5月23日 日本三景天橋立の大天橋に初めて釣行し、良型キスの居場所を探りつつ遊びましたっの巻。

5月23日は休日出勤の代休となり、「平日こけるぞ〜っ」と嬉しくてなりませんでしたが、

天気予報はあいにくの雨・・・・キッチリ朝から結構強い雨となってしまい、意気消沈。

それでもあきらめ切れずにネットで気象庁の雨雲レーダーの画像を見ていると・・

西から雲の切れ間が移動しつつあり、お昼前には一旦雨もあがりそう。 早速OBさんに電話すると・・

「一昨日のエサが残っているし、行こう」と言ってくれ、2人で宮津方面に向かいました。

「今日は釣り場の新規開拓じゃ〜」と初めて天橋立の大天橋と小天橋の浜に行くことにしました。

天橋立の浜は北側の江尻漁港近くの浜からは何回も投げており、手前はアマモが多いのでド遠投をぶちかますと大型が揃う

遠投練習釣り場で、毎年良い目をしていますが、

観光名所の天橋立駅近くの海水浴場の浜からは未だ一回も竿を出していませんでした。

有名な観光地で海水浴場なのに私が一回も竿を振っていないのは不思議かも知れませんが、

今までは「観光地」と言うイメージしか無く、駐車料金はかかるし、観光客のギャラリーがとても多く、

北側の江尻近くて釣っていても、頻繁に「何釣れるの〜っ」と話しかけて来られるので、一寸うっとおしく、更に観光客の

人通りが多い南側の海水浴場付近での竿出しは敬遠していました。

しかし・・・北近畿に居る以上、一度は見ておきたい釣り場ですし、キスが釣れれば天橋立観光を兼ねつつ

キス釣りも楽しめる釣り場として紹介するのも面白そうです。また、週末にはTV取材も控えていますが、取材地としてこの時期

確実に釣れる栗田半島も候補ですが、北東風が吹いたりするなど、気象条件によって越浜や栗田の浜が不調な時もありますし、

いつでも波静かな宮津湾の最奥部に位置する天橋立で釣れれば、全天候釣り場として逃げ込めると言う考えでの釣行となりました。

お昼を過ぎ、雨雲レーダーに映る雲が途切れた2時前、OBさんを迎えに行き、霧雨となった国道178号線を走って現地着は2時半。

天橋立駅近くに有る文殊の智恩寺の駐車場に車を乗り入れ、600円の駐車料金を支払って浜に向かう事にしました。

駐車場を出ると智恩寺の広い境内の

中を歩いて文殊水道にかかる橋の

方向に歩きます。

境内には重要文化財の塔や

東京、浅草の浅草寺に似た山門が有り

大きな提灯の下をくぐると、やがて水道に

かかる橋に至ります。

およそ釣りに行く時に歩くような場所では

無いのですが、OBさんと、「お寺にお賽銭を

放り込んで願かけて行ったほうが

良く釣れるかもね・・」                 

と冗談を言いつつお寺を通過しましたが、

多くの観光客に混じって寺の境内の中を

竿をクーラーを持って歩くのは、

何だか場違いって言うか、

恥ずかしかったなぁ(^_^.)
お寺を抜けると文殊水道にかかる廻旋橋に

至ります。この橋は船が来たら回転して

船が通過するようになっており、

丁度船が来て行く手を阻まれ、

しばし船の通過待ち。 船が通り過ぎ、

橋が回転して繋がると歩行再開です。
廻旋橋を渡ると小天橋の西端になり、

松林の間の遊歩道を進みます。

このあたりは古風な作りの茶店やトイレ、

休憩所が多く、観光客が抹茶をすすり、

お団子を食べているのを横目で見つつ

「やっぱり場違いかも・・・」と思いつつ進みます。  
するとまた水道にかかる青い橋に至り、

後方を眺めると小天橋の浜が見えました。

小天橋の浜は海水浴場ではありませんが、

綺麗な浜で、浜に接する水道には

とても早い水流で潮が流れていました。 

今日は雨後なので

余計に流れが速く、川のような流れが

宮津湾に注いでいました。
橋から前方を見ると、大天橋の海水浴場が

見えました。霧にかすんでいる浜に

2人の釣り人が居るのを見付け、

観光地のド真ん中を

竿を持って歩く恥ずかしさが

少し薄れましたっ(^^)。
大天橋の浜は清掃が行き届き、

至る所にゴミ箱が設置してあるせいか

観光地の浜なのにゴミ一つ落ちていない

とても綺麗な環境で、とても広く、

砂浜は平坦で投げ易いところです。

ここで早速竿を継ぎ、弱りかけた

イシゴカイを針に刺し、

取り敢えず投げてみました。

天橋立はアマモが多く繁茂しているので

どこまでさびけるのか不安でしたが、

北端の浜と違って場所によっては足元まで

さびけました。所々に藻場も黒く見えますが

4色以上は殆ど砂地で、遠投すれば

キス釣りに適していると思います。

しかし・・2人で投げ込みますが、

なかなかアタリは出ません。それでも・・と

ユックリとさびいていると・・

ようやく「ブルルルッ」と

アタリが出て、3投目にしてようやく1匹。

未だ越冬から醒めたばかりの背中が黒っぽい

キスでしたが、型は良くて22センチ程度有り

良く太っていました。
OBさんも浜に有る砂止めの

石積付近から投げて

良型の2連で、「居たねぇ・・・」とニッコリ。(^^)v

何れも体長の割りにとても太ったキスで、

早くもメスはパンパンに抱卵していました。

食いは良く、ヘロヘロのイシゴカイでも

良く追って元気なキスたちでした。
私も近くで遠投。 7色投げると糸ふけを取る

必要が無い程の水深が有り、10メートル程度は

有りそうですが、5色より手前は浅めで、

7〜5色の間にかなり傾斜がきつい

カケアガリが有りそうです。

キスはカケアガリの手前の4色から3色に居る

ようで、未だ早引きでは追って来ませんが、

ユックリと引いて一旦引くのを止めた時に

多くアタリが出ました。型は何れの場所でも

良型が揃い、ピンは殆ど居ませんでした。
それからは左右に投げ分けたり、

どんどんと歩いて移動しつつ釣り歩きました。

大天橋の浜、小天橋の浜、どちらでも

キスはアタリをくれ、5時までの2時間を、

初めての釣り場で楽しみました。
外道は遠投して深い泥底の部分に仕掛けを

落すとガッチョが

居る程度で、フグは皆無。

但し何か大魚が居てキスやガッチョを引っ張って

来る最中に毎回のように

大きな締め込みが有り、

数回仕掛けをボロボロにされました・・(-_-;)

恐らくヒラメかここに多いマゴチが追って来る

ようで、せっかく掛けたキスを何回も取られて

しまいました。

夕方になり、「観光用の駐車場が閉まるかも・・」と5時に納竿。 2時間で17〜22センチが15匹と今日は

水潮気味でキスが散るのが早かったのと、初めての釣り場であちこちに投げてみたくて、

頻繁に延々と移動したため数は出ませんでしたが、未だ5月下旬ですし、これからが楽しみな場所で、

また梅雨に入った頃以降に行きたいと思います。 トイレは多くありますし、子供が遊ぶ公園や至る所に歴史上の名所が有り、

家族での釣りにも好適な釣り場です。時代劇に出て来るような茶店が有ったり、名水百選の磯清水も有り、

3キロも続く浜と老松の並木がとても美しく、今回も楽しかった釣行でしたっ。 

さてっ・・週末のTV取材・・ますます何処で釣ろうか迷うなぁ・・・(^^)ではっまた・・。