2007年釣行記
11月4日 海況が悪くて落ちギスは不発。くにさわさんたちと由良で数釣りの練習、天秤のテストをして遊びましたっの巻。
11月4日、前日の天気予報は晴時々曇で風も弱いと、秋晴れのキス釣り日和となりそうな予報でしたが、朝起きたら生憎雲が厚く、
風も北から吹いていました。 「これは海の状態が悪いかも・・」と思いつつ朝のコーヒーを飲んでいたら大魔王はんから入電。
「今宮津の矢原で釣っています。ぼつぼつ程度ですわ・・」との事。「取り敢えずそちらに向かうわ・・」と返事をし、同行の約束をしていた
くにさわさんと連絡を取り合い、
「今日は海の状態が良くなさそうだし、丹後半島に行きたかったけど波が高くてダメそうだね・・栗田周辺で遊ぼうか・・」
と取り敢えず宮津方面に走りました。
宮津に着くと北摂のマコちゃん家族が 来ておられ、大魔王はんと矢原で竿を出して おられました。見ているとキスは渋くて最近の 宮津湾の渋い状況そのまんまの様子で、 エソを交えてぽつぽつ程度の状況。 「取り敢えず落ちギスを狙っている ポイントに走ってみるわ・・」と一旦お別れし、 今日は波が高いのでいつも穏やかな栗田 方面に引き返し、由良との間に有る、以前から 狙っていた岩場に入って試して見る事に しました。 |
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目指す磯は栗田と由良のほぼ中間に有る 大きな岩で、ここは以前に乗って投げ、 27センチの大ギスも出たポイント。 その時は数も出たのですが、もう7年も前の事で 久しぶりに乗って釣る事にしました。 |
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磯から投げると水深はタップリと有り、手前1色 以内はシモリが有って根がかりしますが、 それより沖は10メートル程水深が有り、 以前釣った時はキスが2〜4色付近で良く アタリをくれ、好釣しました。 |
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周囲ではイカ釣り師がイカを狙っていました。 雲は次第に厚くなり、今にも降り出しそうで、 追い立てられるようにアオイソメを カレイ針に刺し「今日は小型は要らないので 一発大ギスが釣りたいなぁ・・」と思いつつ 5色に投入してさびいてみます。 しかし・・いきなりガツガツとしたアタリが出て シカケを回収すると針が全部有りません。 どうやらフグ、それもかなり大きなバフグが 沸いているみたいで、何回投げても、針を カレイ針14号に交換しても、毎回針が無くなり ます。栗田方向に投げると、20センチのキスが 1匹釣れ、キスは群れでいるようですが、 それ以前にフグが沸いていて、 またフグ・・それも25センチ も有りそうなサバフグが掛かって来るのみで、 嘆いていたら、くにさわさんが来ました。 |
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「ここはダメだわ・・フグだらけじゃ」と言うと イカ釣りをしていましたが、イカも不発で 残念そう・・。水深が有って期待していた釣り場 ですが、今年はサバフグが異常に多く、前日 野原でも往生しましたが、ここも同様、いや それ以上の猛攻を受け、あえなく撤退。 「深いのと由良川にも近いのでイシガレイが 出そうだね・・」とここにはカレイが釣れ出したら また来る事にして、磯から上がりました。 「今日は落ちギスは止めよう・・アオイソメが 大量に残ったし、数釣りの練習と天秤のテスト をして遊ぼう・・と隣の由良の浜に向かいました。 |
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由良の浜はテトラに守られて波も穏やかで 釣れそう。しかし投げるとマイクロピンが沢山 居て、未だ夏の釣れ具合。(~o~) くにさわさんは新しく作った天秤のテストを しつつ隣でピンを掛けて遊んでいました。 |
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見せてくれたのは変な天秤でしたが、 先日ダイワの全国大会に行った浜は1色付近 に岩が有り、試し釣りをするとかなり根に 天秤を取られたとか。それを避けるために 根がかりに強いジェット天秤をヒントに作って いました。聞くと「遠投は無視して手前の シモリ際に居る良型をコントロール良く狙う時に 使う」のだとか。 |
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一方私が持参したのは篭定釣具店さんの 爆釣天秤をヒントに作ったもので、 「これも変な形やなぁ・・」と上ちゃんには 笑われてしまいますが、詳細は釣りサンデー さんの12月号記事に書いていますが、 投げると遠投性能は通常の固定式天秤と 殆ど遜色無く、アタリが出ると・・・ |
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オモリ部分が半遊動でアタリがガンガンと 出ます。テンビンのバネもしっかりと働き、 固定式の向こうあわせで釣れる利点も 持ち合わせた天秤です。最近はこの天秤の 足の角度や長さ、針金の太さなどをいろいろと 変えて釣り場で試していますが、 固定式同様に良く飛んで遊動式同様に アタリが出るのでキス釣りが面白く、 6色以上でピンが触っても判る高感度で、 キスの居場所を早く見付けられます。 |
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キスはピン交じりに時折20センチ程度 のものが混じり、大体4〜5連で、 海況が悪い状況でも まずまず釣れてくれました。 釣り易い15〜20センチは 居たら誰でも容易に掛ける事が出来ますが、 波が高い日にピンを 掛けるのは難しく、 2人で自作天秤を駆使しつつ、 何回も試作天秤を交換し、微妙なアタリの 差を感じながら釣っていました。 キスを持つととても暖かく感じ、「未だ海の中は 初秋の頃かいなっ」と思える程、海水温は 高そうで、落ちギスはこれからに期待しつつ 今日は海況の悪さには逆らわず、 くにさわさんは来年のダイワの全国に向けて、 私はセミファイナルに向けて、この時期でも 数釣りをして練習をしていました。 |
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2時間程釣っていたらますます北風は強くなり 波も高くなって濁ってしまいましたが、 キスの活性は高く、後から来られた北摂のマコ ちゃんも7連や5連と楽しんでおられ、 まずまずの型のキスも釣られていました。 |
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お昼過ぎには強風が吹き、白波も高くなった ので、まだまだキスは良く釣れていましたが、 お腹も空いたし、納竿としました。 |
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今日のキスはマイクロピンが多かったですが、 フライにして味わう事にしました。 ワテの嫁や娘はキスフライが大好きで、 マイクロピンでもキスならば どんなに小さくてもフライにすべく開いて くれるので、本当に助かりますが、 今日のキスはいつもより余計に小さかったので 一寸往生してました・・(~o~) |
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それをカラッと揚げ、皆で味わいました。 新鮮なキスのフライは塩を降りかけるだけで とても美味しく、もちろん串カツソースでも 旨い・・・。 年間に何千匹と食べても 飽きませんなっ。(~o~)本当にあつあつの フライはビールにも合って最高デス。 |
って事で今日は天候が悪くて北風となり、波が高くて落ちギスは早々と諦め、数釣りをして楽しみました。
落ちギスの激信は楽しめませんでしたが、天秤の改良点も見つかりましたし、やはり数釣りも楽しい・・・これからも海況には逆らわず、
今日のような海の状態の日には臨機応変に釣り方を変えて楽しめたらと思います。
北近畿の海岸は、外海が時化ても内湾や穏やかな砂浜があちこちに有るので助かる事が多々あります。
そんな釣り場の近くに住んでいる事のありがたさも感じつつ、キスフライを味わった日でしたっ。ではっまたっ。