2005年釣行記

9月4日 報知新聞キス釣り選手権全国大会に出場し、今年も入賞出来ましたっ。同じクラブの伊達さんが優勝され、

      名人戦でも圧勝されて、伊達名人誕生おめでと〜っ(^o^)丿の巻。

9月4日、毎年出場する報知新聞杯、キス釣り選手権全国大会に今年も行きました。投げ北チームからは私と

主催者推薦選手としてくにさわさんが参加する事になりました。4日12時半に私の家でくにさわさんと合流。

クラブの今里師匠の家にワイワイとキス談義しつつ向います。 

3時に主催者推薦選手のアワジフイッシィングクラブの小山会長、

同じクラブで過去選手権優勝者の武田さんと私、大阪アングラーズの澤田会長、

主催者推薦選手のくにさわさんが集合。澤田会長さんの車に乗せてもらって

淡路の平安浦には4時半頃に着きました。会場にはすでに多くの選手が来ておられ、今日参加のみなさんと、

ワイワイと再会を喜び合い、昨日下見をされたレインボーの松尾さんや岡野さん、横山さんにいろいろと教えてもらいつつ情報収集。

聞くと・・・「台風からのウネリが強くてキスは渋いよ・・」「先週多かったガッチョに加えて外道のチャリコがとても多くて釣り辛いよ・・」

とあまり情況は良くない様子。外道が多いのは毎年の事ですが、

今日はそれに加えて南海上から接近中の台風14号からの強いウネリが出て、

会場近くの護岸付近は波に洗われて上の道路まで波が上がって来る情況(>_<)

釣りが出来る範囲は限られているそうで、何処に入るか悩みつつ、受付を済ませ、競技説明を聞きます。

早朝5時より、報知新聞事業部長さんより

大会開催の挨拶が有り、

その後、淵脇競技委員長より競技説明

を聞きます。大会範囲は昨年と同じで

平安浦の浜一帯ですが、砂浜から

竿を出せる範囲はとても狭いとの事。

砂浜も波が高い所まで駆け上がっており、

護岸は波が洗っているのと一部崩れている

所も有り、そこは立ち入り禁止なので

護岸の上から投げても良いとの事。(^_^.)
厳しそうな条件下での大会が予想される

中、横山さんや健代さんも準備しつつ

競技説明を聞いておられました。

私はくにさわさんと「会場近くの空き地

から投げたら投げ易いみたい。

下見をされた方は昨年良かった

河口近くはダメだと言っていたので

無闇に北に走らずに近くの護岸に

ダッシュして空き地に入ろう・・」と

作戦会議。
鳥取予選を勝ち抜いて参加の

紀州さん、タカギさん、親分さんも

腕組みしつつ何処に入るか

考えておられるのかなっ?。

下見された日の情況とは波の具合が

違うので、いろいろと考えつつ?

緊張の面持ちです。
そしてスタート。私とくにさわさんが

入ったのは・・およそキスの数釣り

大会には似つかわしくない階段状の

護岸です。(^^)

下の階段状の部分は時折大きなウネリ

が打ち寄せ、「トド〜ン」と波で洗われて

おり、恐ろしくて降りられ無いので

高い護岸の上の通路から投げます。

しかし、護岸の下に横山さんが入られ、

「昨日下見された横山さんが

ここに来られるのなら、

良いポイントなのかも?」と

先ずは4色へチョイ投げします。

投げると・・・いきなり「チョンチョンッ・・

コンコンッ・・」と外道独特のアタリが

連続で出ます。

巻き上げるとチャリコの6連(>_<)。

くにさわさんと、横山さんは1投目から

外道混じりながら1匹つづゲット・・(>_<)

一寸焦りますが、2投目は横山さんも

くにさわさんもガッチョやチャリコの7〜8連。

「辛い釣りだなぁ・・」と思いつつ、

何処にキスが居るのか探ってゆきますが

投げるとすぐに外道のアタリが連続する

のでなかなかキスの居場所が

見つかりません。

悩みつつ・・・4投目、

見ているとくにさわさんが


4色付近でポロポロと釣っているので、

私も5色に投げて外道を交わすべく

高速で4色に巻き寄せ、

4色目をジックリとさびくとようやくキスらしい

アタリが出て、

キスの居場所を見つけました。


巻き上げると2連の

15センチ程度のキス。(^^)

これでくにさわさんに追い付き、

一寸安堵しつつ、暫くは4色を攻める事に

しました。

下の護岸で波に洗われつつ、ズブ濡れに

なって頑張っておられる横山さんをバックに

2連のキスを記念撮影。

この時点で横山さんは3匹。

何とか付いてゆこう・・とポウズから逃れて

ホッと安堵しつつ、投げ返してゆきます。
しかし・・ますます波は高くなり、下で頑張って

おられた横山さんも・・・遂に

「波に浚われそうじゃっ怖くてやっとられん・・」

と通路に上がってこられ、3人で並んで

投げる事になりました。

相変わらずチャリコ、ベラ、ガッチョにアジ、

フグ・・と、かなわん外道がとても多くて

難儀します。


特にチャリコは沸いているようで、

毎回巻き上げる度に4〜5匹も仕掛けに

付いて来るので、すぐに仕掛けが

チリチリに撚れてしまって、1本の仕掛けが

2投もしない内にダメに

なってしまいます。(T_T)


くにさわさんも投げ返す度に

仕掛けを交換しつつ


「初めてここに来ましたが


想像以上の外道の多さでかなわんですわ・・」 

と苦労しています。
それでも・・・時折斜めに投げたり、

外道をうまく交わす事が出来ると

また2連があったりして、

7時半までの2時間で何とか7匹を

釣る事が出来ました。

横山さんは8匹。

名手横山さんに何とか迫る事が出来、

まずまず戦えたようです。


終了間際に来られた淵脇会長に聞くと・・

「多分5〜6匹程度で予選は通過かなっ?」

との
事だったので、一寸安堵しつつ納竿。
しかし・・検量を済ませて集計表を見ると・・

この渋い状況下で

10匹以上釣っておられる

選手が多くて、

予選通過は7匹以上との事。(^_^.)

今回は15人が予選通過で、

私はギリギリ予選通過であやうく予選落ち

してしまうところでした。(^^)

歴代選手権者からは私と澤田さん、

塩田さん、

鳥取予選通過者からは館野さん、原崎さん、

横山さん、福田さん、西向さんが、

徳島予選通過者からは若松さん、

鬼田さん、

そして主催者推薦選手からは

小山さん、伊達さんが通過となり、

16人が決勝進出となりました。

くにさわさんは初めての釣り場で

苦労しつつ5匹釣りましたが、

護岸の角に仕掛けが引っ掛かり、

キスを逃した事も有り、

とても残念ながら予選落ちとなりました。

決勝進出者に対して競技説明が有り、

すぐに決勝開始。

横山さんは予選2位の伊達さんが

10匹以上釣っておられたので

「あっちに行ってくるわ・・・」と

会場南端の民宿の下のゴロ石が多い

浜に向って伊達さんを追うように

走ってゆかれました。
その狭い浜には予選上位に入られた

伊達さん、澤田さん、小山さんも入られ、

狭い浜に4人でガチンコ勝負開始。
一方私は・・・

伊達さんに「あそこは比較的釣れるから

付いて来て・・」と誘われたものの、

そんな狭い浜に5人も入られないのと、

予選後半でキスの居場所をつかみかけた

ので、予選と同じ場所より少し南側の

護岸にまた布陣して決勝開始。

決勝ではこの護岸には誰も居らず、

広々としていますので、無闇に

狭い場所に入らず、護岸の上から

横に移動しつつ探る事にしました。



決勝では・・皆さんの応援をもらいつつ

相変わらず殆ど毎回のように仕掛けを

交換したり補修しつつ投げてゆきます。

キスはやっぱり4色付近のみに居るようで、

2投に一匹程度ですが、ポロポロ・・と

釣れてくれました。
横山さんは狭い浜からド遠投で

沖を狙っておられたようです。
狭い浜からは皆さん遠投を繰り返して

おられたので、私もまた後方が広い場所に

戻って7色手前まで投げてみましたが、

こちらは遠投してもダメ・・(T_T)

やはり4色付近にのみキスが居るようで、

また元の場所に戻ってチョイ投げ・・。

30分程遠投したのでかなり時間をロスして

しまいました。(>_<)
伊達さんは絶好調。

1投目から3連・・その後も2〜3連で

好調そのもの。

隣の小山さんから注目されつつ、

確実に数を伸ばされていました。
横山さんも遠投してまずまずの数を

釣っておられ、さすがです。
しかし・・今日の伊達さんは

ツボにはまったかのごとく、

丁寧にエサを付け、ミスも殆ど無く

確実に最後までキスを引っ張ってこられ、

周囲ではダントツの数を釣られていました。
納竿近くになっても好調そのもの・・。

チャリコは多いものの、

その中に必ずと言って良いほど

キスが2〜3匹掛かっており、

他の皆さんを引き離しておられました。
私は・・それを遠目に見つつ、

タカギさん、親分さん、

中橋さん、紀州さんたちに応援

してもらいつつ大体2投で1匹程度でした。

親分さん始め、皆さんがワイワイと応援

してくれ、私もなごやかな雰囲気の中、

決勝戦を楽しめました。
そして検量。私は何とか予選よりも釣って

11匹でした。
皆さんに注目されながら伊達さんの検量。

何とこの状況下で25匹も釣っておられ、

周囲からはどよめきが・・(~o~)
横山さんの検量。

「今日は伊達君に付いてゆくのが

やっとだったわ・・」と一寸残念そうでしたが、

それでも17匹も釣っておられ、さすがです。
決勝の結果表です。

伊達さんがダントツで優勝。

5位以下は成績が拮抗しており、

今回は何故か10匹釣った選手が5人

と多くて私と同じく11匹釣った選手が3人。

決勝で同数の場合は予選での数によって

順位が決まりますが、11匹釣った

3人共が予選は7匹。釣ったキスの大きさも

最長寸が18センチ・・・(^^)

って事で16人での決勝で私は6位タイに

なりました。(^^)v

何とか入賞する事が出来、ホッと一息。

すぐに全員集合するように案内が有り

表彰式が始まりました。
表彰での16位は塩田さん。

70歳近いのに今年も入賞

されて凄いなぁ・・。
私は6位タイで8位の賞品をもらいました。

去年よりも少し良い成績で

今年もまずまず・・。

成績もさることながら、皆さんと

今年もワイワイと楽しめた大会でした。
5位は12匹釣られた澤田さん。

遠投派の澤田さんも確実にキスを

引っ張ってこられて上位入賞されました。
3位は横山さん。

釣れる場所を確実に押えて

今回もきっちり結果を出されました。

3位入賞、おめでとうございました。(^^)
準優勝は鳥取予選2位だった館野さん。
そして優勝は同じクラブで

いつも仲良くしてもらっている

伊達さん。(^o^)丿
大きな優勝カップと副賞の

ニュースピンパワー405BXをゲットされて

嬉しそう・・。
「おっ今年もシード取れたぞっ・・」と

10匹釣られて嬉しそうな

レインボーの松尾さん。

同じ10匹でも一回戦の成績によって

シード権が得られた選手と惜しかった

選手もおられて明暗を分けましたが、

今年も安定して釣られて

来年のシードを獲得されました。
カップを授与された上位の皆さん。

おめでとうございました。

私もまたいつかはこんなカップを

欲しいなぁ・・。(^^)
11時からは優勝した伊達さんと

現名人のキス研鳥取の柴田さんとの間で

1対1の名人戦が始まりました。

場所は浜の北端を2区画に区切って

行われました


伊達さんは運良くジェットスキーの発着場

から離れた北側のエリアからスタート。

2投目までは外道のみでしたが、

3投目に一匹釣られた時には

周囲の応援の皆さんから大きな拍手

が沸き起こりました。


大勢の皆さんの応援をもらいつつ、

途中4連(^^)も有り有利な試合運び。
一方柴田名人は、ジェットスキー発着場側の

エリアからのスタート。

こちらはジェットスキーの走行が激しく、

キスが薄くてなかなか数が伸びなかった

ようです。途中高切れも有り、

勢いに乗った伊達さんを

追う展開となりました。
1時間で場所を交代し、「さあ柴田名人の

追い上げがありそう・・」と思って

見ていましたが、エリア交代は

12時なのでジエット軍団が食事のせいか

大人しくなり、伊達さんは交代後のエリアでも

斜めに近投してはポロポロと数を追加。

柴田名人もポツポツと釣られましたが、

伊達さんは

追い付かれないように、確実にキスを

引っ張ってこられ、5分前に

「よっ新名人誕生ほぼ確実やでっ」と応援から

声が掛かるとニコッと笑いつつも

最後まで手を緩めず、13匹釣られました。

一方柴田名人は場所交代した後も

今ひとつ数が出なかったようです。

戦い終えた2人。 この頃からポツポツと雨が

降り始め、雨中での表彰式となりました。
報知新聞事業部長さんからの講評と

二人に対するねぎらいの言葉がありました。
そして見事伊達さんが新名人に。(^o^)丿

大きな拍手の中、

大きな名人杯と表彰状の授与です。

柴田前名人も拍手で祝福されていました。
準名人となられた柴田さん。

最後の1投まで諦めずに

素晴らしい戦いぶりで、

お疲れ様でした。
二人での記念撮影。

「よっ伊達名人、おめでと〜」と

皆さんから声がかかり、

伊達さんとても嬉しそう。(^o^)丿
そして伊達さんの手を柴田さんが

つかみ、高々と突き上げて

祝福しておられました。
海をバックに記念撮影。

今回の伊達さんは勢いが凄く、

決勝での勢いそのまま、名人戦でも

殆ど緊張することなく、ミスは皆無で

立派に名人を獲得され、今後の活躍が

とても楽しみです。(^^)

同じクラブの伊達さんが名人になられ、

クラブにとってもすごく良い出来事であり、

淵脇会長以下、同行した私や武田さん、

くにさわさんもとても嬉しかったです。

って事で今回はとても嬉しい事も有り、私もまずまずの成績で、楽しい大会でしたっ。

今回も皆さんから多く声をかけてもらったり、応援してもらい、ワイワイと楽しめました。

報知新聞や後援メーカーの皆さん、全日本サーフ会長始め役員の皆さん、いろいろとお世話頂きありがとうございました。

また来年も楽しみな大会で、私も来年に向けて頑張るぞ〜っ(^^)v ではっまたっ。