちゃんはZ45が欲しくてかなり悩んで

いましたが、100人の会の参加にはかなり経費

もかかるので、何とか購入を踏み止まって

残念そうな顔をしていました。(~o~)
店内をくまなく見つつお茶を頂いていると

レインボーキャスターズの松尾会長、岡野さん、

大前さんも来られました。

その後も有名キャスターの皆さんが

次々と立ち寄られ、店内は賑やかに。
「明日は雨が降るので

雨水が入らないサイドボックスが要るぞ」と

松尾会長がステンレスボックスと

サイドボックス専用の小物容器を購入されて

いました。(~o~)
その後寺田さんと共に記念撮影。

めいめいに道糸や針などを購入し、

後日詳細をUPしますが、新素材のオモリを

使った天秤を2本つづ

「是非使って見て下さい」と頂戴しました。

最後に予約しておいたチロリを受け取り

ましたが、これも

私達だけに特別に用意して頂いた

容器に海砂と海水を入れて

500円分づづ小分けして

おいてくださりました。蓋を開けると

関西ではなかなか

お目にかからないとても動きが良くて

イシゴカイより細く、真っ赤な

チロリで皆が大喜び。

「今週は細くて鮮度の良いチロリが揃いました

ので・・」とは前日の電話で聞いていましたが、

「細めのチロリをお願いします」と頼んだだけ

なのにその全てが真っ赤で極細。

早く動いて逃げ回り、瞬時に砂に潜って

しまってなかなかつまめないチロリは

北近畿に居る限り先ず手に入る

代物では無く、3人揃って思わず

「これは凄い」と言った程、

ビックリの品質でした。

「頼まれた大阪協会の皆さんにも喜んで

もらえそうじゃっ」と、とても嬉しくて

お礼を言った程で素晴らしいエサが

手に入り、こんなエサが近くで

購入出来る静岡の釣り人が羨ましい・・。
店を出るとかなり空が暗くなり、今にも土砂降り

になりそうなのを案じながらも

海を見に海岸に立ち寄りました。

酷いと聞いていた波と濁りは

案じていたよりもマシな状態で、

「あれなら3色あたりでも釣れそうじゃっ」

と一寸安心しつつ

浜名湖畔沿いの風景を楽しみながら

会場となるホテル

に向かいました。
やがて会場となる「浜名湖ロイヤルホテル」

に到着。浜名湖畔にそびえる立派なホテルで

到着してすぐにチロリをブクブクで

エアーレーションし、保冷して車内に保管し、

受付に向かいました。
受付で参加費18000円を支払い、明日の

大会でのブロック抽選のクジを引き、

ゼッケンを受け取った後は3人で受付の

お手伝いをしました。暫くすると関東組の

サイさんや大福さん、北陸の草野さんも

来られて挨拶を交わします。
受付が一段落したら温泉に行き、長旅の汗を

流してマッタリ・・。

客室で歓談して休憩後午後6時から始まる

開会式、懇親会が行われる

宴会場に向かいました。

今年は参加選手が増えて121人の参加だ

そうで、例年以上に盛り上がりそうです。
開会式と懇親会は18時から

20時までの2時間で、

全日本サーフ、日本サーフ、全投連

静岡県投げ釣り連盟の会長及び各メーカー

代表の方が挨拶された後、全員で乾杯。

いよいよお楽しみの懇親会が始まりました。
乾杯後暫くしてブロック抽選の名簿が配られ

ました。大会は東日本から選出された

東軍の選手と西日本から選出された選手

の西軍に別れ、

各軍10名づつがA〜Eまで5プロックに

分かれて合計20名が1つのブロックに入り

ます。

予選は各軍10名の内3名が決勝大会に

進出となります。

何れのブロックもトップキャスター揃いで、

私が入ったBブロックでは

伊達会長始め岡野さんや松原さん、佐伯さん、

中さん、吉井さん、植田さん・・と

お知り合いの方も多いですが、

何れも大会で上位入賞多大な実力者揃い。

東軍も相澤さんや力石さん、

小町さん、高橋さん、

鬼沢さん、古牧さん・・と超ハイレベルな皆さん

が揃っていますが、予選は西軍の選手のみと

競うルールですし、勉強しつつ大会を楽しむ

のにとても楽しみなメンバーが揃った

ブロックに入れました。案じていた投げ北

メンバーが同一ブロックになる

「つぶしあい」は幸いにも無く、

上ちゃんはDブロック、くにさわさんはEブロック

になりました。
発表されたブロック分けの名簿を見て

皆さん一喜一憂。(~o~)

堀さんや力石さんと歓談しつつ聞くと

お二人共今日は朝から下見をされたそうで、

「藻が多くて渋かった」そうですが、

「明日は藻が少ない場所に入れたらねぇ・・」と

作戦を立てておられるました。
その後はセミで共にコケたサイさんや

大福さんと歓談。お二人とも関東からの

トップキャスターでお酒を酌み交わしつつ

楽しい会話で盛り上がります。
くにさわさん、上ちゃんも関東、関西関係無しに

大会でお会いした皆さんとキス談義しつつ

楽しいひととき。
かつてのシマノファイナルでご一緒だった

皆さんも来られており、

相澤さん、佐藤さん、山中さんと共に

歓談。(~o~)皆さん

トーナメントでは毎回のように素晴らしい成績

で戦っておられ、

最近の状況や各地で行われた大会

の様子などで話が盛り上がりました。

宴会が終了後は2次会で5年前に行った

ショーパブに大阪、兵庫の会長さんたちが

行かれたので付いて行き、楽しく呑んで

夜12時に就寝したら朝三時の起床時間まで

爆睡。死んだように眠っていたら叩き起こされ、

フラフラと眠眠打破を呑み干してドーピングし、

4時に大会会場となる浜に向かいました。
翌朝は天気予報どうりに雨となり、

暗ら〜い雰囲気。

それでも各選手は合羽を着込んで

準備おこたりなくタックルを整えて

大会の開始を待ちます。

一方私は未だ寝ぼけており、

合羽を着たつもりが合羽はスボンだけで

上着はウインドブレーカー。(;O;)

この今にも大雨になりそうなのに阿呆ですわ・・。

しかしもう開会式が始まっており、引き返す時間

も無くて「未だ小雨で時折降り止むしね・・・」と

そんなに気にしていませんでしたが、

ブロックに分かれて移動の

最中に強く降り始めました。
大会は5時にスタート。

東軍、西軍交互に1名づつクジ順に

に並び、間隔は10メートルルール。

間隔が狭まってしまう「流し釣り」は禁止で

ほぼ等間隔で競技開始。

私は相澤さんや吉井さんの近くに入り、

周囲の様子を見つつ先ずは狙いの4色から

手前を探ってみます。大会ではこの1投目に

得られる情報が重要ですので、

慎重にさびき、キスの居場所だけでなく、底の

様子を確認しつつ探りを入れます。

もちろん周囲の選手の様子、特に何処に

投げてどんな引き方をして

どのような釣果が上がったのか

を横目でにらみつつ、あらゆる情報を頭に

叩き込んでゆくのですが、何せ5年ぶりの釣り場

ですし、5色半に投げて慎重にジックリと

「5色は浅い、おっと4色半からカケ下がり、

4色から3色半は深いけど砂紋が深い・・」

などと海底の様子を頭に入れつつ2色半。

そこで特製天秤がようやくキスのシグナル

を伝えてくれ、引き込みの大きさからかなりの

良型。

かなり暴れるので逃がしてはならぬと

追い食いを誘わずに

巻き上げると良型が釣れ、先ずはボウズから

逃れてほっと一息。

しかし周囲でも相澤さんや

吉井さんが単発ながら堅調な釣りで素針無く

確実に釣られており、私同様に3色でアタリを

捉えては釣られています。焦らずワテも・・と

チロリを刺してゆきますが、雨で石粉がすぐに

ベットリで役に立たず、いつもの倍位も

エサ付けに時間がかかり、焦る・・。

そんな中、篭定釣具店の寺田さんが

応援に来て下さり、「佐織さん、合羽を着ずに

頑張っていますね・・あ〜っパンツまでグッショリ

ですか・・風邪ひかないようにね・・」と

言われつつさびいていたら・・
また大きな

アタリが出て

18センチ程度の良型が出て

撮影をしてももらいました。

「重量勝負だと周囲ではダントツなのに、

今日は数勝負で皮肉ですな・・」と

言われて苦笑。(~o~)

その後すぐに続けてまた大きい

キスがドッカンと

飛び付き、センシィティブ特製天秤が

激信を伝えてくれた上に確実に針がかり

させてくれて

巻き上げると23センチ。ますます重量勝負

で無いのが惜しいですが、

立ち寄る皆さんにスブ濡れなのを笑われつつ、

寒くても応援されると苦笑いしながら

お相手をし、楽しく大会は進んでゆきました。
足元はフラットで砂が締まっていて

投げ易い浜で、今日は

夜中に流れ藻が殆ど打ち上がっていて

藻に悩まされ無いのは良いのですが、

雨脚が次第に強くなり、

開始1時間で全身スブ濡れ。

合羽を着ている選手が羨ましくてなりません。

一人合羽無しで頑張りましたが、次第に体は

冷え込み、手先がブルブルと震えて

キスのアタリか自分が震えているのか全く

判らなくなり、アタリが取れません。

それでも未だ予選の時は時折は降り止み、

何とか相澤さんと話しつつぽつり、またぽつり・・

と3色で20センチ程度の良型を拾い、

何とか先行されていた吉井さんの5匹に

追い付き2時間経過。

その頃より3色の良型はまばらになり、

素針も多くなったので、

終了1時間前からは遠投に切り替えて

6色で15センチ程度

のキスがアタリをくれるのを見付けて

相澤さんと共に遠投1本で追撃を開始。

ようやく吉井さんに

追い付き、追い越して6匹を確保。

隣の相澤さんも7匹で「何とかなるかな・・」と

話していたら力石さんが終了時間近くになって

移動して来られ、聞くと8匹だそうで、

相澤さんは焦られていましたが、

暫く一緒に釣っていたら

予選終了時間となりました。
1回戦のBブロックの西軍トップは松原さんで

8匹。2位が7匹で私が何とか6匹で3位に

食い込み、決勝進出となりました。

伊達さんと吉井さんは5匹で惜しかった

ですが、審査中も叩き付けるような豪雨で

皆さん予選落ちしたのに笑顔となる

不思議な大会になってしまいました。

上ちゃんは3匹、くにさわさんは4匹で

惜しくも敗退でしたが、2人とも「もうあかん、

雨が強くて釣りになりません。」とほっとした

顔をして車内待機。

決勝戦は2時間の予定でしたが、急遽変更

されて豪雨で1時間に

短縮されていたのですが、雨音で

大会委員長の説明が全く聞こえず、

何も知らないままに決勝戦開始。

左隣は超遠投の草野さん、

右隣も遠投でガンガン攻める

松尾会長に挟まれ

私はこのお2人に遠投勝負では全く勝てない

ので6色手前に落としてユックリとさびきます。

2回戦は画像が無くてすみません。デジカメ

が濡れるので撮影が全く出来ないばかりか、

ほんの5秒も小出しエサ箱を開けていたら

中は水びたしでチロリやイシゴカイが

石粉でドロドロの雨水の中でうごめき、

それをつまんでもツルリンコッと滑って

どうにもなりません。

仕方なく砂浜の上にエサを落として砂と共に

つまんで何とか震える手でエサを刺し、

とても8本針なんぞを使っていたらエサ付けに

時間が掛かりすぎるので

針数も4本と少なくして投げ返します。

潮は右に強く流れて「流し釣り禁止」

ですが、勝手にドンドンと右に流れて

右隣の松尾さんとオマツリしないように注意

しつつ道糸が斜めになったら

すぐに巻き上げねばならない辛い釣り。

3投目に3色で藻に掛かったので

巻き上げると・・何と藻の塊の中からビンが

姿を見せて「よっしゃ〜っボウズを逃れた・・」

と思ったのもつかの間。隣では草野さんが

この向かい風の中で9色もの大遠投で

1匹つづですが引っ張って来られています。

見ていると体をのけぞらしてキススペ

AXを一気にへし曲げ、投げた瞬間に

スプールから水飛沫が竿の先端まで

「ブワッ」と立ち上がる、正に大迫力のド遠投。

35号のオモリが6色先で立つ白波よりも

はるかに沖に落ちる様子は圧巻でした。

そのまたお隣の選手も遠投でダブル。

何とか追いすがりたいですが、この寒さと

豪雨では気力も限界に近く、呆然とさびいて

いたらウッカリして道糸がドンドンと右に

流されて松尾さんとオマツリ。m(__)m

「すみません・・」と仕掛けを2人で解きつつ

聞くと「未だボウズじゃ〜っ1時間で終わるし

ヤバイわ・・」と言われており、

ここで初めて1時間勝負なのを

知り、「いやぁ・・聞き逃してたので・・」と

馬鹿なワテが雨に打たれてもうヤケクソ。

傘をさして応援に来て下さったエボ鯛さんに

「残り5分ですよ、頑張って」と応援して

もらいましたが、何とか気力をふりしぼって

オマツリした仕掛けを交換し、

投げ返した遠投は

痛恨のバックラッシュ。それでも5色付近に

落ちたのでそのまま引きましたが、素針。

絡んだ力糸は何とか解けましたが残り1分。

もうエサを刺す時間も無く、終了のホイッスルが

鳴り響いて決勝戦終了となりました。

すぐに1匹のみのキスを提出して審査を

終えましたが、更に阿呆だったのは

着替えを持って来るのを忘れたのじゃ〜っ

って事でスボンとパンツを買いに行き、

風呂に飛び込んで暖を取り、着替えて

ようやく元気を取り戻して表彰、

昼食会場に向かいました。

表彰会場でも「佐織さん、あの雨の中で合羽

無しとはご立派デス」と皆さんに笑われつつ、

配られた成績表を見ると3匹釣った選手が

4人。2匹釣った選手も4人で1匹釣った選手

が私を含んで10人。結果私は

18位タイでしたが、

残り12人の皆さんはボウズとなったまさに

大変な決勝戦でした。

同匹数が多いので順位はジャンケンとクジで

決まり、私は1匹釣果の選手で最低の18番クジ

を引いてしまって18位でした。(;O;)
決勝戦成績表デス。

あの状況下で1時間で3匹とは凄いなぁ・・・

私はたまたま釣れた1匹で何とかボウズを

逃れたのみでしたぁ・・。(;O;)
優勝は石田さん、準優勝楠戸さん、

3位成田さんおめでとうございました。

上位入賞者にはダイワのコンペやZ45、

シマノのスピンパワーやキススペMgなど

豪華な賞品も獲得されました。

表彰は決勝進出の30名全員にも与えられ・・
私は超高級?パナソニックの

7000円のヘッドランプとがまかつ

F1キス5号BOXを5箱で計

5,000円分の針を頂きました。

後で行われた抽選会では高級メロンも

当たって苦労が報われました。(^_^)v
松尾さんは23位でロッドケースと抽選会では

私と共に高級メロンもゲットしてご満悦。(~o~)
上ちゃんは抽選会で0.8号のPEを

ゲットして嬉しそう。(~o~)

残念ながらくにさわさんには

アタリもカスリもせず。(T_T)/~~~

って事で今回の100人の会では豪雨で大変な大会でしたが、私のみとなりましたが投げ北チームから決勝に進出出来て

賞品も頂き、楽しかったイベントが終わりました。

キス釣り大会はウッカリの連続で本当に大変でしたが、皆さんに応援して頂き、最後まで諦めずに投げ続けられました。m(__)m

また、何よりも今までお知り合いになれた皆さんとの再会、そして歓談がとても嬉しかった大会でもありました。

今回も仲良くお付き合い頂いた皆様、素晴らしいエサを準備して頂いた篭定釣具店の寺田さん、そしてこのような素晴らしい大会を

お世話して頂いた皆様、本当にありがとうございました。ではっまた・・。