2007年釣行記
6月10日 葛野浜と浜詰に今期初釣行。早すぎるかも・・と思っていたのに良ギス快釣!(^^)!の巻。
6月10日、「今年もそろそろ葛野や浜詰が釣れ始めるかもね・・再来週はアスリートカップだし、7月1日にはクラブ対抗も行われるので、
下見に行くべ〜っ」と今期初の丹後半島の外海に面した浜に行く事になり、
投げ北チームから私とOBさん、あつしさん、くにさわさんが集まって一緒に釣行する事になりました。
私とOBさん、あつしさんがOBさん宅に9時に集まり、ハイエース君でくにさわさん宅へ迎えに行き、久しぶりに車を久美浜へ進めます。
車中ではいつものようにキス談義に花が咲き、同じチームの隠岐さんに電話すると、大魔王はんやシーガルフイッシィングクラブの
天満のモリさん、トキさん夫婦と平浜で釣っているとの事。「今日はザザ波で好条件、ぼつぼつですが、時折良い型が混じりますよ」
と嬉しそうな声が返って来ました。「じゃワテらは大会が行われる葛野浜に行って様子を見ながら練習して来るわ・・後で合流しようね・・」と
告げて葛野浜到着が10時半。
今日は曇り勝ちながら時折日が差す まずまずの天候。!(^^)! 葛野浜に着くと風は北からそよそよと吹き、 適度な波気も有り、良い感じ。 浜には海水浴シーズンを前にして 重機が入って整地作業をしており、 浜清掃も行われていました。 |
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箱石や遠くにかすむ浜詰までの6キロに及ぶ 広大な浜を駐車場から眺めると、所々に白波 が立っている好条件。 昨年はダイワの京都予選やG杯関西予選も 行われて毎週のように大会が有って賑やか でしたが、今期は全日本サーフ主催の クラブ対抗キス釣り選手権とアスリートカップ のみが行われるだけで、 浜にはサーファーが数人居ただけで 閑散としていました。 |
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車を降りて・・周囲を見ると・・但馬豊岡サーフ さんの人たちが大勢居られ早速しばし談笑。 「今日はクラブでキス釣り大会してました・・ 朝から10時過ぎまでやって最高が36匹、 早朝は良くアタリましたよ・・ 大きいのは最大26.2センチも出ましたし 今年は釣れ出しが早いみたいです・・」と 嬉しそう。但馬豊岡サーフさんは昨年のクラブ 対抗で優勝もされており、今日もしっかり 練習されていたようで、楽しそうに反省会を されていました。 |
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但馬豊岡サーフの皆さんに、 「これから日が差して来たら良く釣れると 思いますし、頑張って下さいね・・」とエールを もらい、「未だ早いかも・・釣れ無かった ら投げ練かもね・・」と思っていた私たちは 期待しつつタックルの準備。 「さあ釣ろう・・」と早速浜に向かいました。 |
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駐車場下の浜は階段状になっており、 波打ち際まで降りて白波が少ない場所を 選んでクーラーを置き、思い思いの場所で 投げ込み開始です。 やはり広大な浜でのキス釣りは気持ちいい・・ 昨日は大雨でしたが、川が無い葛野浜は 濁りも無く、水は透き通って期待出来そう。 「あっ釣れたわ・・」の声にOBさんに近寄ると・・ |
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小型ながら早くも1匹目ゲット。 シーズン初期ながらザザ波の好条件で、 この調子ならまずまず釣れそうです。 |
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私もそれを見て早速投げ込み、6色から 引いていると・・4色半で明確なアタリがっ!! 「ブルルルルッ」と元気なアタリが手元に伝わり 嬉しくて追い食いさせるのも忘れて巻き上げる と1投目から良型の22センチ。(^^)v その後もぼつぼつながら素針は少なく 15センチ程度の元気なキスがアタリをくれます。 |
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そしてこのキスの美しさ・・・私は北近畿の釣り場 で釣れるキスの中で葛野や浜詰のキスが 一番美しいと思いますが、例年どうり、 虹色に輝くキスが姿を見せてくれ、 その美しさに思わず見とれてしまいます。 もちろんここのキスはとても美味しく、 シーズン初期のものは良く太っていて 持ち帰っても家族に喜ばれます。 |
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くにさわさんもぼつぼつと・・連では来ませんが 手前を丁寧に探ってキスの爽快なアタリを 満喫しています。今日は北からの 涼しい風が吹き、水温があまり上がらないのか キスの群れは未だ小さいみたいで、 5色から1色までと釣れる距離は広いの ですが、単発が多く、今後の照りこみによる 水温上昇に期待です。 そんな中、あつしさんがいきなり22センチ2匹 を含む6連で(^^)v。 小さいながらも群れに仕掛けが 入ると追いは良いみたいで、皆さんますます 活気づいて来ました。 「一寸高速さびきを試してみよう・・」と私。 |
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先日の難波江釣行の折、今までの引き釣りの 概念からすると異常とも言える高速でさびいても キスが追って来たので、今回も超高速さびきを 試してみたところ・・・。 6色に投げてスルスルツと4色まで 巻いているといきなり「ガッツ〜ンッ」とアタリ が連続して出ました。 「今日は乗っ込み初期で全体的に渋いのに、 高速で巻くとここでも通用するの?」と 半信半疑で巻き上げると20センチアップが ダブルで掛かっており、今までちんたら引いて ポツポツと拾っていた15センチ級とは あきらかに型が違うキスが 投げる度に強いアタリをくれてビックリ。 |
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早速その事をくにさわさんに教えると くにさわさんが目を丸くして「ほんまかいなっ 佐織さんを見ていて何か海草でも掛かって 回収しているのかと思ったのに、あの速さで さびいていたなんて・・」と 驚いていましたが、 「騙されたと思ってやってみ・・」と促すと 私の見よう見まねでガンガンと高速で引き、 見ているといきなり「ガッツーン」と アタリが出て・・ 「うわぁ・・ほんまや・・」とくにさわさんが 巻き上げると 23センチの良型が姿を見せてくれました。 それからは二人で高速さびきに夢中になり、 「これからこの釣り方を研究したら 大会なんかでも通用したりして・・」と 面白くてたまりませんでした。 目からウロコ状態の二人でしたが、 ちんたら引いてもピンなのにガンガン引いたら 20オーバーがガッツーン。???今までは 徳島の名手の皆さんたちがやっている高速釣り でキスがボロボロと掛かるのが不思議で 何であんなに早く引いても釣れるの??。と 思っていましたが、今日はそれよりももっと早く 引いていたと思うのに、投げる度にアタリが出て 高速で巻いてキスを掛けるテクニックを 私達も実践出来たのがとても嬉しく、 その後はどうしたら良く掛かるのか を2人で確かめつつ時間が経つのも忘れて 夢中になりました。 これからの研究課題となりそうなその釣れ方 そして面白さは今日の大きな収穫で、 今後チームで研究して仕掛けやオモリなどを 追求してみたいと思います。 |
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2人が夢中になっている間、あつしさんの場所 では良い型が揃ったようで、23センチ級を 揃えて太ったキスを手に嬉しそう・・ 未だ乗っ込みが始まったばかりですが、 この調子ならクラブ対抗キスの頃には もっと上向き、全国から来られる皆さんにも 楽しんでもらえそうですね・・。 |
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OBさんはイシガレイを掛けてしまって苦笑い。 私の竿にもセイゴやアジなどが掛かりましたが キスだけでなく、ヒラメなどの他魚も多く、 時折キス釣りの邪魔をしてくれますが、 それはこの浜に魚種が多い証拠で、 豊かな浜がいつまでも続いて欲しいと思いつつ 一旦納竿して、天満のモリさん、トキさんたちと 合流すべく浜詰に移動する事にしました。 |
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浜詰に着いたらもう午後2時になっており、 七輪を囲んで楽しいお昼ご飯タイム。 天満のモリさん、トキさん夫婦とキス談義しつつ 楽しい一時。平浜はいまいちと聞いて いましたが、それは先日の吉岡お父さんの 釣果に比べたら・・だったようで、 |
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大魔王はんのクーラーにはたんまりと良型 キスが入っていて、「何だぁ釣れているじゃん」 と今日は平浜も葛野浜もザザ波が出て 良い日だったようです。 |
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天満のトキさんが持参してくれたのは、 シーガルフイッシィングクラブの エボ鯛さんが常磐で釣られた 50センチオーバーのナメタガレイの煮付け です。(^^)v エボ鯛さんが煮付けてわざわざ関東から 冷凍便で送って頂いたもので、エボ鯛さんに 感謝しつつ皆で頂く事にしました。 七輪で暖め直すと・・ カレイの身からはほのかな磯の香りが 漂い、口に運ぶと・・ |
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「これは美味いわ・・」身は二見のマコガレイ 同様にホクホクでとても味が良くて、 縁側は逆にトロトロッとしてゼラチン質に富んで 絶品と賞される味に納得。 お送り頂いたエボ鯛さん、持参して下さった 天満の夫婦さん、 ありがとうございました。m(__)m |
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その後はまた浜詰海岸に散らばって キス釣り。木津川河口付近は波が高くなって サーファーが多く、浜右寄りのテトラの前付近 で竿を継ぎました。 |
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しかし浜詰では未だ乗っ込みが始まっていない のか、各々ピンをぽつりぽつりと拾ったのみ。 木津川からは真水が大量に流れ込んでいて 大雨の後の浜詰はやはり時期も早すぎたのも あり、キスは渋かったです。 |
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キスが渋いと自然に皆が投げ練。(^.^) 夕方6時まで浜での釣りを満喫して納竿と なりました。 |
って事で今日は朝夕は冷たい北風が吹いて寒い程で、
「未だ早いかも・・?」と思っていましたが、蔓野浜はもう乗っ込みも活発なようで、今後に期待しつつ帰って来ました。
来週からは全日本キス、アスリートカップ、そしてクラブ対抗と続き、丹後半島でのキス釣り大会も多くて楽しみな状況です。
高速さびきも興味津々ですし、キス釣りは奥がまだまだ深いと感じた一日でした。ではっまた・・。