2004年釣行記

くにさわさんがまずまずのイシガレイを釣り、「今回も誰かが一枚」の北近畿チームパターンでしたが、
春のお楽しみ・・・ワカメのシャブシャブを味わって来ましたの巻。


1月は半ばから殆ど晴天らしい日が無かった北近畿、日曜の度に雪が降り、もう2週間も釣りを

させてもらえませんでしたが、2月1日の日曜はようやく冬型気圧配置も緩み暖かそうな天気予報。

こうなるとまた皆が「明日は行きますか?」と電話をくれ、もちろん私も「明日は凪だし、夕日に集合!!」と

メンバーと約束してカレイ仕掛けを作り、早めに寝ます。

そして翌日。「9時頃には西舞鶴駅に着きます」と前日言っていたエボさんから9時前に入電。

「今起きました(T_T) 寝坊してしまいました。m(__)m今日は今から行ってもお昼過ぎになるので・・」とキャンセルとの事。

久しぶりの好天にエボさんは「春眠暁を覚えず」状態だったようで、仕方なく一人で家を出てエサを仕入れ

くにさわさんが朝から竿を出している夕日ヶ浦のつなぎ鼻に向かいます。電話すると、

「さすがにこの時期はつなぎ鼻も誰も居ません、貸切状態デス」と言っています。

久しぶりのポカポカ陽気、未だ3日程前までは網野や久美浜方面は50センチ近い雪が有りましたが

今日はかなり溶けて道路の凍結も無く、快適に釣り場に向かいます。


そして釣り場に着く少し前にまたくにさわさんから入電。

「今まずまずのカレイが釣れましたっ!!」と興奮しています。

釣り場に着いて見せてもらうと30センチ級のイシガレイを釣って嬉しそう(~o~)


「今日は暖かいからカレイの活性も高まるかもネ・・」と遅れて到着した私とあつしさんも早速竿出し。

狭いつなぎ鼻ですが、仲間だけならオマツリも気になりませんし、3人が釣り座を接して2本づつ投げ込みます。


投げ込んで暫くすると、ますます陽光は強くなり、春を思わせるポカポカ陽気。

海岸部は暖かい海流のお陰で山間部よりも暖かく、上写真の雪が有る場所から5分もかからない場所なのに

雪は完全に溶けてもう春の様相です。

ポカポカ陽気で3人でもう春からのキス釣りの話で盛り上がり、のんびりと投げ込んでゆきます。

磯の周りでは初春の風物詩・・・地元のおばちゃん達が岩海苔取りをされており、

ずっと荒れ続きで波をかぶっていたつなぎ鼻周辺の岩にはびっしりと岩海苔が生えています。

それを眺めつつ、私たちはおつまみの新ワカメが生えてないかと磯の周りを見て回りますが、

今年は荒れ続きで強烈な波が打ち寄せていたこの周辺の岩には未だワカメが見えません。

しかし・・カレイからのアタリも皆無でエサ取りも全く居らず、「お昼にするベ〜っ」と

くにさわさんとあつしさんに買い物に行ってもらっている間

しつこく岩の周りを歩いていくと、小さな潮溜まりの中でにようやくワカメの新芽を見つけました。

「未だ生えたばかりで美味しそう(~o~)」と早速未だ10センチも伸びていないワカメを摘み、

鍋に味噌仕立てのダシを入れてグツグツと沸騰させ、早速ワカメを放り込み、サッとダシ汁にくぐらせて

色がきれいな緑色になったやつを口に放り込みます。

ほのかな磯の香りがして噛むとプチプチと歯ごたえが良く、ワカメのダシが口の中に広がって皆で

「旨んめ〜っ」と、小さな潮溜りで僅かに採れたのをどんどん食べてゆきます。 

特に南国育ちのくにさわさんはワカメのシャブシャブは初めてだったようで

その美味しさに感激しつつ、「少し持って帰って嫁さんや子供にも味噌汁に入れて食べさせてやります。」

とカレイ竿など放ってしばしワカメ摘み。(~o~)


その後もワカメに舌鼓を打ちつつマッタリ・・とカレイからのアタリを待ちましたが、今日は悪条件。

このつなぎ鼻でよく釣れる日は波がガンガンと浜詰の浜に打ち寄せ、波で押された潮が

このつなぎ鼻に向かって回り込み、沖に流れる時が良く、そんな時は目の前に潮目が出来て期待十分なのですが、

今日は北からの波や風も無く、ベタ凪。長潮なので期待の潮目も殆ど現れてくれません。

それでもしつこく粘っていると・・・またくにさわさんが1本の竿で小さな木の葉のようなイシガレイを釣り上げ、

もう一本も巻き上げるとまた同形がヒラヒラと風に舞います。(~_~)

それを見て、「そんなサイズのカレイなんぞをここで釣っているのを見たのは初めてじゃっ、先日から

木っ端カレイを良く釣るのう・・」

とあつしさんと冷やかします。 ここは一発出るか、完全ボウズの男らしい釣り場と思っていたのになんとも中途半端な

サイズを連続で釣ってくれます。

それでも本人はニコニコしつつ「カレイ3枚目!!(~o~)」と嬉しそうなので、悔しい私は

「そんなの釣っていじめていたら・・木っ端カレイくにさわとHPのニックネームを変えちゃるぞ!!(~o~)」と冷やかします。

そんなこんなでワイワイとお昼過ぎまでやっていましたが、3時頃から急に南から風が強くなり、

ますます凪となって海は完全にベタ凪となり、こうなるとカレイは全く期待出来ません。

南側の、雪がたっぷり積もった山から吹き降ろしてくる風はとても冷たく、さっきまでのポカポカ陽気がウソのように

冷え込んできます。(>_<) 夕まづめには期待出来るカモ?と粘る予定で、エサもタップリと余っていますが、遂に4時前には

全員耐えきれない寒さとなり、磯にはまた真冬の寒風が吹き荒れて即撤収です。

と・・・言う事で今回もまた「誰かが一枚」釣れるだけの北近畿チームパターンで終わってしまいました。

しかし、待っていたワカメも味わえましたし、好天ならば日差しはもう春の様相。

今後早く春が来てくれる事を祈りつつ、4月まではこんな釣りが続きます。

今回は腰を痛めて家で養生(>_<)だった監督と、仕事で夜勤だぁ・・(T_T)の上ちゃんと、

春眠して寝坊(~_~)してしまったエボさんは

来られませんでしたが、来週は監督の腰も直る?でしょうし、上ちゃんも今度の土日は休めるらしいし、

私と木っ端カレイくにさわ(~o~)さんと、あつしさんは毎週日曜OK。 来週は皆で集まれるかなっ。??

皆が集まるかどうかは鍋が出来るような今日のような天候になるのが最低条件ですが、

良い天気になれば良いなぁ・・・・。ではっ、またっ。