2005年釣行記
4月24日 全日本サーフ 大阪協会の春季大会にて境水道に釣行し、
大物狙いが苦手な投げ北チームには珍しく全員がボウズを逃れて楽しい釣行でしたっの巻。


4月24日は全日本サーフ 大阪協会の春季大会が開催され、投げ北チームからは残念ながら仕事で行けない監督、エボさんを除く

私と上ちゃん、くにさわさん、あつしさんの4人で参加する事になりました。

この大会は関西周辺に8箇所の会場が設定されており、私達大阪サーフは境港会場に参加。

午前0時から12時まで、全日本サーフの対象魚2匹長寸 但しスズキは他魚の部に提出と言うルールで大物を狙っての釣行です。

場所、時期的には夜間はスズキ、夜が明けたらイシガレイ狙いと言うパターンで大物を狙う参加者が多く、

私達も今年は去年のようにキスに浮気しないよう?仕掛けを準備し、苦手な夜釣りを含む大物狙いの大会に参戦です。

しかし・・・大会は0時スタートなのに、私が仕事に夜遅くまで追われ、帰宅が10時半(>_<)

バタバタと準備し、集合場所である福知山の上ちゃん宅に着いたのが11時半と完全に出遅れです。

舞鶴若狭道、中国道、米子道と高速をぶっ飛ばし、途中休憩もせずに米子ICを出たのは3時。

「まあ・・深夜からの夜釣りは投げ北チームには似合わんからなっ」と、かめや米子店に立ち寄り、来るキスシーズン用にとキス針や

ハリスを仕入れ(^^)、アオイソメとユムシを購入。

境水道大橋を渡り、先ずは美保関方面に走りますが、竿が出せるスペースは全てケミホタルが揺れています。

仕方なく引き返し、森山岸壁に行くと4人が竿を出せるスペースが空いており、

「何でここだけ空いているのかなっ?ここは釣れんのとちゃうか」と言いつつ、他には場所もありませんし、イヤな予感がする護岸に

散らばってクーラーを降ろしました。

「ええっと・・くにさわ君の左隣に入ると白糸仕掛けの怨霊が怒るのやったなっ。右に遠く離れて投げよう・・」とゲンかつぎの上ちゃんは

かなり遠くにスタコラサッサ・・とくにさわさんから逃れるように歩いてゆきます。

あつしさんも「ボクも怨霊がとり付いたらイヤやしなぁ・・」と付いてゆき、仕方なく私はくにさわさんの右隣に釣り座を構えます。(-_-;)

イヤな予感がするのう・・・。(T_T)

竿出しは夜明け前の4時。全員スズキを狙うべく、長い仕掛けに大きな針を結び、ユムシを付けて第一投。

潮は下げ潮で早く、ユックリと仕掛けが左に流されます。

気温は4度(>_<)。しんしん・・と冷え込む中、各自いつものように2本つづ竿を出し終えると早くも東の空が白み出し、

完全に出遅れて焦りつつ、夜明けからスズキのアタリを待ちます。

一投目からくにさわさんの竿にアタリが出て、

巻き上げ開始!!。皆が駆け寄り、待っていると

魚が近寄って来て、目をこらします。

「あっナマズだっ、いやエソやろっ」といい加減な事を

上ちゃんが言い、「海にナマズは居らんやろっ」と

騒がれながら、無事取り込んだのはスズキの50センチ。

一投目から釣れてくにさわさんはご機嫌(^^)

「早くもボウズを逃れましたぁ」とホット一息。

しかしもう片方の竿の仕掛けが

私の仕掛けに絡んでオマツリ・・(T_T)

見ると私の仕掛けに絡んだのはカレイ狙いの

あのいまいましい白糸仕掛け(>_<)

あんな怨霊漂う仕掛けが

私のに絡んでしまってはいかんなぁ・・

「ますますイヤな予感がするぞ〜っ」

と思っていると予感が的中し、

夜釣りでのスズキはこの一匹のみ。 私だけでは無く

全員に白糸仕掛けの怨霊が

感染したのとちゃうんかいなっ。(>_<)

「こらぁ!!夜中から白糸仕掛け使うなよ、

くそ〜っ何も釣れんド・・」と皆はボヤキまくりです。
完全に夜が明けるとカレイ狙いに切り替えです。

エサをアオイソメに換え、遠投してゆきます。

暫くして・・・

「やっぱり白糸仕掛けに来ましたぁ!!」と嬉しそうに

マコガレイを釣ったくにさわさん。

「そんな仕掛けはあんたが迷信しているだけで何の効果も

ありゃせんぞ」と罵声を浴びせていた皆は

ますます意気消沈。(-_-;)

横で白糸仕掛けを絡まされるは、釣られてしまうはで

私は殆ど諦め気分・・。

「くそぉ・・腹減ったしラーメン食うべっ」と皆でマッタリタイム」

やがて出来上がったラーメンを皆ですすっていると

私の竿に「コンッ」としたアタリが出ました。(^o^)丿


急流で抵抗が強くて巻上げ中はかなり重く、

もしかしてイシガレイの良型?と期待したのに

見えて来たのはスズキ・・・(-_-;)

カレイ仕掛けに釣れたのはハネクラスで

40センチ程度の寸足らず。

このサイズではどうにもならん・・。

のですが、怨霊漂う中でボウズ逃れの一匹が釣れ、

ホッと一息です。

「こらぁ!!今季のワシには怨霊が通用せんのやぞ〜っ」と

左隣で嬉々としているくにさわさんに

罵声を浴びせてやります。(~o~)

しかし・・・完全に怨霊に取り付かれている様子なのは

上ちゃんとあつしさん。

上ちゃんは「ヒトデしか食い付かんがなっ」と早くも諦め顔。

あつしさんは釣り座の前に根が有るようで、

根掛りの連発でぼやいています。

寒くて皆が車中で暖を取っている中、

一人オマツリや根がかりに苦しんでおり、

戻って来てはボヤキまくり・・・。

「もうアカン、今日も釣れん、ふざけた仕掛けのせいで

ワシには完全に怨霊が取り付いているがなっ」と

泣いています。
あつしさんは根掛りとオマツリの連発の苦しみに耐え、

「ええいヤケクソじゃっ」とアオイソメを山のように房がけした

仕掛けを投入。皆でふて寝しつつ私は仕事疲れと

ロングドライブの2重苦で爆睡。 ようやく暖かくなって来て

気持ち良く寝ていると・・・

「あっ!!あつしさんが釣ったがなっ」と

上ちゃんの大声で目が覚めます。

「ボテッ」とあつしさんが護岸にブリ上げたのは

良く太ったマコガレイの37センチ。(^o^)丿

「来たぁっ!!やっと来たぁ・・怨霊なんかに負けへんぞ〜」と

鼻息荒くとても嬉しそう。(^^)

怨霊もあつしさんの粘りに根負けしたのか、

連続する根掛りに耐えているのに同情したのか

一匹のマコを与えて下さったようです。

そして・・・「白糸なんか糞以下じゃ〜」とまた巻き上げ開始。

見ているととても重そうで、皆は「タダのゴミ引っ掛けて

騒いでいるのと違うんかいなっ」と笑っていましたが、

見えて来たのはまたマコがっ!!。

サイズの割りに重そうだったのは大きなアナゴとヒトデが

付いた仕掛けが絡まっていたせいで、

何とも変わった釣り方をしてくれるものです。

マコ、アナゴ、ヒトデのトリプルに皆は大笑い。(~o~)

ようやく暖かくなった護岸に笑い声が戻り賑やかになりました。
あつしさんはご満悦(^^)

先程までの苦渋の表情が一変し、ボヤキ節から

鼻歌に変わり、「白糸仕掛けなんか糞以下じゃ〜っ」と

ますますご機嫌です。

しかし・・・相変わらずヒトデだらけで

完全にボウズ街道まっしぐらなのは上ちゃん・。

「ワシだけ未だ取り付いているままやんかっ、

このおっさんのように苦労せんといかんのやろかっ?」

と今度は上ちゃんがボヤキ始めました。

上ちゃんはぜんぜん釣らないし、(^^)

あつしさんが釣って嬉しくなった

私はまた安堵して爆睡。 釣り時間帯の3分の2程度は

殆ど寝てしまい、皆からは「寝に来たのですなっ・・」と

言われる始末ですが、帰りもロングドライブですし、

体力の温存のため、マットを護岸に広げて

マッタリとお昼寝です。スヤスヤ・・と眠っていると・・

またっ「あっ諦めていた人がとうとう釣ったがなっ」と

今度はあつしさんの大声で起こされます。(~_~)

寝ぼけまなこで上ちゃんの釣り座に行くと、

マコを釣り上げた所で、この時点で納竿時間の

10分前。 「ああ・・この人ボウズやわぁ・・」と周囲を

安心させておいて、最後に釣って落胆させる、

上ちゃんらしい釣りは健在だったのじゃ〜っ。

良く考えたら私だけカレイボウズやんかっ(T_T)

と・・カレイボウズの仲間を失った私は焦って目が覚め、

慌ててヒトデが食い付いたままの仕掛けを直して投げ返し

ましたが、時すでに遅し。

納竿前の5分でほいっと釣れる程、

カレイ釣りは甘いものでは無く私だけがカレイボウズで

納竿となってしまいましたっ(T_T)
「上ちゃんにやられてしまったあ・・」

やはりカレイボウズの神さんは

私に未だ・・・??苦労せずにカレイは寝て待て・・と

とたまに起き出しては投げ返していただけの

舐めたカレイ釣りが神さんのお怒りに触れたのか?

それにしても上ちゃんはしぶといなぁ・・・。

今日も皆で仲良くボウズで納竿(^^)っと安心していると

只一人釣ってしまう作戦に足立監督は何度苦渋を舐めた

事でせうかっ・・・(~o~)思い出しても

1度や2度ではありません。

ボウズで皆をを安心させておいて、チャッカリと最後に釣る・・

これを読んだらまた監督が怒るやろなあ・・・。

ちなみにこのマコも拓寸で、30センチ余りの良く太った

旨そうなやつでしたっ。(T_T)
そして12時に検量を受けるべくカニカゴ岸壁の

会場に行き、ワイワイと検量の様子を眺めます。
検量担当は我がクラブで、坂本さんと柿山さんが

魚を計測し、審査をしてくださりました。

全日本サーフの対象魚を2匹釣ったのは投げ北チームでは

あつしさんだけで、残り3人は失格(T_T)。

大勢の参加者で提出出来たのは半分くらいの人数で、

今日は潮の加減か全体的に少し低調だったようです。
審査会場では大阪アングラースさんの皆さんともお会いし

岩ちゃんさんは大型キス2匹を揃えておられました。

キスは何処でも良く釣れていたようで、20匹以上釣られた

会員の方も居られました。

さわ会長さんにも「今日はお得意のキス狙いのほうが

良かったのでは?」と声を掛けて頂きましたが、

キスは夏並みの釣れようで、カレイに固執した私達は

作戦を間違ったのかなぁ・・。
しかし・・あつしさんはキッチリと2枚揃えられたし、

2匹合計60センチ程度で上位に入れるかも・・って事で

まずまずでしたっ。
会場には多くのカレイが持ち込まれましたが、

予想に反してイシガレイはとても少なく、

殆どがマゴガレイで、木の葉サイズも多く、

そんな中、あつしさんのカレイはなかなか目立っていました。
他のクラブからは50センチ弱の大きなチヌや・・
80センチのスズキも提出され、皆さんの注目の的と

なっていました。
逆にアイナメ、イシガレイの40センチオーバーは

とても少なく、未だ4月半ばなのに

早くも境水道は冬魚から夏魚狙いの

季節に変わっていたようです。

キスは沢山釣れていましたし、温暖化の影響が

こんな所にも現れているのかも・・・と感じました。

さてっこの大会で今春のカレイ狙いもおしまいです。 来週からはいよいよ待望のキスシーズン。

GWの後ヶ浜はとても楽しみですし、5月からはまたキス釣り大会が連続で開催されます。

今季もいろんな大会でワイワイと楽しめるよう、また来週からは浜に出てキス釣りの練習を始めたいと思いつつ、

桜も散って早くもキスが開幕した境水道を後にしました。 北近畿にも早く接岸しないかなぁ・・(^^) ではっまた・・。