2008年釣行記
1月14日 「午後から天候が回復するので釣りが出来る」と上ちゃんが言うので付いて行ったら吹雪になり、まるで雪だるまじゃっの巻。
1月14日はお正月休み以来の連休となりましたが、北近畿には寒気団が居座って朝から雪が舞う天候となりました。
アイナメ釣りの原稿の締め切りも間近で、アイナメ釣りに行きたかったのに断念し、「今日は仕掛けでも作るか・・」と朝から針を結んでいたら
上ちゃんから入電。 「ワシの住んでいる福知山は快晴じゃっ、天気予報では午後から雪も降り止むと言っているし、今から行くでっ」と
釣りに行こうと誘いの連絡。「しかし丹後半島は福知山とは違って冬は天気予報が全くアテにはならんし、レーダー画像をネットで見たら
丹後半島には次々と雲が接近しているみたいだし、今日は寒いぞ・・」と渋りましたが、「ワシは一昨日から3連休で、もう2日もパチンコを
続けたので、海に行きたいのじゃっ」とパチンコで勝ったか負けたかは知らないけれど、気分転換をしたい様子で、
「そしたら丹後半島まで行って降って無かったらエサを購入して釣り場に行くか・・でも今日は外海は時化ているし、
伊根の車横付けポイントでアイナメ釣りなら行くわ・・」と言い、アラレが降りしきる中、取り敢えず宮津方面に車を走らせました。
「フイッシィングナカジマ」に行くと上ちゃんも同時に到着。マムシとアオイソメを仕入れ、宮津湾沿いを走って行くと、時化の波で濁っており、
以前にアイナメの30センチクラスが入れ食いになった江尻の石波止で暫く竿を出してみましたが、
濁りでアイナメがエサを見つけられ無いのかアタリもカスリもせず、即転進。伊根に向けて移動となりました。
氷雨がパラパラと降る中、伊根の湾口に有る 赤灯台で竿を出す事にしました。ここは以前には アイナメの50センチ級で賑わった場所ですが、 最近はアイナメの情報は無く、私達も久しぶりに ここでの竿出しとなりました。 伊根湾は時化知らずで水も澄んで良い感じ。 凍える手でマムシを針に刺し、投げ込むと、 以前は根がかりがとても激しい場所だったのに、 少し投げると砂地も有り・・・2本目の竿を準備 していたら早くも鋭いアタリが出ましたっ。 クイッとアワセるとアタリの大きさの割りに 巻き上げが軽い・・・・。(^_^;) |
|
1投目に釣れたのは何と越冬キス・・(~o~) カレイ針14号に刺したマムシを元気に 食べに来たキスは20センチ程度でした・・。 どうやら遠投して砂地に入るとキスがウロウロ しているみたいで、「今日はアイナメ狙いで 岩場に投げ込むのじゃ〜っ」と それからは手前の岩がゴツゴツしている カケアガリに投入してゆきます。 |
|
近くに投げるとエサ取りがワンサカ居て・・ 上ちゃんも珍しく頻繁に投げ返します。 やがて上ちゃんの竿が大きく曲がり、 「何が来たの・・」と聞くと、ゴミみたい・・ 滅茶苦茶重いだけで、引かんわ・・」と 釣り上げたのは何と・・ドデカイ「ナマコ」(~o~) 伊根の漁師さんはナマコは取らないので、 湾内にはナマコが沢山居て、投げ釣りを していると大概ナマコが針に引っ掛かって来ます が、今日のは特大で笑っていると・・。 |
|
何と私にまた鋭いアタリが出て、竿をあおったら スッポ抜け。(T_T)/~~~ ガックリとしつつ竿をまたあおって回収しようと すると・・・グイッ・・ガシッと何かが私の仕掛けに 掛かったみたい・・・これも重いだけで 「ゴミかな・・」と巻き上げると・・何と私の仕掛け にもナマコが引っ掛かってしまいました。(T_T) しかし私のナマコは高級品とされる「赤ナマコ」 で、「上ちゃんの引っ掛けた青ナマコよりも 美味しいらしいぞ・・」と寒い中、引っ掛けた ナマコ自慢をしているようでは大した釣りには ならず・・・釣れるのはガシラとイソベラのみで 海中にはこいつらが口を開けて 待っているかのようで、仕掛けが着底したら すぐにアタリが出て、巻き上げるとガッシーちゃん かベラ・・ |
|
入れ食い状態のガッシーとベラのせいで、 狙いのアイナメが食う前に針掛かり してしまうようで、仕方なくガシラを釣ってお茶を 濁していたら・・・対岸は真っ白になって雪が 高速で接近して来ました。岩の陰に隠れて 雪をしのいでいましたが・・ |
|
強風を伴って雪が降り始め・・ 上ちゃんのクーラが風でぶっ飛び、 竿がなぎ倒され・・・「あかんっ もう寒くて辛抱堪らんのう・・撤収じゃっ」 とこんな天候の日に人を誘っておいてさっさと 撤収する上ちゃんなのでしたぁ・・(~o~) |
|
って事で白身がはじけるガシラの煮付けと ベラの塩焼きと酢ナマコをアテに 熱燗で一杯・・がとても恋しくなり、もちろん撤収 には「異議なしっ」で納竿となりましたっ。 |
って事で今年最初のアイナメ釣りは無残にも途中撤収にてアイナメ○ボウズとなりました。
「最近好釣のワシらにボウズは有り得んのじゃっ」と息巻いていたのはどこへやら・・吹雪の中で竿を振っていたら近くの民家のお婆さんたちが
窓ごしにこちらを見て、「気でも触れているのかのう・・」と言わんばかりの表情でしたわぁ・・
確かに一般人からしたら冬の私達の行動は珍妙に見えるかもねぇ・・。辛いのう・・春が早く来て欲しいのう・・・ではっまたっ。