2007年釣行記

1月4日 カレイ初釣りは但馬の竹野でイシガレイ狙い。大魔王はんが良型カレイをゲット。大型ホウボウも釣れましたっの巻。

1月4日は投げ北チームの私、上ちゃん、あつしさん、奥村さんの4名にクラブから大魔王さんが参加してくれ、但馬の竹野に釣行しました。

当初は丹後半島の夕日ヶ浦に行くつもりでしたが、5人も狭いつなぎ鼻に乗るとお互い釣り辛いし、

いつも親しくしてもらっている但馬豊岡サーフのSさんに兵庫県北部の状況を聞くと・・・「竹野は未だ釣れていませんが、

近くの磯では大型が釣れているようです。」と教えてもらい、メンバーが集まっての初釣りは竹野周辺に行く事になりました。

「竹野は場所取りが激しいから早朝から行くよ・・」と皆と相談し、朝3時に起きて3時半時に自宅を出発。

大魔王はんとあつしさんとは舞鶴とれとれセンターで待ち合わせ、私の車で竹野に向かいました。

一方、福知山から参加の上ちゃん、奥村さんは別ルートで向かい、「6時に竹野で集合」と決めていたとうり、

2台の車が竹野の大波止の付け根に到着。教えてもらった磯に行きたかったのですが、意外や海はウネリが強く、波止にも波が打ちあがって

いる状況。磯に入るには危険な状況で、5人での釣行でもあり、広い波止で釣る事にしました。

幸い波止には誰も居らず、「場所が開いている内に入ろう・・」と未だ暗いのに波止によじ登り、思い思いの場所にクーラーを置き、

チームの初釣りの開始となりました。Sさんからは「大波止は昨年の年末も殆ど釣れていませんね・・」とは聞いていましたが、

今年は水温が高いのがここでも影響しているようです。

しかし、先週は雪が降りましたし、時期的には釣れても良い頃なので、幸い波止はガラ空きですし、

期待しつつ竿を継ぎ、準備に取り掛かります。 

波止先端近くから大魔王はん、私と並び

竿を伸ばして仕掛けをセットします。

ウネリは少し収まり、波止の上に波シブキが

打ち上がらなくなって来ましたが、風は冷たくて

強く、皆で「寒いねぇ・・辛いのぅ・・」と言いつつ

準備します。気温は恐らく0度程度で

しんしんと冷え込む中、こごえる手で

仕掛けを装着していると夜明けとなり、

明るくなって来ました。
私の波止付け根寄りにはあつしさん、上ちゃん、  

奥村さんと間隔を開けて並び、一斉に投げ込み

開始です。 大魔王はんにサワムラ釣り餌店で

買って来てもらった

各々2000円分のアオイソメを受け取り、

カレイ針15号にタップリと房がけして

4色付近に投げ込みます。

薄暗い内は流れ藻が多くて道糸に引っ掛かり

皆で重い、重いとボヤキつつ、辛抱強く

打ち返してゆきます。 しかし・・アタリが出るの

ですが、釣れるのはデカフグのみ。

そんな状況で朝8時になってしまい、

「朝まづめの時合いに釣れ無かったなぁ・・

未だここにはカレイが接岸して

いないのかなぁ・・」と話していると、私の竿に

激信が出ました。 竿先が激しく揺れ、

鋭いアタリでどうやらこれはカレイのアタリでは

ありませんが、大きく合わせると良型特有の

締め込みが有り・・巻き上げると白くて長い

魚体が見えて来ました。

「あっホウボウの大きいやつやっ!!」と

見ていた上ちゃんが叫び、

波止に放り上げると・・・
ホウボウとしては大型サイズの38.5センチが

釣れて来ました。

アタリは鋭くて締め込みも結構強くて

楽しませてくれましたが、もっと楽しみなのは

食味で、こいつは刺身、鍋物、煮付けと

どんな料理でも美味しく、

嬉しい外道が釣れました。
ホウボウは北近畿ではおめでたい魚として

扱われ、お正月に漁師さんの家ではこの魚を

祭壇に飾っておられる程で、年初から

おめでたい魚の良型をゲットして

今年は良い事あるかも?デス。(~o~)

っと・・思っていたのもつかの間、

日が昇るにつれ、

アタリは遠のいてエサ取りも殆ど居らず、

伸び切ったアオイソメを回収しては投げ返し、

相変わらず寒風は強くて「やっぱりここには

カレイが居ないかも・・去年は混雑していたのに、

今年は誰も来ないし、釣れていないのでは・・

でも10時が満潮だし、取り敢えずお昼までは

やらないと結果が出ないかも」」

と半ばあきらめつつ皆で集まってぼやいて

いると・・やがて10時の満潮の時間帯となり、

「カレイの時合いが来ないかなぁ・・」と

寒さをこらえつつ待っていると・・

「あっクイッと竿先が入ったでっ」と

大魔王はんが飛び起きて

竿に向かって走り出し

見ていると・・巻き上げるにつれて竿先が

絞り込まれるカレイ独特の締め込み?。

「またデカフグを掛けてしまったのと違うの?」と

皆が冷やかしの目で眺めていると、

「ボテッ」と波止に大魔王はんが

放り上げたのは良型カレイ。(~_~)
「釣れたぞ・・ここに初釣行で釣れて嬉しいど・・」

と本人は喜色満面。

この釣り座から広く探ろうと波止先端近くの

テトラの先に斜めに投げていた仕掛けに

釣れたそうで、未だ抱卵しており、太った

イシガレイでした。
測ると37センチとまずまずのサイズで、

これでこの波止にもカレイの接岸が確認出来、

先ほどまで諦めていたメンバーも

「ワジも釣りたいなぁ・・」と言いつつ

また新鮮なアオイソメを房がけして

投げ返し始めました。

しかし・・その後風が次第に強くなり、

寒いのなんの・・相変わらずエサ取りも居ない

状況で、波止付け根近くの上ちゃん、奥村さんの

釣り座では全くのノーシグナル。(>_<)

皆が遂にシビレを切らし、「大魔王が釣った

ポイントに投げ込もう・・」と全員が波止先端に

集まり、潮目に向かって投げ込みます。

投げては灯台の付け根の風が当たらない面に

集まってはカレイ談義していると・・

今度はあつしさんの竿先が揺れ・・
釣れたのはこれも良型のホウボウ。(^^)v

去年は初釣りからトリを釣って縁起が悪かった

けど、今年はおめでたいお魚が釣れて

良かったわ・・」と嬉しそうでした。
それにしてもホウボウはおめでたい魚と

言われつつも怪体な姿の魚ですな・・。

体はともかく、ヒレが大きくて蝶のような

鮮やかな青と緑の模様が有り、

一見とても綺麗ですが、釣り上げると

「ぐープー」とまるでオナラのような声で

鳴きます。そんな魚ですので、以前に監督が

伊根の蒲入で釣った時に、上ちゃんが

「そんな変な声で泣く魚は捨ててしまえよ」

と言ったそうですが、隣で見ていた漁師さんに

「こんな良い魚を捨てたら勿体無いよ・・」と

怒られたそうで、「怪体な魚は旨い」の

コトワザどうり、こいつを家に持ち帰って

刺身にしましたが、綺麗な白身で甘みが有り、

良く締まった食感でとても美味しかったです。

残った骨とアタマは味噌汁に放り込みましたが、

上品な味のダシが良く出てとても旨い魚でした。

って事で投げ北チーム今年初釣行ではゲストの大魔王はんが「未だ釣れていない・・」と聞いていた波止でカレイをゲットし、私とあつしさんは

おめでたい?ホウボウの良形を釣ってまずまずでした。しかし、上ちゃん、奥村さんはアタリもカスリもしない状況で、

年始から早くも白糸仕掛けの貧乏神さんが取り付いたのかなっ?。(~o~) 次回のカレイ釣行では白糸教祖のくにさわさんも実家の有る高知から

帰って来て一緒に釣行する予定ですが、磯の上で「白糸仕掛けを使ってワシの横で釣るなぁ・・おまえ近寄るなよ・・」と

罵声が飛び交いそう。くわばらくわばらですなっ。ではっまた・・。