2008年釣行記
2月3日 フイッシィングショー大阪に行き、シマノ、ダイワのキス専用高級新リール、

シマノのキス専用クーラーなどをWWGGと見て回りましたっの巻。 


2月3日は投げ北チームも大阪フイッシィングショーに行く事になり、朝8時に出発。

上ちゃん、くにさわさん、あつしさんと4人でWWGGとキス談義、道具談義をしつつ降雪で冬用タイヤ規制の舞鶴若狭道をひた走ります。

皆の注目はやはり2大メーカーから発売されるキス用高級リールの比較とシマノの新キス専用クーラー。

目指すインテックス大阪には10時過ぎに到着。早速同行を約束していたくまさん、ごり3さんたちに電話し、館内で合流する事を連絡し、

入場券を購入。

尚、一応お断りしておきますが、私達チームは特に何処のメーカーが良いとか特定の企業のファンでは無く、新製品がどのような物か判らず、

素直に思った事を聞き、質問したり、感想を書かせて頂きますのでご覧の皆様で御気に障られる方がおられるかも知れませんが、

悪しからず。

って事で先ずは横山さん、日置さん、草野さんがプレゼンターをしておられるシマノのブースに向かいました。

早速横山さんたちに挨拶し、

新キス用リールの

KISU SPECIAL Mgを

手にとって触りまくる4人。(~o~)           

「キススペシャルの名前なのに

何でこの色なの」

とか質問していきなり

日置さんを困らせます(~o~)

しかし、手に取ると390グラムと軽いのに、

各部の作りはしっかりしており、

特にボディーの剛性感、高級感が感じられ、

軽量化による非弱な感じは皆無。

ハンドルを回すとシットリと 

した回転感で、シルキー。

Mg比5グラムだけの軽量化ですが、

バランスの良さ、コンパクトさ、そしてベール

付きなので重量差以上に軽く感じました。
早速草野さんにいろいろとお聞きしながら

ジックリと手にとって細部まで見させて

もらいました。

高回転で極ユックリと

回しても僅かに感じる気持ち良い抵抗感が

高級なギアを使っている

印象を与えてくれますし、

一言で表すと氷の上を滑っているような

滑らかさ。早速ロッドに装着してもらい、

空回しすると・・高回転では若干のブレは

感じますが、その軽さとノイズの少ないギアは

シマノ自慢のステラと同様の素晴らしい

回し心地。

軽いのが最大の特徴ですが、

全体の作り自体は従来品の昨年発売された

スピードキャストと良く似ています。

奇をてらったところが少なく、インパクトには

欠けますが、スピードキャストに比べて

150グラムも軽量化したのに

ある程度の負荷にも強そうな印象を受け、

何も判らずすでに予約してしまっている

私は一安心。(~o~)
そこへごり3さんたち北陸の皆さんも来られ、

久しぶりにお会いする皆さんと挨拶。

「佐織さん、これ良いわ、この軽さなのに

このカチッと決まるベールの

感じとかストッパーの

しっかり感は好感が持てるね・・」と

ごり3さんも感心されておりました。

ちなみにベアリング数は9プラス

1AR-Bローラー。

ハンドル一回転で76センチの巻き上げ量。

ギア比は3.2。左利きの方の為に

ローターが反時計回りする

リバース仕様もラインナップ。


軽さの秘密は中空ハンドルやボデイー、

ローターをマグネシウム

合金化して実現されたとの事。

上ちゃんも、「何じゃ〜この軽さは・・」と

390グラムのリールに感心してました。
これが新採用のスプール。

ストロークは35ミリでノンテーパー。

色は黒。換えスプールは同様の夢屋タイプが

1個付属し、極細仕様は

1号と1.5号用のスプールが付きます。

重量は約50グラム前後との事。

Mgで採用されていた並行巻では無く、

飛距離とトラブルレスを狙った等速スロー

オシュレートとか。

もう何処もこれ以上削れない

程の極薄加工だそうです。

尚、オプションで夢屋から

マルチテーパータイプのスプールも発売。

16,000円だそうです。

ハンドルも60ミリのSSハンドルと

80ミリのロングハンドルも準備されていますし、

ハンドルノブのみの交換も出来るよう、

EVAタイプとアルミタイプのハンドルノブも

用意されていました。

Mgとの比較をすると、スプール径は

約2ミリ程度大きく、逆にストローク長は

3ミリ程度短めでした。こうして比較すると

ボディーの小ささ、ローターのコンパクトさが

一目瞭然デス。加えてリールの足の部分も

小さくて短く、ギュッと凝縮して作られた感じ。

このリールに対する大口径、テーパー付き

アフタースプールもまた

各社から発売となると思いますが、

楽しみな事です。

ちなみにこのリールの発売は2月で

受注開始してます。

左利きの方の為のリバースタイプは

4月発売です。
次に見せてもらったのはもちろん新クーラーの

FIXCEL KISU SUPECIAL。

日置さんが、「佐織さん、このクーラーを

出すのに何回も検討して苦労しましたよ・・」と

細かく説明をして下さりました。

先ず感じたのはその軽さ。

重く感じたスペーザーサーフとは異次元の軽さ

に先ず驚きました。重量は超高断熱タイプの

リミテッドで2.95キログラム。

装備品は同等で

高断熱タイプのCOMPE EDISIONで

2.7キログラムでとても軽く感じました。

中を開けるといろんな工夫が満載。

キスを入れる容器は「これに1キロの

キスが入ります。」(~o~)

中トレイにはかなり大きなエサ箱が収納

出来そうですし、
フタはワンタッチ脱着で本当にワンプッシュで

簡単に外して洗えます。
サイドボックスはかなり大きくなっています。  

しっかりとしたパッキンで完全防水。

これもパッキン部分を除いて

肉薄でとても軽く、

内部はトレイが入っていて2段式。

スプールケースが2個スッポリと収まります。
内部トレイを取り出すとこんな感じで

収納力は抜群。

日置さんたちがこだわられた

苦労を感じられる作りでした。
くにさわさんが持つとこんな感じで

軽快感に感激してました。

放っておくとこのままスタスタと帰って

しまいそうな・・・(~o~)
細部を見ると、しっかりとしたパッキンが装着

された魚投入口。ここからキスを入れると

下のキス容器にキスが収まる作り。

蓋の部分は完全防水で

聞くとフタが収まる部分

に傾斜がつけてあり、

雨天時も雨水が流れて

前方に排水されるように工夫されたそうです。

出来ればフタが勝手に閉まらないように

バネを内臓して欲しかったですが、

「軽量化にこだわり付けませんでした。」

との事。

フタのロック機構部分の凹み部分も

排水を考慮して作られており、

水が溜まらないように

隙間を開けて、「ここも傾斜をつけて排水を

考慮して作りました」と説明をしてもらいました。 
天秤ホルダーは3本用でしっかりとした作りの

抜け落ち防止ストッパー付きで

ネジ留め固定式
サイドボツクスのクーラー側の側面。

下部は引っ掛け金具。上部は2本の

ネジ留め式でガタ付きも無く

ガッチリと固定される作り。
クーラー内部のサイドボックス固定ナット。

つまみが付いて工具不要で回せます。
ロッドスタンドも新設計。従来品は1点支持で

ガタ付いたので、上下2点で固定し、

シッカリと取り付いていました。
小出しエサ箱も新設計。よりエサを取り出し

易いように内部は一体成型の3部屋式。

フタの上部にも雨天時に

水が溜まらないように

排水溝が付いていました。

取り付けは従来の専用ホルダーをねじ留め

するやり方の他に、吸盤式のホルダーを標準

装備してクーラーにネジ穴を開けずに

何処にでも簡単に装着出来ます。
気になる価格は真空超高断熱タイプの

リミテッドで31,000円。

高断熱タイプのコンペエディション

で23,500円。シンカーホルダー、

ロッドスタンド、小出しエサ箱などの装備を

省いたベーシックタイプで17,500円。

皆の感想では

「中級のコンペエディションで装備も

十分で欲しいぞ・・即買いじゃ〜っ」との事で

多分4人揃って一括注文、お買い上げと

なりそうです・・(~o~)

私の感想としては

「ここまで至れり尽くせりなの

はいじる場所が少なくて面白みに欠けるけど、

この軽さ、装備の豊富さは魅力十分じゃ〜」

と思った今回のショー最大の見ものでした。
竿では新製品のスピンパワーSシリーズ。

3.65メートルの短い竿ですが、

振らせてもらうと印象とはかなり違って

細くて硬い・・

特に2番の硬さはかなりのもので、

細さもキススペのCXとこの竿のCXとを比較

しましたが、約1ミリ程度細かったです。

塗装は黄色で細かいラメ入り塗装で

綺麗な竿でした。
次に行ったのはがまかつ。

くにさわさんが欲しがっている竿の

説明を熱心に受けていました。

インストラクターの矢野さんの説明では

「今度出した29号、これはキスの乗りが

素晴らしいです、お勧めですよ」との事。
G杯の日程表も張り出してありました。
女性?らしくがまかつのバック゛を手に取って

「あんたっこれ今度の誕生日に買ってぇ・・」

と旦那さんにおねだり中のトキねぇさん。

「どうでも良いけど、その怪体な毛糸の帽子は

皆を笑わせる為にかぶっているので

せうか。」(~o~)とは怖くて

聞けませんでした。

次に行ったのはダイワブース。

松尾さんがニコヤカに出迎えてくださりました。

「今度のリールは凄いぞ・・無茶苦茶軽いっ、

こんなん使うたら他の使えんど」と

いつもの調子で笑わせてくれます。
「何っ何じゃぁこの軽さは・・」と

新リールのZ45を手にとって驚く

くにさわさん。

各部の肉がそぎ落とされたボディーの薄さ、

回転感の向上に感激してました。

「さすがREAL FOUR搭載じゃ〜っ」

ボールベアリングの数は12で

現行投げ専用リールで最多数を誇ります。
各部を大胆にそぎ落とされた

ボディーで重量は

360グラムと超軽量。価格は未定ながら

9万円台とか。

換えスプールは付属しませんが、

従来どうり45シリーズ共通のスプールが使え、

資産を無駄にせず活用出来るのが

45シリーズのよいところで好感がもてます。

それにしてもこのハンドルの造形と言い、

極限までやった感じ。各部の

あまりの細さ、薄さに「大丈夫かいなっ」と

一抹の不安を覚える程。
そんな感想を素直に松尾さんにぶつけると・・

「確かにキス専用で無理は出来んかもな」

との事。

「キス釣りをしていて流れ藻が掛かったら

大変かもよ・・」と皆で聞くと、

「これから使われて耐久性能が試されるとは

思いますが、タフドライブギアやセラミックの

3倍の耐力をもつジルコニアラインローラー

などの採用で大丈夫です。」とメーカーの方は

力説されてました。実際回してみると・・

ブレは少なく、バランスが優れて

いましたが、巻き上げ感は高回転域まで

どこまでもスベスベ感が有って軽いのですが、

何か高級感がやや薄く感じ、

回転感の滑らかさ、

特に低回転域では僅かなざら付き感が有り、

未だ出来たてで、ギアの「アタリ」がついて

いない感じがしました。市販品ではどうなのか

判りませんがこの固体のみなのかも

知れませんし、この軽さの極薄ボディーでは

ノイズがボディーで押さえ切れず、

有る程度漏れるのも仕方が無いのかも。

発売は5月の予定でこれも欲しいなぁ・・。

竿は振り出しの赤竿が刷新されました。

特に注目してしまったのはグリップ。

磯竿のように一体成型された

リールシートには

目を見張りました。

「最近の竿は振り出しで

あっても細くなっており、

キャスティング時に滑る事もありましたが、

これはとても握り易いです。」との事
「次は並継に採用するのでは?」と聞くと、

「もう読まれてるぅ・・」とメーカーの方が

苦笑されてました・・(~o~)

「でも並継の場合はオーダーを受けて

取り付け位置の指定をしてもらわないと

いけませんね・・」と具体的な話もされており、

来年あたりは・・・と期待してしまいました。
んな事をしていたら松尾さんのトークショーも

始まり、質問コーナーで質問すると

景品がもらえるそうで、くにさわさんが

「Z45シリーズのスプールは全部共用

出来ますか?」ともう判り切ったしょ〜も無い

事をすました顔で聞きました。

すると松尾さんがニッコリと笑って

「使えます」と答えられ、もらったのは何と

PEの道糸。(~o~)

「恥知らず」「ねぼけた質問をしてからに」

と皆に笑われつつも豪華な景品をゲットして

嬉しそうなくにさわさんでした。
ダイワブースで最後に松尾さんに紹介して

もらったのは・・なんとコストが100万円も

かかったとか言われる漆塗の赤竿。

聞くと「2008年度スーパーバトルカップの

優勝者用の賞品だぞ」との事。
その名も

「赤竜天昇」だそうで、これから3年は

この竿が全国決勝大会の優勝者に

贈られるそうですが、

「欲しいけど仮にもらっても

100万円なので釣りにはよう

使わんわなぁ・・」

と松尾さんも笑っておられました。

その後は皆さんと「今年もまた大会で・・」と

WWGGと談義し、皆でレストランに行って

食事をし、抽選会場で景品をもらい、

帰路につきました。
←を見るたびに皆で

笑いころげてしまいましたが・・

いろいろと収穫も有り、皆さんとも再会出来て

楽しい会話も弾み、

楽しいフイッシィングショーでしたっ。

って事で今年は私のリールの他に皆のクーラーが一新されそうな・・。(~o~)

またみんながクーラーをどのようにいじって個性を出すのかが楽しみな事です。ではっまた・・。