2004年釣行記


5月20日 今年初の高浜町若宮釣行は小型キスを掛けるのに苦労し、ひたすら投げ練でしたっの巻。

5月20日は代休でしたので、平日こいてまた後ヶ浜かキャンプ場裏でバコバコに釣る予定でしたが、

天気予報を見ると・・「午前中は曇りですが、午後からは雨で降水確率80%です。(>_<)」と・・言う事で、

先日の大雨で竹野川の濁りも未だ残っているでしょうし、

18日に上ちゃんが後ヶ浜に行きましたがキスは殆ど釣れなかった事も有り、

雨が降ってもすぐに帰って来られ、例年なら乗っ込みも始まっている高浜町に午前中だけ釣行することにしました。

9時に家を出て、久しぶりに西舞鶴の富永釣具さんに立ち寄り、「イシゴカイを500円分下さい・・」と言うと、

「これは先週の金曜に入荷したイシゴカイなんですけど、雨の日が多くて売れ残ったし、

未だ十分使えるのですが、明日新しいエサが入って来るので差し上げますヨ(^^)」と

にこやかに若店主がエサをタダであげると言って未だピチピチと新鮮なイシゴカイを1000円分も差し出してくれます。m(__)m

そのエサを有り難く頂き、何も支払わずにエサだけ貰って帰るのもなぁ・・・と店内を見回すと

富士のパワースイベルとトップガンの33号、オーナーの仕掛け巻き、ホンテロン蛍光グリーンの0.8号が置いてあり、

それを買って釣り場に急ぎます。

そして最初に難波江に行きましたが、1投目に2連で釣れましたが、大雨後で近くの関屋川から流れ込んだゴミが多くて

さびく度に仕掛けにまとわり付き、トラブル続きですぐに転進。 そこから5分の若宮に即移動です。

若宮に着くと・・・一昨年から行われている浜の整備?工事できれいだった浜には石積の波止がどんどんと建造され、

高浜漁港近くの、浜の東端の好ポイントもすっかり石積で囲まれてしまい、

囲まれてしまった石積の内側には藻やゴミが至る所に溜り、ここもまたキスの引き釣りが出来なくなってしまいました。(>_<)

現在はそのまた西側にも石積波止の建造中で、綺麗だった砂浜に大きな石を積み上げて浜から100メートル程沖まで伸ばし

その先端は二又に枝分かれさせて浜を取り囲む形で工事中です。(>_<)

要するに浜を小さなワンド状に区切り、波除けにしているのです。が・・ここは沖合いに岩礁や島が有り、

それが自然の防波堤となっており、

北風が吹いても波は穏やかで、それゆえにきれいな砂が溜り、浜も遠浅で海水浴場には最適なのです。

美しい浜は若狭湾国定公園の一部で、私達もずいぶん前からキス釣りを楽しんで来ましたし、

凪でさえ有ればキスの魚影は北近畿髄一と言える程濃くて、好天にボウズは先ず有り得ない好釣り場です。

「なのにざわざお金を使ってゴミが溜まり易い海岸に変えなくても良いのに・・・」と思えてならず、

この石積で囲まれたワンドの内側でボートを出しておられた方に釣果を聞きましたが、

「中はゴミと藻とロープも漂って障害物だらけだし、とても浅くなっている上に、

所々に工事でこぼれた石がゴロゴロとしてて、キスなんか居ないヨ・・」と言っておられました。

仕方なく未だ工事が始まっていない浜の西側に歩き、浜の中央部まで来ると、ここは以前と同じように短いテトラが有り

間隔が広いテトラの間を抜く形で投げる事が出来るので、ここでクーラーを降ろして釣り開始です。(^^)

ここは例年5月中旬から釣れ始め、キスの型は小さいですが、毎年4色と3色の境目のカケアガリで良くアタリが出ますので

今日も5色まで投げて、ゆっくりと4色まで引き寄せ、未だシーズン初期なので、極ゆっくりと引いてみます。

すると・・やはり3色との境目で振幅は小さいながらもハッキリとしたアタリが出て、15センチ級が2連で釣れあがります。(^^)

そのまま同様にお昼まで釣り、15投して23匹。素針は殆ど有りませんが、良くても2連で、

型はやはり高浜サイズの15センチばかりでした。 しかし、この小ギスを何とか掛けるようにさびくのも楽しく、

釣れ方が良く大会が行われる鳥取砂丘のパターンに似ており、雨が降り出すお昼までの短時間、

狭い範囲のカケアガリでいかに食わすか・・と試行錯誤でしたが、良い練習になりました。

そして雨がパラパラと降り出し、アタリも止まったらいつもの投げ練デス。

大会も2週間後に迫っていますし、長い仕掛けを絡まさないようにしつつ7色近くまでは投げないとなぁ・・・・と思いつつ

それから2時間程投げ込みました。

しかし・・投げ練は一人でやると、クセや欠点を見ている人から聞く事も出来ず、どうしても我流になったり

しますので、今日はデジカメでムービーを撮影し、家に帰ってからそれを見て反省しつつ今後に生かす事にしました。

以下は投げ練でのムービーと分解写真ですが、投げている最中に考えている事や反省を交えて

自分の投げ方の悪い所や直さねばならない所を検討する事にしました。

タックルは・・・竿がキススペシャル405BX+、リールはテクニウムMgに道糸PE0.8号を巻き、オモリはトップガン33号でやってます。

仕掛けは付けずに今日は緩い向かい風で、飛距離は7色半の時のものですが、未だ練習不足で

以下の回転投法も体が大きく使えておらず、まだまだ練習不足だなぁ・・(^_^;)

タラシはリール位置程度で、オモリを波打ち際に置き
竿は海岸線と平行にし、リラックスして構え、
とゆっくり始動です。
左足を踏み出してゆっくりと後方に移動開始です。
竿先を下げ、一寸前傾したら
オモリをゆっくりと引き始めます。
ヒザは常に少し曲げて伸び切らないように注意しつつ
そのままスーッとオモリを引き続け、今度は右足を
ステップし始めます。
右足を始動しつつ、竿の回転を始めます。
竿先にオモリが乗っているか確認し、腰の回転始動です。
ここでは未だ竿はゆっくりと回転し始めた所で
オモリの重さを感じつつ、更に少し腰を落として
重心を下げ、体を回してもフラ付かないように注意・・
右足を竿の回転角度と同じタイミングで後方に移動
してゆきます。
右足が着地した瞬間です。始動を始めてからここまでは殆ど
竿の回転はされておらず、ゆっくりと回しているだけですが、
ここからは腰の回転を先行させて、
胴体をわざと遅らせてひねるように
回してゆきます。ここでも未だ後傾姿勢で
体重の殆どを左足から右足に移してゆきます。
竿が斜め後ろまで回って来たら、今度は左足のステップを
開始です。ここではかなり窮屈な姿勢となりますが
一寸我慢デス。
竿が真後ろ近くまで回って着ました。ここでしっかりとオモリが
竿先に乗っているか最終確認。
グッとテンションがかかって来たら、ここから竿の回転を
少しづつ早めてゆきます。
リールは投げる方向に向け右腕をワキから離さずに
グッと締め、さあっ行くぞっと言った感じです。(^^)
ここでは左足が浮いて左前方に移動しています。
左足を更に左に大きく開き、窮屈な姿勢から
胸を張って視線を前方に向けてゆきます。
左足が着地寸前。顔が投擲方向に向き、
ここから竿を前方斜め上空方向に引き始めます。
竿先が浮き、左足が着地しました。
視線を投擲方向上空に向けていよいよ
降り込み開始です。
ここでも腰の回転を先行させ、胴体をひねるように
竿を回しつつ、前方に体重の移動開始です。
いよいよ竿の押し込み開始。ここからは回すように
振るのではなくて
意識しつつ一気に竿を投擲方向に
押し込んでゆきます。
このあたりが一番腕の力を要する所で、
竿の弾力とオモリの重さに
負けないように、渾身の力をこめて竿を
押し込んでゆきます。
押しやすいように胸を張り、
右足で地面を蹴り、胴体を支えます。
ここでは振り込もうと意識しすぎて
体が前傾にならないように
左足でしっかりと踏ん張ります。
竿が押し込まれている瞬間です。
一番曲がっているあたりですが、
ここでは未だ右腕のヒジが曲がっており、
ここからヒジを伸ばして更に押し込むと同時に、
左手で竿尻を引き寄せ更に竿を曲げこみ、
竿の反発が弱まらないように注意します。
ここでは絶対に斜め上空から目を離さないように
注意ですね・・。
指から力糸が離れた瞬間です。
右手の腕は伸びて押し込み完了です。
右足も伸び、このままでは体が左に流れるので
左足でしっかりと踏ん張ります。
私の場合は1時方向に竿先を叩き付けてやるような感じで
押し込めたらオモリは大体真正面に飛び出します。(^^)
竿の反発はほぼ終了です。右腕はまっすぐに
前方に伸ばし、スッと力を抜いてゆきます。
投擲完了です。ピシッと斜め45度で降り止めて
更に力を抜き、竿先のブレを収束します。
オモリを目で追いつつ、道糸の出る角度に竿の角度を
調整し、飛距離が落ちないようにします。
オモリの着水を確認し、糸ふけを取ってさびき釣り開始です。

と・・ここまで反省しつつ書きましたが、まだまだキレが悪くて体も大きく使えていないし、

押し込みスピードがトロいなぁ・・・(>_<)

筋肉トレーニングでもしないといけませんなっ・・・(^_^;) まだまだ練習不足デス。m(__)m

では、また・・。