2007年釣行記
9月2日 報知キス釣り選手権決勝大会に参戦。
久しぶりの釣行でしたが、3位に入賞出来、クラブの伊達会長も名人防衛で祝杯じゃ〜の巻。  

9月2日 今年も報知キス釣り選手権の決勝大会と名人戦が淡路島の平安浦海岸で行われました。

クラブからは伊達さんが名人位の防衛をかけて、私は過去の優勝者永久シードが有り参加となりました。

参加者は過去の名人、優勝者、大会推薦選手、そして四国と関西予選を勝ち吹いた選手の約40名が参戦。大会は6時から2時間の

1回戦がAとBの2ブロックに分けて20名づつで行われて各ブロックの上位8名が決勝戦に進出。

決勝戦は9時から2時間で優勝者が名人に挑戦して12時から2時間の名人戦が行われます。

9月1日は私は仕事で帰宅後一旦休憩し、2日0時に出発。 7月末から引越しや仕事で釣りに行けず、久しぶりの釣行となってしまい、

下見も何もいきなりぶっつけ本番で不安に思いつつ大会会場には2時に到着。

着くと四国予選から勝ち上がった高地から参戦の山中さんが居られ、主催者推薦選手で参戦の吉永協会長と共にしばし談笑。

昨日は下見もされたようで「今年は意外と外道が少ないじょっ、キスもまずまず釣れよるけん、楽しめるじょっ」と教えてくれ、その後仮眠。

4時に起き出すと隣には関西予選を勝ち抜いた横山さんがおられ、横山さんも昨日朝から下見をされたようで、

「あまり投げなくても釣れるし、何処でも差が無い釣れ具合だったよ・・」と教えてもらいつつタックルの準備。

4時半から受付が始まり、未だ真っ暗の中、

5時から開会式となって全員集合。

あいにく小雨模様の天候で天候を気にしつつ  

も気合十分の皆さん。
開会式では「今年は護岸の場所では工事が

行われているので護岸からは投げられません。

砂浜エリアだけからの竿出しになりますので

本部を移動します。」と説明が有り、

ブロックの抽選後すぐに全員車で

岩戸川河口近くのファミレスの駐車場に移動し、

AとBの2ブロックに分かれて並びます。

私が引いたクジはBの2番で久しぶりに2番

スタートの良いクジが引け、スタートを待ちます。

そして「Aブロックは河口付近の北側、

Bブロックはマンション裏付近の南側へ」と

吉本大阪協会長大会委員長より説明が有り、

クーラーチェックなどは皆さん

有名キャスターばかりですし、信頼出来るので

無しって事で5時50分に出発となりました。
スタートと共に私はエリア北側の端を目指して

走り、運良くブロック境界旗の横の端に

入れました。 隣にはAブロックの鳥取キス研

の建代さんが入られ、

競技開始までは仕掛けの

準備をしつつしばし談笑。

大会が始まると雲も切れて雨も降り止み、

合図のホイッスルと共に先ずはチロリを刺して

第一投となりました。
私は3投目まではガッチョとベラとフグばかりで

素針を引きましたが、その後イシゴカイに交換

してようやく4投目にアタリをとらえ、

15センチのキス2匹のタブルでほっと一安心。

横では大会推薦選手の野村さんが

1投ごとに単発ながら堅実に釣っておられ、

焦りますが、素針を何回も引きつつも

釣れる範囲を絞ってゆき、結果として

「ここは4色にしかキスが居ない・・」と

判断して5色に投げては3色まで引いて

投げ返してゆきます。

3色よりも手前はフグのみが居る状況で

針がすぐに無くなるので手前は引かず、

1時間が経過。未だ4匹しか

釣れずに焦りますが

周囲も殆ど釣れておらず、

マンション裏付近を

エリアとするBブロックは

全体的に不調のようで、

焦る気持ちを抑えつつ、

辛抱強く投げ返します。

しかし・・今日失敗した事はエサ・・。

淡路に渡ってすぐのエサ店で

購入したイシゴカイとチロリの鮮度が悪く、

石粉をまぶすとすぐに水分が

無くなって細くなってしまう状態で、

ヘロヘロになり、動きも悪くて食いも悪く、

「最悪じゃ〜」と憂いつつ、「伊達さんに頼んで

おけば良かったなぁ・・」と反省。

そんな中でも何とか色が赤ッぽいイシゴカイを

選別して投げるとようやく鮮明なアタリが出て

4連で釣れてようやく8匹となって一回戦終了。

検量に戻るとAブロックの

横山さんや健代さんは

10数匹ずつと多く釣って来られ、

かなり焦りましたが、「Bブロックの決勝進出は

8匹以上の選手となりました。」と

発表が有り、ドン尻で辛くも決勝に

駒を進める事が出来、ほっと一息。

惜しくも1回戦敗退となったさわ会長さんから

鮮度のとても良いイシゴカイとチロリを頂き、

感謝しつつ待っていると決勝エリアの発表が

有り、エリアは河口から南側の護岸まで。

出発の合図と共にまた走り、

今度は岩戸川河口の突き出た部分の

エリア北端に向かって走りました。

2回戦も運良く端に入れ、ホイッスルと共に

試合開始。
川尻から工事中で入れない護岸までの約300

メートルの範囲に16名の選手が並んで

投げ込んでゆきます。

私の隣には浜松多鱚会の館野さんが入られ、

いきなりダブル、その後も単発ながら堅実に

数を釣られますが、私は3投目まで素針。

アタリは出るのですが針に乗りません。

そこで「今日は口が硬くて外し難いベラと

ガッチョが少ないし、フグも居なくなったので

短軸で吸い込みの良い針に交換しよう・・」と

今まで使っていた競技用キス針から

キススペシャル4号に交換。

8本針にイシゴカイを

丁寧に刺して5色に投げると初めてキスが

掛かった時の明確なアタリが出て単発ながら

ボウズ逃れの1匹が釣れてほっと一息。

その後はますます手前には

キスが居なくなって

6色投げては5色を探り、ポロリッ、また

ポロリッと辛抱の釣り、キスは3投して一匹

程度と渋いですが、周囲も殆ど同じ状況で

辛抱しつつ釣ってゆきました。
しかし・・その後は河口付近から出て来た

水上バイクがワンワンと走り始め、

一番近くに居た私の場所からは殆ど釣れなく

なってしまい、開始後1時間経過後は

全く釣れなくなってしまいました。未だ6匹で

焦りますし、横にいた館野さんや野村さんも

諦めて遠くに移動してしまい、殆どの選手が

南側の水上バイクがあまり走らない

エリアに移動。エリア北端は私一人となって

しまいました。

他の選手を遠目で見ていると、移動された南側

は大混雑。こちらも渋い様子で素針を引く選手

が殆どのようで、私はジェットの影響が大きい

ながら、広く探れるようになった北端で

続ける事にしました。1時間半経過した頃には

ますますバイクが増えて10数台が

目の前を走り回り、ブチ切れそうになり、

「もうダメだ・・」といまいましいバイクに

向かって「沖でやれよ・・」と声が出そうに

なりましたが、残り10分。

「最後にバイクが少ない沖を狙って終了じゃっ」

と5本針に交換。7色まで飛ばして引かずに

潮に乗せて流していると終了のホイッスル。

アタリも何も判らずに巻き上げると大きな

タオルが仕掛けに掛かっており、

リールをガリガリと巻いて回収すると・・

何とその先の仕掛けにはダブルでキスが

掛かっており、何とか決勝も1回戦と同じ8匹

となって終了となりました。


本部に戻って検量を受けると、渋い大会で

同匹数も多く、順位をつける為に

長さの測定も行われました。
決勝では皆さん私同様に苦労された

ようでしたが、お互いの健闘をねぎらいつつ

和やかな雰囲気で検量が進みます。
そして結果発表。優勝は11匹を釣られた3

徳島鱗友サーフの山村さんで、

皆さんに祝福されながら選手権優勝杯及び、

永久シード獲得となりました。
その後表彰式では・・いつも私の近くで竿を

出しつついろいろと声を掛けて下さった

野村さん。3匹で入賞。
1回戦ではトップ通過の紀州さん。

2回戦では野村さんと同じ3匹で苦労された

ようでしたが、辛くも入賞、来年のシード獲得で

ニンマリ・・(~o~)
山中さんも入賞。

4匹でシード権獲得で苦笑い。
キス研鳥取の村山さんもキッチリと入賞。

おめでとうございました。
FC大ぼらの福田さんと曽根高さんも入賞。

来年もまたこの大会で一緒に楽しみましょう・・

曽根高さんもいつも強いなぁ・・

ダイワの偏向グラスとサンラインのウェアを

獲得して10位でした。
私は3位タイの8匹で

8匹釣った選手が3人で長寸の結果5位の

賞品を頂きました。
賞品はサンラインのPEとウエアを頂きました。
優勝は山村さん11匹。横山さんと館野さんが

9匹で長寸測定の結果横山さんが準優勝、

館野さんが3位の賞品を獲得されました。
見事にカップを手にされた皆さん、

おめでとうございました。

私は後1匹で表彰台に立てず、

もっと早く遠投に切り替えていたら・・と

反省。1回戦で4色でのみ釣れたのに

拘りすぎたのと水上バイクに当てないように

投げねばならず、残念でしたが、

今年は久々に上位に食い込め、

入賞も出来たのでまた来年頑張りマス・・。
その後の名人戦では山村挑戦者と・・・
伊達名人での2時間の

名人戦が行われました。

私は睡魔で少し眠りつつ、観戦していましたが、

1時間経過して山村さん1匹、伊達さん0で

山村さんが押し気味の展開。

しかし場所交代のホイッスルと共に巻き上げた

伊達さんが1匹釣られて1対1で名人戦後半に

突入。
後半も殆ど素針の連続の中、山中さんが

ピンをポロリと釣って1匹対2匹で

リードした直後に

伊達さんが良型を交えてダブルで釣られて

3対2で逆転。

山村さんは名人戦のプレッシャーからか

ラインブレイクが3回あり、

波打ち際でキスを逃したりと少し焦って

おられたようで・・終始落ち着いた伊達さんが

殆どトラブル無く試合を進め、

名人戦は終了。伊達さんが見事に今年も

名人位を防衛しました。
名人戦を終えた二人。

死力を尽くした名人戦に対し、吉本大会委員長

からねぎらいの言葉が有り・・
その後表彰式。伊達さんに名人杯が

贈られました。
表彰式の後はさわ会長さんが準備されていた

シャンパンで祝杯。美味しそうに飲む

伊達さん、お疲れ様でしたっ。

って事で今年の平安浦は前評判と違ってキスが薄くて苦労する大会でしたが、外道が意外に少なくて比較的ジックリとキスを探れましたし、

どちらかと言えば渋い大会が好きと言うか過去の大会で渋い大会のほうが好成績な事が多い私は運良く入賞も出来て嬉しい結果となり、

また今回の大会でも皆さんとの交流、大会を通じての情報交換も出来、素晴らしい経験が出来ました。

最後になりましたが、主催の報知新聞や大会委員の皆さん、協賛のサンライン社、協力のキリンビール社の皆さん、

今回も本当にお世話になり、ありがとうございました。ではっまた・・。