2004年釣行記

7月4日 今年も東西投げ釣り選抜100人の会に参加しましたの巻。

7月4日、今年のキス大会7連荘も6戦目、いよいよ終盤戦となり、今週は北陸の波松海岸で行われる

東西投げ釣り選抜100人の会に参加です。

この大会は前夜祭、キス釣り大会と2日間に渡って行われ、集合は3日午後4時。

私も「早くから行って会場を準備しておられる会長のお手伝いをせねば・・・」と思いつつ7時には起きて

コーヒーを飲んでいると・・・(>_<)会社から電話が有り、「緊急の仕事じゃっ出てくれ〜」と言って来ます。

仕方なく「お昼までなら・・」とまたまた代休を半日潰して、大急ぎで仕事を片付け、帰宅したのが12時半。

「集合時間まで後3時間半しか無いゾ(@_@;)」とバタバタと道具を車に積み込み、アクセルを踏み込んだのは1時でした。

「うわぁ・・3時間でホテルの有る芦原温泉に行けるかナァ・・」とドキドキしつつ先を急ぎますが、折からの好天で

とても暑く、敦賀までの国道27号線はもう海水浴する人たちの車などで渋滞気味。(>_<)

それでも何とか3時に敦賀ICを通過し、いつもは立ち寄って一休みする南条SAも通過・・・幸い北陸道は空いていましたが、

覆面パトが多くていつものようにカッ飛びとは行かず、焦りまくってようやく金津ICを出たのが3時半、飛ばしていないつもり?が

敦賀〜金津間を30分で走破し、(^_^;)ホテル着が4時5分前と・・受付終了ギリギリでした・・。

今日の宿泊場所は芦原温泉のクランディア芳泉。なかなか立派なホテルで

カウンター横の受付ではほぼ受付も終わっておりました・・

早速私も受け付けを済ませ、宿泊料を支払って同時に明日のゼッケンも抽選です。今年は28番でした・・。(^_^;)

抽選が終わるとOB殿に買って来て頂いたチロリ受け取り、2人で海水を張った容器に移し、

イシゴカイにも海水を足してやり、パーライトと混ぜてやると、ホッと一息です。しかし・・「明日の朝慌てないように・・」と

道具をチェックすると、石粉は無いわ、仕掛けもいつもの半分しか無く・・と言うより先週のJCファイナルの残りしか有りません。(>_<)

「ヤナ予感が・・」と思いつつも部屋に行って一休み。相部屋でサンTVのスタッフの方も居られ、元釣りサンデーの森永さんたちと

歓談しているとすぐに前夜祭開始の6時です。宴会場に行くと・・すでに明日の対戦ボードが張り出され、私はCブロック・・。


100人の会では全国から選抜された選手が集まり、中部から東北エリアより参加の東軍50人、

関西以西から参加の西軍50人で選手が集結。

それを各々5ブロックに分け、東軍10人、西軍10人の合わせて20人が1つのブロックで試合をします。

その東西各々10人の上位3人が決勝進出となりますが、今年も強豪が・・(^_^;)

私の入ったCブロックには先週もJCファイナルで一緒だった岡野さん、そして四国の名手塩田師匠、

報知で優勝されている沢田さん・・・と他にも有名な方ばかりで何と10人中5人もが大阪協会員でした・・。(^_^;)

暫く歓談しているとすぐに前夜祭が始まり、全日本サーフ連盟長の祝辞、

各協賛団体、メーカーの担当者の挨拶が有り、乾杯の後は毎年ながら皆さん席を立って

宴会場のあちこちで親交の輪が広がります。遠方からの参加者どうし、クラブや団体を超えて、

大会などでお知り合いになれた方も多く、私にも「あっ投げ北の佐織さんですね・・HP楽しみにしていますヨ(^^)」

「2連覇狙って頑張って下さいネ・・」と多くの方が声を掛けてくださります。私は今回で4回目の大会ですが、

初参加の年に緊張していた時にも気さくに声を掛けて下さった、高知から参加の山中さんと中橋さんと歓談です。

今回も楽しい会話で盛り上がり、ワイワイと楽しかったデス。(^o^)丿

その後は全員順番に自己紹介と明日への抱負を発表・・・2時間の前夜祭はすぐに終わりましたが皆さんなかなか席を立たずに

談笑が続いていました・・(^^)

キス談義を楽しんだ後は部屋に帰りましたが私の部屋は取材陣の皆さんや連盟幹部の方が集まっておられ、

2次会場となっており、とても盛り上がっていたので寝付いたのは2時前・・・起床は3時半でしたので寝たのは2時間弱(>_<)

寝ぼけまなこで起き出して、車を波松海岸に走らせ、全員集合、競技説明を聞きます。

各ブロックごとに選手が分かれ、ブロック長さんに付いて行って浜に出ましたが、Cブロックの釣り場範囲となっている

大会本部前の浜は駐車場から近い事も有り、すでに投げ釣り師がずらりと10人余りも入っておられ、

「ここに20人も入ったらオマツリするだけでなく危険ですな・・・」と連盟長、東京協会長の矢沢さんたちで協議され、

釣り場の変更を決定。

一番遠いブロックのそのまた先の一番北側まで20人で大移動・・(^_^;)ここまで来ると釣り人も少なく、

ここで点呼を受け、ゼッケン順に東軍、西軍の選手が交互に浜に並びます。

そして他のブロックより15分遅れでスタート!!。さざなみさんからの前評判では「ピン主体ですけど、数はバコバコです。」と

聞いていましたので期待しつつ、先ずはイシゴカイを8本針に刺してゆきます。

いよいよ第一投!!。近くで食うと聞いていたので先ずは3色までチョイッと投げユックリと引いて来ます。

しかし・・前評判とはかなり違ってなかなかキスのアタリが出ず、ようやくブルンッと来たのは1色半。

弱弱しいアタリを取りつつ巻き上げると小フグも沢山・・・(T_T)ピンギス3連とフグ4匹に苦笑しつつ早くも仕掛け交換です。

仕掛けを替えつつ遠目に塩田師匠を見ると・・すでに5〜6連で好調のようで、近くで小型が揃う時には師匠は滅法強し・・と

思いつつ、今度は2色にまた「チョイッ」と投げてまた3連。しかし・・相変わらずフグも多くてキスはピンのみ・・。

アタリは出ても針に乗らないようなキスも多そうで針を袖針3号まで落としますが、それでもなかなか4連以上が出ません。

隣では2001サーフの水口さんが時折遠投をされて5〜6連されており、私も・・と投げますが私の前にはキスの群れが居らず

遠投では素針も多くてまた近投に戻したり・・・と今回もキスの居場所を定めるのに時間がかかり・・と言うよりも

一定のパターンを掴めません。昨年は何をやっても上手くいってさほど苦労せずに優勝してしまいましたが、

優勝する時はそんなもの・・で、逆もまたしかり・・。今日は何をやってもパターンが掴めません。

途中からはさざなみさん、西や〜んさんも応援に来てくれましたが、お二人の前でもキスを釣り上げられず、

OB殿から分けて頂いた石粉も切れ、今回のイシゴカイは品質が悪くて切れ切れなやつばかり・・。

チロリも持参しましたがこんなピンの口には入らないような太目のものばかりで、殆ど使いませんでした。

エサにあたっても仕方が無いのですが、ピンしか居ない浜・・・イシゴカイの品質が悪くて石粉も無いとなれば

自分の準備の悪さに腹立たしくもあり、イライラしてたらもう自分の釣りでは無くなります。そんなこんなですぐに3時間の予選は終わり

私は西軍の5位程度で終了。完敗です。そんな中、塩田師匠、岡野さんは最初から7連、6連と好調だったようで

私が22匹と苦戦した中、40匹程度と好調に釣られて予選通過。私の横で遠投して5〜6連の水口さんも通過されました。

下写真は私が釣ったものですが、10センチにも満たないやつばかり・・・どうもピンの数釣りは苦手じゃ・・(>_<)

落胆しつつ遠いエリアから会場にフラフラ・・と戻ると他の大阪協会員の皆さんも戻っておられ、

過去には私と共に毎年のように決勝進出しておられた野村さん、日置さんも「ダメじゃ〜」とゼッケンを外してホテルに戻る準備中。

「残念じゃ〜」

聞くと大阪協会から決勝に行かれたのは本屋敷さんだけだったとか・・。

その後は一休みして決勝大会の観戦です。サンTVのカメラマンが走り回る中、決勝は行われており、

私もさざなみさんを見付けて談笑しつつ横山さんの後ろに張り付いて観戦です。

・・と暫く見てたらいつの間にか目が閉じていましたが・ヘソ天後に起き出すと決勝戦も残り1時間。横山さんの釣りは何時見ても

無駄な動きが無く、流れるような動作で投げ、さびき、回収、エサ付けとその4サイクルエンジンの回転の早いこと・・・

とても勉強になります。特に今回のような匹数勝負の大会では回転数が高くないとダメですねぇ・・。もっと練習せねば・・(^_^;)

そんな中、突然横山さんが、「ささなみさん、これあげるっ」とこちらに向かってさざなみさんを呼ばれ、

「するする君」をさざなみさんにプレゼント(~o~) 走って戻って来るさざなみさん嬉しそう・・!(^^)!

横山さんの左ではレインボーキャスターズ松尾会長がフルキャスト!!。

下写真は構えに入ってここから一気に・・・の瞬間ですが、

腰がしっかりと安定し、ここからのステップやブレない視線、腕の位置、振りなど、素晴らしいキャストでとても勉強になります。

遠投しつつ高速でさびいて2連つづ程度ながら

確実にキスを拾っておられました。型は遠投でもピンばかりのようでしたので

遠投するとピンからのシグナルは弱くてなかなかアタリを取り辛い様子でしたが、かなりの高速さびきでも

キスは付いており、沖のキスは手前のキスと型は同じながら活性はかなり違うようでした。

横山さんは斜めに引いたり、殆ど近場主体でしたが、時折はド遠投・・。

キススペEX+が大きく曲がっていますが、

竿先は柔らかめで伸び切っていても元竿から胴にかけては張りが有る調子の竿なのが

下写真でも判り、細い竿なのにかなり反発は鋭く、従来のEXクラスでは考えられないシャープな調子で

横山さんも「こんなに楽な竿は初めてじゃっ。パワーの有る若い人には勧めんけど、アタリはビンビンで良く飛ぶヨ・・」

とお気に入りの様子。(^^) 

取り込み・・・・

エサ付けと全く休む間も無く、厳しい表情で高速回転です。この釣り場に合わせた無駄が無い釣り、

そして何処の浜、どんな条件でも高速回転を可能とする技術の高さ。

幾多の大会で素晴らしい成績を上げられておられるのもこの釣り場に合わせる調整能力の高さ・・感度鋭く

キスに合わせて調整しつつ、高速回転を続ける事が好成績を支えているのだなぁ・・・。

と・・見ているとすぐに決勝終了のホイッスル・・とっ同時にあれだけ厳しかった表情が緩み、

道具を仕舞いつつさざなみさんや私に和やかに話かけて下さり、この気持ちの切り替えの早さも凄いなぁ・・。

そしてまた・・・「この竿ええよっ(^^)」と勧めてくださりますが、されどキススペ・・おいそれとは何本も・・・・・貯金しよ〜(^_^;)

決勝戦が終わるとすぐにホテルに戻り、成績発表と昼食会です。宴会場には沢山の賞品も並べられ、

全員に行き渡るように100人分(^^)

入賞者には今年もマウンテンバイクにテクMg、ZU、赤竿、青竿(~o~)新クーラーにルビーガイドと豪華です。蚊帳の外でしたが・・(T_T)

決勝の結果は優勝が富士鱚楽会の朝原さん、準優勝が小倉メゴチサーフの北野さん、そして3位に横山さんがなられました。

そして2位までが来年のシマノJCセミのキップを手にされました。おめでとうございます。

と・・言う事で私は今年は箸にも棒にも・・でズタズタでしたが、今年も沢山の方から声を掛けて頂き、

キス談義で楽しませて頂く中でいろいろな情報を得られましたし、再会出来た事を喜び合い、楽しく過ごさせて頂きました。

また、決勝戦には出られませんでしたが、観戦ではいろいろと勉強になりました。

来年はまた一から再挑戦!!。また来ます。

さてっ・・来週はいよいよ7連戦のトリとなる全日本サーフクラブ対抗キス釣り選手権で鳥取砂丘です。

500人近い選手が5時間の戦いを広い砂丘で繰り広げるビッグな大会です。

今年はキスのパターンを掴むのに苦労して一寸不調続きで悩んでいますが、

今回のようにつまらない事で悔いだけは残さないように頑張ろう・・・・では、また・・。