2004年釣行記

1月12日 兵庫県浜坂漁港にカレイ狙いで釣行しました。
地元釣り師からカレイが沢山入ったクーラーを見せてもらい、俄然やる気が湧きましたが
やはりカレイは時合いが大切な事を痛感しました・・の巻。


1月12日はまた但馬へ釣行しました。 今年は心機一転、今まで行った事が無い釣り場にも

どんどん釣行しようと思っており、エボさんと次に行く場所を模索していましたが、

「最近カレイの数が出ている・・」との情報を先週大向水道でお会いした

釣り太郎さんから頂いたので、浜坂漁港に行くことにしました。

そして釣行前日にくにさわさん、あつしさんに連絡すると、二人も行く気満々(^^)

小雪が舞う中、私の会社に集合し、いつものようにワイワイと私の車の中は釣り談義で盛り上がります(~o~)

凍結しかかった途中の峠も無事通過し、2時間半で浜坂漁港に到着です。

すると・・この寒い中、真夜中の漁港の岸壁には地元ナンバーの車が数台駐車しており、

早くも竿を頻繁に上げ下げされています。

「何釣っているんだろう・・、未だ夜明けまでには4時間も有るし、こんなに寒いのに・・・?」と

殆ど気にせず私達は車の中で暖を取りつつ、寝酒を酌み交わし、夜明け前までワイワイと騒いで

ようやく5時頃になって爆睡。 「まあ・・カレイは夜明けからじゃ〜っ」「それまでは寝るべ〜っ」と

呑気な4人は熟睡モード。

しかし・・・気持ちよく寝込んで起き出したのは完全に夜が明けた7時過ぎ。(>_<)

朝まづめの好時合いは完全の夢の中でしたが、「朝じゃ〜っ」とのそのそと起き出して

各自竿を伸ばし、「カレイの数が出ています」と聞いていた狭い港内に投げ込みます。


私達のすぐ横には地元の釣り師がズラッと竿を出されており、「さあっ頑張って釣るゾ」と気合を入れ直しますが、

あれだけ夜中は頻繁に竿の上げ下げをされていた地元の釣り師の皆さんは車中で暖を取りつつ

のんびりと竿を眺めておられます。

そして「夜釣りで何が釣れていたのかなぁ・・」とくにさわさんと聞きに行きますと・・・

「暗い間はぼつぼつカレイが釣れました」「今はもう夜が明けたのでアタリが止まりましたけど・・」と

言っておられます。 そして港内の奥まった場所からも地元の釣り師が帰って来られ、

「数は出たけど・・・型がなぁ・・・」言っておられるので、早速大型クーラーの中身を見せて頂くと・・・\(◎o◎)/!

確かに30センチオーバーは少ないけど、10枚以上も釣っておられ、「今日はもう小さいのしか釣れない、

30センチより大きいのは先週に沢山の釣り人が来られて全部釣られてしまったみたい」

とウソのような事を言っておられます。


私達はこんなに沢山のカレイを釣っておられるのは久しぶりに見ましたので、

「何処で?」と目を輝かせつつ聞きますと、「もっと奥の船溜まり」と教えてくださりました。

その方は「もう夜が明けたので・・」と半ば納竿されていましたが、私達は

「夜が明けても未だ8時・・・あれだけ数が出るのなら、日中でも数枚は釣れるハズ、行こうっ」

と聞いたポイントに即移動。 更に奥まった港内の浅い護岸に並び直し、2回戦開始です。


しかし・・・カレイは夜中しか・・・と言っておられたとうり、カレイはおろか、エサ取りさえ全く反応が無く、

お昼まで粘りましたが4人の竿には何の反応も出ません。 

仕方が無いので「腹減ったし、メシ食って仕切りなおしじゃっ」

とスーパーに行き、食料の調達です。

「今日は暖かいし、いつも鍋ばかりでは飽きるので焼肉とギョウザでっ」と食材を買い集め、

大荒れの外海を眺めながら朝一番に竿を出した岸壁に戻り、

先ずは港内にチョイ投げしておいてから炭に着火し、焼肉に取り掛かります。

ここは狭い水道で、対岸まで30メートル程しか無く、その割には大きな漁船が目前を頻繁に行き交い、

竿を監視しながら食事などをする時はほんの10メートル位しか投げておく事が出来ません。

しかし、港内ながらも潮の流れはとても速く、時には30号のオモリを付けていてもズルズルと流される程の

流れが起こり、いかにもカレイが釣れそうなヨレや潮目があちこちに出来ています。

その竿先を時折睨みつつ、今日も七輪を使って同じ鍋を皆でつつき、ソーセージやギョウザを焼き・・・

焼肉のタレと肉汁にウドンを絡ませて焼きウドン(~o~)

いつもどうりの男料理で荒っぽい調理法ですが、

ネギをたっぷりとばら撒き、ジュージューと美味しそうに焼けたあつあつのを皆ですすります。(^^)

「ク〜ッ。鍋もいいけどこれも旨いねぇ・・」と

楽しい食事タイム。その後はのんびりとカレイ談義したり、私は帰りの運転もあるので夕方まで昼寝・・。

3時頃までグッスリと寝込み、さて夕まづめ・・・と起き出しましたが、皆は一睡もせず、元気に騒いでいたようです。

そしてまた午前中に狙った港内の奥まったポイントに移動・・・と片付けていると、何と釣り太郎さんが来られました。

「私も情報が気になったのでねぇ・・・」と荷揚げ場の角で竿を出されてジックリと粘られるとの事。

「私達も地元の方が時合いと言っておられる、暗くなる時間までやってみます。」とまた元の船溜まりに戻り、

時間を潰しつつ、のんびりと時合い待ち。 もうすでにこの漁港に来て10時間も経ちますが、誰もカレイを

釣っておらず、普段ならとっくに移動している所ですが、朝に衝撃を受けているだけに誰も移動しようとは言い出さず

暗くなるまで待っています。

そして僅かに暗くなり始めた4時過ぎ・・・ようやくくにさわさんの竿に「ペコッ」としたアタリが出て、

そのまま皆で一本の竿を凝視していると、また「キュッ」と竿先が入り、くにさわさんが合わせると

一寸した締め込み(嬉)・・・は無くヒラヒラッとした手の平カレイが釣れます。

それでも今日の初カレイ。くにさわさんとっても今年初カレイでとても嬉しそう。(~o~)

その後30分程して私の竿にも小さなアタリが出て同じような手の平カレイが釣れました。

2匹ともマガレイで、一見マコガレイに似ていますが、体型は細長く、

厚みもスリムな感じでマコガレイに比べて一寸痩せています。

さて・・ようやく釣れ始めたなぁ・・・と期待し、エサ取りも居なくて大量に余ったアオイソメをタップリと針に刺し、

待っていましたが、それから後が全く続かず、近くで竿を出されている釣り太郎さんが頑張って4枚釣られたものの、

これも私達の手の平と同じようなサイズで、期待した夕まづめも文字通りの空振りに(;_;)

しかし・・お正月にはかなり釣れていたようですし、これからも春までは時折カレイが何かの拍子に港内に

入って来るようで、「また来るでっ」「今度は暗い間に真剣に釣って頑張るドッ」「夜が明けたらおしまいじゃ、後は湯村温泉でも

行って体を温めてから帰るパターンがよさげ・・」などと言いつつ、またのリベンジを楽しみにしつつ帰って来ました。

後一週間早く情報を聞いていたら、そして暗い間に釣れる事を聞いていたら・・と今回は完全に時期と時合いを

外してしまい、改めてカレイ釣りの難しさを実感しつつ、4人で反省しつつ帰って来ました。

でも、また新しい釣り場を知る事が出来ましたし、暗い内しかカレイが釣れないポイントが有る事も経験し、

地元の人からもいろいろとここのカレイ釣りのノウハウを聞く事が出来、何かと収穫が有った釣行でした。

今度来る時には今回の失敗を生かして頑張りたいものですな・・。

そしてここも外海が大荒れの時に良い釣り場のようで、鳥取一文字あたりに釣行して渡船が出ない時などには

楽しませてくれる釣り場を見付ける事が出来ました。今回は悔しい釣行でしたが、「春までにまた来るゾ」と

思わせてくれる、何か期待感を抱かせる不思議な魅力が有る釣り場でした。 

今回もまた、カレイに翻弄されてしまい、カレイ釣りの難しさを思い知らされてしまいましたが、

釣れなくてもまた行きたくなるのがカレイ釣りの不思議な魅力で、また作戦を立て直して頑張りマス。

ではまたっ。