2004年釣行記
9月12日 報知新聞キス釣り選手権に出場し、しおざきさんと共に入賞出来!(^^)!、とても楽しめましたっの巻。

9月12日は報知新聞キス釣り選手権と名人戦が行われ、

私は過去に優勝した歴代選手権者として参加させて頂く事になり、

昨年の同大会でシード権を獲得したしおざきさんと共に参戦です。

12日早朝、5時から受付が始まり、今年も蒼々たるメンバーが終結。

レインボー松尾会長、私と同じく過去に優勝された大阪アングラーズの澤田会長、徳島セントラルサーフの塩田さん

そして昨年シード権獲得のしおざきさん、築山さん、経ヶ坂さん

四国予選や鳥取予選を勝ち抜いて決勝に進出された紀州さん、コイさん、

横山さん、徳島の山村さんにシマノファイナルでも一緒に参加させて頂いた松井さん、更に、

歴代名人の瀬尾さん、小川さんなど・・キス釣り界ではとても有名な方ばかりで、思わず身震いします。

今回も目標は10位以内と・・頑張ってみたい所ですが、並み居る強豪の皆さんですし、

殆どの皆さんが先週から、気合の入った人は昨日も下見をされており、準備万端で試合に臨まれているようです。

横山さんや塩田師匠も昨日から入浜されてしっかりポイントの把握も済ませておられ、

下見を全くしていない私は・・「これは今年も高レベルな試合だぞっ大変だあ・・」と不安になります。

「取り敢えず40人参加で15位までが決勝進出となる一回戦を何とか勝ちあがらねば・・・」

と私は本部から遠く左に歩いてマンションの下に、

そしてしおざきさんは先日の下見で良かった本部近くの護岸に布陣して一回戦のスタートです。

近くには松尾さんと同じクラブの柿山さんも居られ、先ずは3色から投げてゆきます。

浜は台風で砂が削られていたり、ゴミが大量に流れ付いて例年に無く釣り難い感じですが、下見されていた方は

良型も交えてかなり釣られたそうで、塩田師匠も昨日は88匹も釣られたとか、

「今年は去年のような仕掛けの消耗戦も避けられそうだし、キスも沢山居て楽しめそう・・」と期待しつつ試合開始です。

しかし・・ここは元来ベラやガッチョがとても多い浜で、

外道を交わしつつキスが釣れるさびきスピードを早く見出せなければなりませんが。

下見をしていない私は試行錯誤からのスタートで、隣の徳島鱗友サーフの方が早くも6連7連と好調に釣られているのに

私には一投目から大きなアタリで大型ベラの2連・・(>_<) 試合を観戦されていたレインボーの岡野さんに

「旨そうなベラやんかっ(~o~)持って帰ったら家族が喜ぶのでもっと釣ってヨ!(^^)!」と冷やかされますが、

いきなりの外道の洗礼に焦ります。

それでも2投目に3連のピンギスが釣れてホッと一息。キスは2色〜1色の間に居るみたいで、

周囲で良く釣られている選手の投点を横目で観察し、私がさびいてみてアタリが出た距離も計算しつつ

キスが良く掛かると思われる距離を絞ってゆきます。 今年は素針は殆ど無く、フグは皆無、

隣でバコバコ釣っておられる選手を見ては焦りますが、何とか自分の釣れるパターンを見出しつつ2〜3連で

釣ってゆきます。 それにしてもキスが小さい・・・下見されたしおざきさんの情報では20センチオーバーもかなり混じるとの事

でしたが、私も含めて周囲ではピンギスばかり・・最初はキススペの5号10本針にチロリを付けてやっていましたが、

釣れるのは殆ど5センチ程度のミニギスばかり・・・(>_<)

隣でピンをバコバコにいわしておられる方は何と秋田キツネの2号の超小針を使っておられ、完全にピン狙いに的を絞って

数を伸ばしておられます。 そこで私もフトコロが狭くてピンも吸い込み易いと思われるキスRの4号に仕掛けを交換。

その後は4センチ程度のピンも掛かるようになり、「何とか数を伸ばさねば・・・」ともう皆さんが道具を仕舞って

会場に引き上げ始めた終了間際、「最後の一投!!」と投げた仕掛けに4連。ようやく数も30匹を超え、

「何とか一回戦は戦えたかなっ?」と思いつつ会場に引き上げて検量を受けます。

結果は32匹。周りでは40〜50匹も釣っておられる方もおられ、私と同じような釣果の選手も多かったので、半ば諦め気味に

試合参加の記念撮影・・・って事で鳥取予選から勝ち上がられ、しおざきさんと一緒に参加されていたタカギさんと遊びつつ

検量の集計を待ちます。すると・・・下写真の表は

左側が上から歴代名人、歴代の優勝者である選手権者、そして昨年のシード権獲得選手で、

右側が上から鳥取予選の上位15位までの勝ち上がり選手、そして徳島予選の7位までの勝ち上がり選手の参加選手表ですが、

何と私は横山さん、そしてシマノファイナルでご一緒させて頂いた松井さんと共に32匹同数となり、

赤丸が付けられてギリギリ15位に滑り込み、何とか決勝に進出出来ました。

しおざきさんは41匹。下見で良いポイントをきっちりと押えてしっかり釣られ、余裕で2回戦進出ですなっ!(^^)!

って事で2人で喜びつつ決勝進出の記念撮影(^o^)丿

っと・・ワイワイやっているとすぐに決勝が始まり、またすぐに浜に戻って今回も1回戦と同じ場所を押えて

試合開始です。 1投目は素針・・波と風が強くなったのと

一回戦で多くの選手が近くのポイントにオモリを投げ込み続けたので「一寸不調になりつつあるなぁ・・」と思いつつ

周囲を見ると・・・もう5連とかしておられる方も居られ、またまた焦ります。

しかし・・・試合に焦りは禁物。自分の技量が全く生かせなくなりますし、ここは落ち着いてまた釣れる範囲を絞ってゆきます。

そして3投目。ようやく1.5色に落ち込みの深みを見付け、そこでかすかなアタリを取りつつユックリと引いて追い食いさせます。

すると、今日始めての7連がっ(^.^)/~~~

型はピンばかりですが、匹数勝負の大会ですし、ようやくこの連掛けで周囲に追い付き、安堵と共にホッと一息。

(タカギさん、写真撮影多謝m(__)m)

その後は5連以上は無くなりましたが、2〜3連でピンを追加してゆきます。

近くでは河口あたりが好調のようで、もう30匹も釣られている選手も居られるとかで、河口周辺には選手が所狭しと並んで

大混戦模様。私も少しは移動して混戦の中に入ろうかとも思いましたが、オマツリも多くなっているようで、

このまま同じ場所で辛抱しつつ下写真のような超ピンギスをアタリも判らぬままに

ジックリとさびきつつポロポロッと拾ってゆきます。

この時間帯は周囲では殆どピンばかり・・・地元北近畿ではこんなピンは殆ど居ないので私は慣れない釣りに苦労しましたが、

四国の選手の皆さんは手馴れたもので、とても手返し良く、見事な仕掛けさばきでドンドンと数を伸ばされていました。

そして試合終了。松尾さんは40匹余り釣られて余裕の入賞(^o^)丿

徳島の名手、宮井さんは51匹も釣られ、ピンだけでなく、良型も交えて大漁です。

検量が終わるとすぐに表彰式。先ずは15位から入賞の表彰が行われてゆきます。

横山さんも13位で入賞でした。!(^^)!

しおざきさんは11位。今年も決勝進出して入賞だあ・・!(^^)!さすがコンスタントに釣られます。

賞品を手に記念撮影です。8位以内のシード権は逃したので一寸残念そうでしたが、沢山の賞品をもらって嬉しそう・・。

私は決勝でも松井さんと同数でした。(~o~)・・ルールでは決勝が同数の場合は一回戦の数の多いほうが上位に・・・

となっていましたが、一回戦、決勝共に同数で表彰台の前でジャンケンポン(~o~)

結果は私の負けで10位となり、ポロシャツを頂く事になりました。

松尾会長は5位。今年もキッチリとシード権獲得。(~o~)おめでとうございました。

徳島予選から勝ち上がられた紀州さん・・決勝でも沢山釣られて4位入賞!(^^)!もちろん来年のシードも獲得されてとても嬉しそう(^o^)丿

最後は優勝者から3位までの表彰です。 先ずは優勝された宮井さん。決勝でも1回戦と同じ51匹で、

合計は100匹を超え、ダントツでの優勝です。 優勝者には永久シードも与えられ、優勝カップを獲得されました。

上位3人での記念撮影です。2位は曽根高さん、3位はさすがいつも上位に入られる実力者、経ヶ坂さんでした。

3位までは自転車も賞品として授与されていました。

表彰が終わるとすぐに決勝での優勝者と前年度名人との間で行われる名人戦が行われました。

試合時間は2時間。1時間つづ場所を交代しての戦いです。

試合は丁度私が釣っていた場所で行われ、一人づつ審判員が付いて数を数えつつ試合は進行します。

柴田名人はマンション下、そして宮井選手権者は河口近くに布陣され、試合開始。

いきなり名人が良型を4連されて、観客からは「さすがだぁ・・」とドヨメキが・・・

しかし・・宮井さんも決勝までに釣れるパターンは完全に把握されており、

とても早い仕掛けさばきと手返しで数を伸ばされています。

一進一退で競り合う中、2時間の試合終了。結果は35匹対30匹と僅差で名人が勝たれ、

名人位を防衛され4期連続の名人位となられました。 おめでとうございます。

惜しかった宮井さんもにこやかに準名人位となられましたが、1回戦からブッ通しで6時間の戦いの間、

ずっと自分のペースで釣り続けられ、決勝ではダントツの優勝、名人戦でも確実に釣られ、見事な戦いぶりでした。

っと言う事で今年の報知新聞決勝と名人戦も終わりましたが、今年は去年のようなフグも居らず、

仕掛けも少ししか消耗せずにとてもキス釣りを楽しめました。

キスの型はとても小さくて何かと苦労もしましたが、地元では経験出来ないキス釣りであり、

いろいろと勉強になった大会でした。

今回もまたしおざきさんと共に入賞出来ましたし、目標としていた10位以内にも何とか食い込め、満足の一日でした。

また、今回も横山さんや塩田さんたちにいろいろとキス釣りの事を教えて頂きましたし、収穫も多くて嬉しかったぁ・・。

報知新聞社の皆さんやスタッフとしてご協力頂いた岩田全日本サーフ会長、淵脇副会長を始め、

多くの方にお世話になり、ありがとうございました。また来年も楽しみにしつつこの大会に臨んで

勉強しつつ頑張りたいと思います。多くの皆さんとの交流もありましたし、素晴らしい大会でした。

尚、しおざきさんの釣行記はこちらです。(^o^)丿