2004年釣行記

6月20日 全日本キス釣り選手権は弓ヶ浜で大型を拾う作戦でしたがピンばかり、(>_<)

       釣り場では横山さんとお会いし、いろいろとお教え頂いて引き釣り研修会となりました・・の巻。


6月20日は全日本サーフの2大イベント・・全日本カレイと同様に全国各地の会場で多くの会員がキスの一匹長寸を

求めて競い合う全日本キス釣り選手権で、私達もこの大会に参加しました。 で・・クラブとしての参加会場は

鳥取県の境港会場で、土曜の9時に上ちゃん宅に集合。明日が仕事で行けない上ちゃんの声援を受け、

今週も山陰詣でとなりました。

しかし・・今年から全キスの集合、受付は1時となっており、9時でギリギリ間に合うか・・と思いつつ集合時間を設定

していたらエボさんが仕事で遅れて、福知山を出たのは10時頃。境港までは通常3時間半程度かかりますが、

これでは途中で休憩していたら完全に遅刻です。 受付に間に合わないと失格となるのみならず、

当日の釣りは全キスが終わる11時まではルールで禁止されていますので、今週もまた舞鶴若狭道→中国道→米子道と

私の車をカッ飛ばします。・・・しかし・・折から台風6号がこちらに向かって接近中で、中国道を走る頃には断続的に雨が降り、

出鼻をくじかれます。 中国山地を縦断している間は「こんな雨で夜中からキス釣り・・ワシらには似合わんゾ」・・などと言いつつ

作戦会議。 「以前の弓ヶ浜はクラブのT氏が28センチを釣った事も有ったし、夜が明けるまでは天候を見つつ様子を伺い、

明るくなったら遠投して大型をチロリで拾おう・・」と言う事になりました。何の事は無い(~o~)・・皆が浜から引き釣りしたいだけで

ハナから持参の竿は各自キススペ1本のみなのです(~o~)。 そして車がようやく中国山地を超え、米子ICを出ると、

幸い雲は切れ、雨も止んで風もそよそよ状態。(^o^)丿

クラブの集合場所である「かめや米子店」さんに12時半に到着すると、「何とか間に合ったなっ」と会長や今里師匠が待って

下さっており、「ご心配かけました。m(__)m」と挨拶し、クラブ員全員で境港の受付会場に行き、

担当クラブの岡山レッドサーフさんに車の誘導、大会説明、出発抽選をして頂きました。m(__)m

抽選結果は12番と、今年も今里師匠が良いクジを引いてくれ、長い車の行列の先頭付近に並び、1時半の出発を待ちます。

他のクラブ員の皆さんは境水道で他魚狙い?の人や南の淀江漁港で大型キスを狙う人など、狙いはさまざま。

私達は「弓ヶ浜に行って来ます」とクラブの皆さんに告げ、1時半の出発時間と同時に南に車を走らせます。

この時点ではもうのんびりしたもので、「誰も大ギス狙いに弓ヶ浜には行かんやろっ」と、

釣り場に向かって次々と出発する車の列から離れ

「休憩もせずに飲まず食わずで走って来たから、取り敢えずコンビニに行って食料を仕入れよう・・」と

国道を南下、食料を仕入れたら弓ヶ浜展望駐車場に行き、皆で七輪を囲んで遅い夜食を取ります。(^^)

そして満腹になったら仕事疲れのせいで朝まで爆睡・・・私とエボさんはアリに食われつつ地べたで寝てしまい、

くにさわさんとあつしさんは車中でマッタリ・・・。そのまま7時まで寝てしまい。それでも「あ〜寝すぎたぁ・・」と気楽なもので、

スッカリ明るくなって蒸し暑くなった弓ヶ浜に竿を一本つづ持って出ます。

「さあてっやるかっ」とかめやさんで買った新鮮なチロリを刺し、遠投で大ギスを狙ってみます。

今回のリールは久しぶりのチタン復活。(^^) こいつはMgよりも数段滑らかな回転で遠投して引いても海底の様子が良く判り

丁寧に引いてゆきます。 しかし・・追い風に乗せて7色まで投げたチロリには何の反応も無く、皆が首をかしげています。

「居らんのう〜」と投げ返して今度は4色に投げ、ユックリと2色まで引いて来ると・・・

「ブルッ」「プルプルッ」とキスからのシグナル。(^^)そのまま追い食いさせていきなりの6連にニンマリデス。(^^)

型は・・とても全キスの検量に出せるようなキスでは有りませんが、「台風の雨と風で釣りさえ危ぶまれるカモ」と

思っていただけに、サイズはともかくキス釣り出来る事が嬉しくて・・・(~o~)

隣ではエボさんが今日は珍しく真剣にさびき、「2色には一寸良い型が・・1色はピンが沢山居ますネッ」と

次々と4〜5連で釣り上げてゆきます。

「一寸良い型が・・」と言っても15センチ程度のピンのお兄さん程度のサイズですが、先週の三里浜ではテトラの内側でピンばかり

拾う釣りでしたので、皆はのびのびと引き釣りを楽しんでいます。(~o~)

くにさわさんも「今日のテーマは10本針を絡ませずに投げて8連以上が練習目標・・っと簡単に達成してしまった・・(~o~)」と

調子良く2色あたりを丁寧に引いて数を伸ばします。

型は殆どピンでなかなか15センチを超えるようなキスは釣れませんが、丁寧に引くと大概は5連以上と楽しめました。

そして遠目に横山さんが居られ、少しつづこちらに向かって探って来られ、私達も横山さんに向かって移動しつつ釣り歩き(~o~)・・

9時頃に私達と横山さんとがドッキング(^^)。

くにさわさんとあつしさんは横山さんにここでのキス釣りのコツを教わりながら「研修」デス。(~o~)

「今日は硬い竿・・いらんヨ、今年は近くで小型しか食わんなぁ・・・遠投しても何も居らんやろっ」と言っておられ、

くにさわさんやあつしさんに引き方のコツや追い食いのさせかたを教えて下さいました。m(__)m

んな事をしているとすぐに時間は経ち、「オット・・検量時間やどっ」と急いでクラブ審査の為にカニカゴ岸壁に行き、

「そんなピンばかり釣って・・困ったやつらじゃ」と叱られつつ、今里師匠、会長のクーラーを見せて頂くと大ギスで満タンです。

「淀江は大型バコバコじゃった」とご満悦(~o~)でしたっ。

そして全キスの検量会場に移動し、審査対象以上の魚を釣ったクラブ員が次々と魚を提出します。

圧巻はクラブ内の大物師、柿山さんで、釣果は60センチオーバーのマゴチとスズキ2本(@_@;)

いつもながら凄い釣果でビックリさせてくれます。

もう一人の大物師、薄田さんも70センチ超えのスズキをゲット・・淀江漁港で大ギスを釣りつつシッカリと他魚も

仕留めていました。

検量担当は岡山レッドサーフさんの皆さんで、丁寧に、且つシッカリと魚を引き伸ばして(~o~)計って下さっていました。

30センチ近い大ギスを何本も出される他のクラブの人も大勢おられ、目を見張りマス。

で・・当然ですが、「弓ヶ浜でチロリを使って遠投して大ギス狙い」のアテが外れた私達は完全に蚊帳の外。

検量が終わるとクラブ員の皆さんと別れ、「腹減ったなぁ・・・」とまた弓ヶ浜に戻って七輪を囲むべく

浜に戻ると、横山さんも検量後に戻って来ておられ、でこやんさんと談笑中(^^)

「お邪魔しま〜す」と挨拶して横で肉を焼き、

焼き上がったら横山さん、でこやんさんに加わって頂き、キス釣り談義(^^)。

横山さんにはキス釣りのコツや大会での場面に応じた対応など、いろいろとお教え頂きました。m(__)m

そして横山さんから、「皆若いの〜っ今からしっかりと経験を積んだら必ず上手になるっ。頑張れヨ」と激励を頂きました。

その後はキス談義でシッカリと頂いた講義を元にまた皆で浜に出て実践デス。(~o~)

すぐ横では横山さんも竿を出され、来週のJCファイナルに向けて最終調整といった感じで、ジックリとさびいておられました。

私も隣に入らせて頂いて、その釣技術を勉強しつつ来週に向けて練習させてもらいました。

午後からは台風がいよいよ接近したのか、雲は早く流れ、台風に向かって吸い寄せられるような北風に変わり

それが2時頃からは強風となり、立てた竿が後方にあおられて放っておいてもさびけてしまう状態。

竿を直立させるのがやっとの強い向かい風となりました。その風でザザ波が出ると、マッタリしていた午前とは打って変わって

キスの活性も高まったのか、2色でまずまずの型が揃い、アタリも強く出るようになって5〜6連で楽しめました。

隣では横山さんが、今年から使われているキススペEXで軽いオモリを使って釣る技を磨いておられ、

横で見させて頂いているだけで、本当に勉強になります。

「今年のように近くでピン主体なら理に適った釣り方だなぁ・・」と感心しきり・・。と・・いろいろと教わりながら

釣りをしていたらまたすぐに時間は経ち、すぐに3時となってしまい、「あ〜帰ったら夜中になるでっ」と慌てて道具を仕舞います。

「今日は本当にありがとうございました。またいろいろと教えて下さいm(__)m。」と横山さんとお別れしましたが、

横山さんは「今年は未だあまりキス釣って無いから・・」と夕方まで頑張られるようでした。

そしてまた長い道程を帰って来ましたが、今日は全キスに出せるようなサイズも釣れず、大会では今週もさんざんでしたが、

私にとっては来週に向けて練習出来ましたし、皆で横山さんにいろいろとお世話になり、とても沢山の事をお教え頂き、

釣果以上にとても大きな経験を与えて頂いた一日で、とても充実して楽しい釣行でした。