2008年釣行記
6月9日 平日こいて鳥取の浜村海岸へうみかぜさんと共に釣行し、連で良く釣れ、楽しめましたっの巻。   

6月8日は日曜出勤で「皆がトーナメントに行って頑張っているのに・・」と

思いつつ会社に缶詰にされて悶々と仕事をしていたのですが、翌9日が代休なので、「明日は何処に行こうかな・・」と

仕事の合間に天気予報を見たらあいにく9日は寒気団が北近畿に入って来るらしく、

せっかく平日こいてユックリと釣りを楽しめる算段だったのに落雷や突風などと良からぬ予報(T_T)/~~~。

しかし、鳥取方面の予報を見ると、降水確率は30パーセント。午後からは雨の予報でしたが、波は50センチ以下で

午前中なら何とか釣りが出来そうです。そこで早速鳥取のうみかぜさんに最近の鳥取方面の状況を聞きたくて電話をしました。

すると・・丁度浜村海岸で竿を出されており、「12センチ程度の小型が多いですが、バコバコ状態です。

さっきも知り合いの方が2キロ程度釣ったと教えてくれましたし、場所ムラも有りますが、良い場所を見付けると18センチクラスが入れ食いの

ようですし、かなり楽しめますよ・・」と教えてくれました。それを聞いた瞬間、「明日は浜村に行ってセミの下見がてら釣るわ・・」と返事します。

すると、明日はうみかぜさんも休みらしく、同行してくれる事になり、9日の朝6時に鳥取市で待ち合わせをする事になりました。

翌9日は3時に起き出し、国道9号線を西へ・・6時前に鳥取市に入ると前方にうみかぜさんの車が走っているのが見え、

すぐに追いついて片側2車線道路を併走しつつエサを仕入れに「かめや」さんに到着。

あいにくチロリは売り切れでしたが、新鮮なイシゴカイを500円分購入します。その後は私の車にうみかぜさんの荷物を積み込み、

最近の浜村海岸の様子や国道から見える浜の名前や釣れ具合なんかを教えてもらいつつ、浜村海岸には6時半頃に到着。

国道から海を見ると、まるで鏡のようなベタ凪。

もう少し波がある方がキスの活性も高くて

深みや浅瀬が判り易いのですが、

一面まっ平らで何処に入るか迷ってしまい

ます。「先ずはガソリンスタンドの下の

あたりから探りますか・・」とうみかぜさんに

言われ、セミの大会本部となるあたりに

降りる事にしました。
浜は一部を除いてあまり凸凹が無い

ほぼ一直線の海岸で、いくら投げても

浅そうで、とても遠浅です。恐らく6色以上

投げても背が立ちそうな水深で、

「こんなベタ凪ならオモリの音でキスがすぐに

散るかもね・・あっちこっち移動して釣ろう・・」

とキススペを継ぎます。
1投目。うみかぜさんに言われるままに、

前日良くアタリが出た3色にオモリを落とし、

少し引くと小型キスのアタリが連続。

そのまま2色まで引くと8本針に5連で

見事に型が揃った12センチクラスが

釣れて来ました。

かなり早めに引いても追いが良く、

1投目からかなり良い感じ。

隣ではうみかぜさんも好調に連でスタート。

しかし「昨日よりも食いが悪いですね・・」

との事。昨日はもう少し波も有ったそうですが、

やはりベタ凪はここでも

少し活性が落ちるようです。

同じ場所から左右に投げて同様に

釣れましたが、数投するとキスが薄くなり、

波の音でオモリの着水音が

かき消されない分、キスが早く散るようです。

本日のタックル。2人共キススペに

リールはキススペシャルMg。道糸PE0.6号。

オモリは私は自作トップガン改造の高感度

ぶっ飛びセンシティブ仕様。

うみかぜさんはタングステンデルナー。

針はキススペやキツネなどいろいろと

試しました。

針数は殆ど8本で通し、エサはイシゴカイ。

クーラーは今回もダイワのプロバイザー

9リットル鮎用クーラー怪造品。(~o~)

浜村海岸は波打ち際が平坦でゴミも少なく、

とても投げ易い浜です。夏以降晩秋までは

キスがとても濃く、20センチオーバーが

バッコバコの日も多い釣り場ですが、今は

未だ釣れ始めたばかりで最近は小型主体だ

そうです。しかし数は周辺と比較しても

数釣れているそうで、殆ど素針はなく、

楽しめました。
フグは殆ど居ませんが、

キス釣りの邪魔をするのが

←。良型のマゴチやヒラメがかなり濃く、

良型を掛けて追い食いをさせようと

引いているとかなり頻繁に「ドッカン」と

アタリが出て、キスを横取りしたり、

歯型を付けてくれたりと邪魔をされる事数回。

うみかぜさんは遠投大好きで

7色に落としては引いて釣られていましたが、

沖に多い良型が今日は少ないそうで、

相変わらずのピンに苦笑いしつつ4連。

リールのスプールはADTさんの

キススペシャルMg用

スペシャルカラーで特別注文の

「クリアー」アルマイト仕様。

リールの本体色と殆ど同じ色調で、

「純正の黒スプールより余程マッチしている」

とお気に入り。

ADTさんではより飛距離が出る

テーパー角度4.8度の上級者専用

ブッ飛びスプール


作成が決定したそうで、2人で楽しみにしつつ、

WWGGと釣りました。
カケアガリや溝を見付けて仕掛けを引くと

時折18センチクラスの良く太ったキスが

混じります。

ここのキスも丹後半島のキス同様に

色がとても綺麗で、

アタリも強く、楽しめました。

このクラスがアタックして来ると、

高感度天秤がキスの引きをそのまま伝えて

くれ、1匹、また1匹と針に掛かるのが

見通せます。1匹掛けた後に

スピードを落としたら良いのか、

逆に早めに引いたほうが

良く次のキスが追って

来るのか、判断が早く出来ます。

なのに掛かりも固定式と何ら劣らず、

自作天秤を使うようになってからは

キス釣りの面白さが倍増しました。

10時頃も相変わらずベタ凪で

キスも小型が殆どですが、移動して

プレッシャーをかけていない場所で投げると

何処でも5連〜7連で釣れます。

ほんの50センチ程度の水深の場所にも

キスが濃い釣り場でしたが、

そんな底が見えるような場所ではアタリが

出ても針がかりしない事が多く、

「天秤のせいかな・・」と一瞬自作天秤の性能

面で不安になりましたが、うみかぜさんに聞くと

「浅い場所ではエサだけ取られてキスがバレ

ますね・・」と私よりもキスを多くバラしておられ、

首をかしげておられたので一安心。

それからは浅い場所で何とか全部の針に

キスを掛けようと練習し、

針の種類や引く早さなども試行錯誤。

お昼前、2人で変化が大きい場所を見つけ、

カケアガリを引くと良型混じりでバコバコ。(~o~)

「前日2キロ程度釣られたのはここかな?。」

などと言いつつ中型の数を伸ばします。

ここでは4〜5色でアタリが出て、

3色まで引いて6連。

変化が有る場所をいかに早く見付けるかが

浜村海岸でのキス釣りのカギのようですが、

夏以降は何処に投げてもバッコバコの

釣り場だそうで、昨年のG杯全国大会でも

入れ食いが続いた素晴らしい釣り場です。
12時。ポツポツと降り出したのを期に納竿。

クーラーを開けると2リットルのペットボトル

容器に7分目。1キロ余り釣れていました。

左側が私で

右側の容器はうみかぜさんから頂いた釣果。

半日の釣りではまずまずの釣れ具合でしたが、

うみかぜさんに聞くと

昨日に比べると半分程度の釣れ具合

だったそうです。

原因は浜中央に流れ込む川の河口が右へ

蛇行しており、それを真っ直ぐに流れ込むよう

にと大型ブルドーザーが河口の砂を削りつつ

浜を何回も行き来したのが原因?。

立ってさびいていても足元に振動が伝わって

来る程で、大会本部近くの河口周辺では

殆ど釣れず、爆音と振動で

キスが散ったようです。

って事で半日でしたが、試行錯誤しつつながら楽しめました。

帰宅後はうみかぜさんに頂いた釣果と合わせて100匹程度のキスを捌き、料理しました。

本日のメニューは「キスの南蛮漬けサラダ」(~o~)

カラッと揚げたキスを酢と酒、砂糖、醤油を混ぜて作った甘酢風ドレッシィングにあつあつのまま放り込み、

ジュワッと音を立てて味がコロモに絡んだところに

親父さんやおふくろさんが畑から採って来たタマネギやキュウリ、レタスを上から散らして

七味トウガラシとゴマ油をふりかけ、トマトを添えて頂きました。

↓が一人分で6皿出来ましたが、3世代6人家族全員がペロリンコッと平らげてくれました。



程よく酸味が利いてキスがサクッ、野菜がシャキッと違った食感でビールとの相性も抜群で旨い・・・。

これからの梅雨時や夏バテする時期にも食欲が沸いて美味しいお勧め料理法デス。

ではっまたっ。