2004年釣行記

4月29日 大荒れ後の後ヶ浜は不調でしたが、沢山の方々とお会いした上、
       新キススペの試し投げをさせていただいたり、新しい仕掛けを頂いたりと充実した一日でした。の巻


4月29日は朝から快晴でしたが、前日は大荒れで、波が5メートル近くも有り、

「この様子では後ヶ浜でキスが釣れるのはまた午後・・それも夕方近くかなぁ・・」と思いつつ、反面期待感も有り、

現地には丁度お昼頃に到着です。 すると・・予想よりは波は収まっていましたが、期待の更に波を抑える南風が弱く

未だウネリを伴った波が浜を洗っていました。 前日は下写真の護岸の上まで波が駆け上がっていたのか

水溜りも出来ており、凪続きで砂浜に盛り上がっていた砂はきれいに海底に引きづり込まれ、

浜の両サイドに現われていた邪魔なシモリもすっかり埋もれて、

さびき釣り出来る範囲が昨年同様の広さまで復活していました。

そして浜を見渡すと・・もうすでに10人以上の皆さんが竿を出しておられます。

昨年の同日に爆釣されたレインボーキャスターズの岡野さんや大前さんも来ておられ、浜の右側では

onitikuさんやウエノさん、一三さんたちが竿を振られています。

昨日の赤潮は昨日の大荒れで何処にも見当たらず、このまま波が収まれば・・・と暫くは混み合った浜に入って

邪魔しないようにあつしさん、くにさわさんと眺めていましたが、やはり未だ殆ど誰にも釣れないようで、

護岸の上で休憩されていた岡野さん、大前さんとキス談義・・(^o^)丿

来るジャパンカップの様子や参加の方法などをお二人から聞いていると、そこにササメ針さんの営業の方も居られ、

「あ〜佐織さんですね。これ今度発売しましたので一度使って見て下さい」と手渡されたのはアスリートキス針の

仕掛けです。

「あ〜市販仕掛けですね。」ありがたく頂き、見ると・・・

何とアスリートキス針が私達が日常使っているホンテロンの0.8号に

結ばれて、ハリス付きの針50本が一袋に入っていました。


「これは仕掛けを作る時間が無い時には便利ですね・・」

「50本で850円なら50本結ぶ手間を考えると安いと思いますが・・」と言いつつ

更に営業の方に聞きます。すると・・私達が好んで使っているホンテロン蛍光グリーンのハリスのものも有るそうで、

「早速釣具店に注文します!!」とくにさわさんやあつしさんも騒いでいました。ハリスの長さは15センチと十分過ぎる程の

長さが取ってありますが、先針にはこの位の長さが有る方が良いですし、これは便利な仕掛けが出現したものですなっ。

次に頂いたのは夜光塗料がチモトの結び目に塗ってある針で、持ち帰ってから暗闇で見ましたがかなり明るく光ります!!。

確かにキスには・・特に大型にはこの蛍光球が威力を発揮する時が有り、朝夕や曇天の時や濁りが入った日は有効で、

私も作ろうとした事が有りましたが、塗料の塗布や乾燥がとても面倒で断念した事も有り、

この蛍光玉付き針にもとても興味が沸きました。

そして先針だけにこの蛍光球付き針を使っても仕掛けが重くならずに良いかも知れませんネ。

また、この蛍光球のお陰で針をとても持ち易く、エサも刺し易くて、これも「注文じゃ〜」(^o^)丿

こちらの価格は50本で1200円と一寸高くなりますが、手間を考えると納得出来る価格だと思います。

で・・いずれも釣具店からメーカーへの最低注文単位は5袋との事・・・(^_^;)

しかし日常キス釣りをしていたら5袋なんぞはすぐに使いますし、

ハリスの長さが15センチも有るので釣り場でフグに針を取られた時の補修用としても重宝しそうです。


針だけでなく、糸も昨今の自作キス仕掛けを良く研究されて吟味されており、

市販の糸付き針も良くなったものですなっ。

更に出来合いの仕掛けも持参されており、これも釣り場の状況に応じて使い分けられるようになっており、

下写真の左が6号3本針でド遠投用。中央が5号5本針でベーシック。右が中、近投で中型以下のキスを沢山釣る為の

競技用と、釣り場やキスの濃さに応じて使い分けられるようにコンセプトをはっきりと打ち出して、作られています。

ハリスはいずれもホンテロンで蛍光色も有り、遠投用とベーシックが0.8号、競技用は0.6号とこれも競技志向で

大会でも良く使われている仕様の仕掛けで、いよいよ市販仕掛けでも手作りと同様の本格的なものが出ましたネ・・。

エダスも3センチ程度と短めで、8本針仕掛けで砂づりは1.5メートル、針間隔28センチ、全長3.38メートルと

一寸キス釣りに慣れた方でないと使いこなせない程の本格仕様で、これも大変気に入りました。

そして・・今年はササメ針さんもキス釣り大会を開催されるとの事で、会場は久美浜の蔓野浜との事。

私達も葛野浜は駐車場も広くてトイレも完備していますし、

浜も両側に3キロ程度つづ有り、浜詰よりも余程大会をするのに好都合な場所なのに・・と思いつつ

今までは大会が開催されずに不思議な程でしたが、今回ササメ針さんが「アスリートキス杯」を

6月26日の土曜に行われるとの事で、あつしさんやくにさわさんも

「出場しま〜ス」と早くもやる気満々。(^o^)丿

私や岡野さんはジャパンカップで行けませんが、また北近畿で大会が行われる事になり、

ますます丹後半島が賑わうようになりそうですね・・。と・・話をしていたら今度はシマノの社員の方が来られており、!(^^)!

「今度発売するキススペのDとD+を持参していますので試し投げしませんか・・」と言って下さります。(^o^)丿

「今日はメーカーの方も沢山来られているなぁ・・」と3人で驚きつつ、早速岡野さんや大前さんに交えてもらって

試投会に参加させて頂きます。

持参されていたキススペはローライダーこそ付いていたものの、未だ白塗装してないプロトタイプで

私はD+を使わせてもらいましたが、「ゲッ軽い!!」と言うのが第一印象で、穂先はとても細いのに

2番はとても張りが有り、ヒョイッとほんの軽く投げても27号のオモリを6色付近まで簡単に弾き飛ばしてくれる竿でした。

方向性も良く、「楽過ぎるで・・・」とあつしさんやくにさわさんも

その軽さや振り易さに感激していました。後ヶ浜は海底の凹凸が激しく、このような浜で仕掛けを

引く場合は柔らかい穂先が一寸フワフワと暴れ気味で、

スムーズにオモリを引くにはもう少し硬い穂先のほうが使い易かったですが、

砂が細かくて砂紋が小さな浜ではアタリも良く取れそうで、6色以内のキスを釣るにはこれで十分だと思いました。

そしてテクニウムMg用に最近出た新スプールも見せて頂きました。軽量化の為のホールや

飾り付けを無くしてコストダウンを図った新製品で、夢屋から発売されており、真っ黒で一寸高級感には欠けますが

実用的にはこれで十分ですとシマノの方は言われていました。大きさは純正と同等で、重量は少し重くなっていますが、

純正が15,000円するのに対してこれは10,000円でかなり安くなっています。

で・・くにさわさんも試し投げ・・(^o^)丿。竿を振った時に起こる風切り音も静かで、

「投げた後のリバウンドも今までのキススペは5往復位しましたが、これは1.5往復位で収束しますヨと」

シマノさんも自信ありげに話されておりました。 但し・・やはり細身なので30号以上のオモリを使うのは

穂先への負担が大きくて逆に反発も弱くなるので27号程度が良いですヨ・・」と

言っておられました。

そして試投会も終わり、また岡野さんたちは投げてゆかれますが、天気予報で吹くハズの南風が吹かず

逆に北風に変わってウネリは少しも収まらず、なかなかキスは接岸しないようです。

ようやく午後3時頃にonitikuさんがいきなり3連の20センチ級を釣られ、一気に浜は色めき立ちましたが

その後はまた沈黙し、浜の所々でパラパラ釣れるだけで連は殆ど無く、私は「今日は待ってもダメだぁ・・釣れたら起こしてネ・・」

とくにさわさんに声を掛けて大イビキ・・・お昼寝デス・・・m(__)m

そしてようやく夕方6時頃になって夕日が落ちる頃・・ようやくくにさわさんもキスゲット・・・。続いてあつしさんも2連と

二人はニコニコ顔。

「やっと釣れ出したかぁ・・」と私が起き出すとonitikuさんが近寄って来られて挨拶します。(^^)

「今日は残念でした・・8匹でした。」と言われるonitikuさんに「また良い日に来て下さいネ・・」と挨拶し、

「もう帰りますので使って下さい」とありがたくチロリを頂いて、m(__)m

真っ赤で新鮮なチロリを針に刺して勇んで投げましたが

3人で投げ返すとキスがすぐに散ったのかまた沈黙・・・。とうとう今日は私は一匹のキスも釣らずに納竿です。(T_T)

しかし・・今日はボウズでしたが、岡野さん、大前さんにシャパンカップの事を聞く事が出来ましたし、

ササメ針さんからは仕掛けを頂き、仕掛け作りに関する意見交換も出来、

シマノさんには新キススペを使わせて頂きました。、キスが少しでも釣れれば・・と行った後ヶ浜には沢山の皆さんや

メーカーの方が居られ、何も釣れなかったですが、何かと収穫が多い一日でした。

ではっまたっ。(^o^)丿