2003年釣行記
11月30日 新大物用リールを引っ提げて全日本サーフ大阪、兵庫協会の
合同納竿大会に参加しましたが・・の巻。

11月30日は全日本サーフにおける今年最後の大会で、大阪協会、兵庫協会が合同で納竿大会を毎年行っており、

もちろん今年も投げ北チームは「今年こそ大物釣って入賞したいなぁ・・」と意気揚々と参加デス。(~o~)

今回は監督が仕事で欠席となりましたが、殆どの日曜が仕事で

潰れるようになってしまった上ちゃんが久しぶりに休みが取れたようで、

今回は私、上ちゃん、エボさん、そして来年の年初よりクラブに入会される、前回の全カレイに続き、

今回がカレイ釣行2回目のくにさわさん、あつしさんの5人で参加です。

今回は福知山ICに近い上ちゃんの家に集合し、いつものように私の車に全員の釣具やマッタリ用の鍋や七輪などを満載し、

土砂降りの雨の中、「いつになったら止むのかのぅ・・・雨やったらずっと車でマッタリするしか無いなぁ・・」と言いつつ

29日の午後11時に上ちゃんの奥さんに「沢山釣れたら良いネ〜ッ」と見送られてワイワイと出発。

車中ではこれまたいつものようにバカ話で大賑わい。(~o~)

「何で後ヶ浜で投げ北チームは30オーバーのキスをよう釣らんのやっ!?情けないの〜っ」と言うような話しから始まり、

今期のキス釣りの話、これから始まるカレイ釣りの話、そして鍋の具の話などをしているとすぐに車は明石海峡大橋を渡り

OB殿との待ち合わせ場所である淡路SAには2時間弱で到着。

食事をしているとOB殿が到着され、大雨なのでかなり遠慮気味に注文して買って来て頂いたマムシを

各々2000円分受け取り、先ずはマッタリの材料を仕入れにコンビニへ・・・。(~_~;)

もうとっくに釣り開始時間の0時は2時間もオーバーしていますが、「こんなに降るのに淡路で夜釣りしてもあかんぞ・・」

「濡れた手で仕掛けに絡んでグチャグチャになったアナゴを相手に苦労したく無いのう・・・」と皆車から降りず、

到着した育波の波止の付け根で待機マッタリ状態。

雨なら港内の屋根の下でチョイ投げ・・降り止んだら波止で外向きに投げてイシモチを狙って、もしも釣れたら港内でカレイを

拾う作戦ですが、波止の付け根には一台も車が無く、毎年イシモチの好ポイントで人気の高い波止先端にも

明かりは見えません。「育波・・貸切状態やで・・・でも釣れてないので皆来ないのかなぁ・・?」と一寸不安(~_~;)

しかし・・今回は珍しく天気予報が当たり、4時頃には「お・・・降り止んだゾ(~o~)、北近畿以外は天気予報も当たるの〜っ」と

雨が止むと少しは皆がやる気を出し、上ちゃんが先ず港内で竿を出し、エボさんとくにさわさんもソワソワし出し、

暗闇の港内でハゼの良型を釣って遊んでいます。 私は仕事が遅くまで有った上に今回も運転手なので

「朝まで寝るわ」と暫し爆睡。起き出したらもう7時で(;_;)目が覚めた瞬間にエボさんよりモーニングコール。

寝ぼけた目をこすりつつ、皆が待つ育波漁港の先端に向かって歩きます。

500メートル近い波止をどんどん先端に向かって歩いていくと、先端手前に但馬豊岡サーフの釣り太郎さんが居られ

挨拶を交わし、皆が待つ波止先端へ。この波止の先端は以前から攻めてみたかったポイントですが、

毎年先行者がおられ、今回が初めての場所で、ワクワクしながら先端で頑張っている?上ちゃんの横に入らせてもらいます。

ここは波止先端から北に向かって潮が流れる時が絶好の狙い目と聞いており、今が丁度その潮時。

「どないや?」と上ちゃんに聞くと、「根に仕掛けを食われる(;_;)」「特に沖向きはガッチリ掛かる、タコツボが何か有るで」

と悲しい返事。「でも3色以上投げたら大丈夫のようや・・」言うので遠投で攻めますと・・・砂地でゆっくり仕掛けは波止延長線に

向かって流されてよさげ・・・。

期待して待っていましたが、明るくなると共にエサ取りが激しさを増し、

8時前後には先端をギリギリにかすめて漁船が次々と通過。

投げたと思ったら漁船が近づき、必死で巻き上げ・・・を繰り返していましたが、遂に上ちゃんが2本共道糸を切られ、

「やっとられん」と移動です。

当初の目論見のイチモチ狙いはエサ取りと漁船の往来に夢と消え、後は港内カレイ狙いや・・・といつも港内カレイが釣れる

久留麻漁港の荷揚げ場に向かいます。 北淡ICから東浦ICまで車をぶっ飛ばし、ほんの20分で移動を完了し、

マッタリ・・と港内でカレイ狙いに転向です。いつもの荷揚げ場には神戸投翔会のロンリーさんがおられ、

「どないですのんやっ?」と聞きますと、「カレイは未だですけど、こんなんが・・・」と良型アイナメと大タコを見せてくれました。

「カレイは未だ釣れんのかいなっ?」と聞きますと、首をかしげておられました。(~_~;)ここもあかんのかなぁ・・・辛いのう・・。

しかし、ここは私とエボさんはカレイボウズが無いポイントです。

今日も期待十分にチョイ投げ(~o~)マシンガンキャストですが、

いつも沸いているエサ取り軍団は殆ど居らず、私が冗談で150円のバカ値で買ったチヌ用の撒き餌を放り込んでも

いつもは真っ黒に寄って来るカワハギやグレの子も全く居りません。???

いつもは硬いマムシの頭でさえも投げて1分も持たないような釣り場ですが、今日は15分経ってもそのまま戻って来ます。

どうやら潮が殆ど流れておらず、大雨で水潮気味でエサ取りも活性が低いようです。

また、毎年日曜には目の前の一文字波止に沢山渡っている釣り人も全く居りません。と・・言う事は

今年はここではカレイが殆ど釣れていないようで、釣れていたら沢山波止に釣り人が渡っているハズ・・・辛いのう・・。

と言う事でエサ取りに代わって頻繁に仕掛けに絡むアオサを外しながら、ニュパワーエアロの試運転です。(-_-;)


私としては初めての大物投げ釣り用ドラグ付きリールですが、

触って先ず感じるは「重いの〜っ」と言うのもメタルボディー採用により、

重量は660グラムと今まで使っていたEVよりも100グラムも重く、一寸「ズシッ」と来ます。

しかし、大物投げ専リールはこんなものらしく、エボさんのパワーエアロ6000番と比較すると殆ど変わらない重量感。

次に磯大物リールのステラと同じギアシステムで期待される巻上げ感は「ツルツルッ」とした感触でよさげ・・

実際にかなり重いアオサの塊を何回も強引に巻き上げました(-_-;)が、負荷がかなり高い状況で使用してもゴロゴロ感は皆無で

今まで使っていたEVが高負荷をで悲鳴をあげるような巻上げ時でも、まるでチタンかテクニウムを使っている時のような

スベスベ感で巻き上げ可能で、この点は大満足。 スプールは一個しか付属しておらず、一寸残念ですが、

その分リールの作りの良さの割りには価格が安く抑えられています。 私として始めてのドラグ付きリールですが、

「ツインドラグシステム」は操作も簡単で、ドラグの微調整と一発締め上げが簡単操作で出来、この点も満足出来るものです。


スプールは8号用も私が買った3号用も全シリーズ、ストレートタイプ。PE使用時でもバックラッシュを抑える為と

カタログには書いてありますが、8号、5号用はともかく、3号、2号用はPEの細糸用で、せめて弱テーパーでも良かったのでは・・。

実際、旧パワーエアロのテーパースプールより、下端はスプール径も小さめです。

投げてみると、アルミ合金のスプールの糸の出はスムーズで新品のPEを巻いた状態で思いっきり投げてもノントラブルでしたが、

テーパータイプよりは若干飛距離は抑えられるようです。 まあ・・私はPEの1.5号一辺倒ですのでこれでもマムシを付けて6色は

飛びましたし、まあ・・ええかっ。 ハンドルは大きなつまみで握り易い形状で当初は樹脂製かと思っていましたが、よく見ると

黒いつまみは木目も見え黒檀に似せた樹脂?のようで、木製に交換予定でしたが、これも「これで良いか・・・」と思える作り。

その他、各所の角に設けられたキズ付き防止の「Sガード」や「A-RBベアリング」「スーパーストッパーU」

「糸よれ防止のパワーローラーV」など、機構的には従来からの継承で

新鮮さは薄いですが、リール全体のデザインは

従来品よりかなり洗練された印象で、金属ボディーがキラキラと輝き、まるで高級キス用リールのような巻上げ感と共に

精密感を感じる仕上げで、価格に対する満足度はかなり高いなぁ・・と私は思いました。

と・・・あちこちリールをいじっていますと、

「つっ釣れたぁ・・」とあつしさんが大声で大騒ぎ!!。見ると良型のカレイが荷上げ場でバタバタしており、

あつしさんにとっては初カレイでとても嬉しそう。(^o^)丿それも初カレイが30センチオーバーで

32センチのポッテリと太ったマコガレイ。

久留麻漁港は30センチ弱の数釣りポイントと思っていただけに意外な(~o~)良型で、皆が凄いなぁ・・・と騒ぎ出し、

あつしさんは「僕にもカレイが釣れました〜っ」ととても嬉しそう。(~o~)

時合いじゃっ!!。と未だ一匹釣れ上がっただけですが、一匹釣れたら未だ居るハズ、釣れる時間帯のハズ・・と全員気合を

入れなおし、エサ取りにも無視されてマッタリと伸びきったマムシを取替え、投げ返します。

そろそろ鍋しよう・・・と誰かが言い出す時間帯ですが、あつしさん以外は誰もめぼしい釣果が無く、

呑まず食わずで頑張ります。しかし・・・今日は何故かアイナメの新子が竿を揺らせてくれたり、大きなハゼが

カレイのようなアタリをくれて「おぉ・・・」と一瞬喜ばせてくれるだけで私も30センチ弱のアイナメとガッチョを釣ったのみ。

今日は「カレイ、アイナメを含む全日本サーフ対象魚の2匹長寸、但しススギ、エソを除く」と言うルールなので

何とか提出は出来るようになりましたが、これでは100位にも食い込めそうに無く、焦ります。

時合いと思われたその時間帯には他のサーフの方が30センチ弱の久留間サイズを釣られただけで

すぐに潮が止まって静寂が・・・。(;_;)

ここでも昼前頃には帰港する船で釣り辛くなり、11時半には納竿して検寸会場である佐野の埋立地へ急ぎます。

着くと今里脂笑、淵脇会長が待っておられ、「あつしさんが初カレイを釣られた以外は全員爆死でありますっ」と報告し、

投げ北チームでは私とあつしさんのみ検量提出となりました。下写真はあつしさんのマコカレイの検寸時で、

今日の大会は兵庫協会さんが主催担当で、やまさんが所属されている神戸中央サーフの皆さんにお世話になりました。m(__)m

他にもどんどん良型のカンダイやカレイが持ち込まれていましたが、例年に比べるとカレイの数は少なめ。

カンダイもいまいち・・のようでしたし、数年前ならかなり釣られていたイシモチは殆ど見掛けませんでした。

それでもさすがに猛者の方もおられ、鳴門でイシガレイの47センチ、アイナメの40センチ級など、

私達に取っては夢のような釣果を提出される人もおられ、記念撮影もあちこちで行われていました。


クラブ内では、やはりと言うか、大物釣り師の薄田さん、柿山さんが揃って良型チヌを提出。しかし・・・

チヌの相棒になるアイナメが・・・手に持ったギンポのようなサイズでは辛いのう・・(~o~)と皆さん大笑い。

大物を一匹釣っても相棒の魚のサイズで苦労されている方が多く、いかに合計の長さを揃えるかが腕の見せ所。

でもしっかり30位程度をキープされていましたのでさすがです。

今年も豪華賞品が並べられ、その中にはニューパワーエアロも有り、「沢山釣りたかったなぁ・・」

と・・言う事でチームではあつしさんだけが賞品をゲットされ、私は100位にも入らず、会場でお会いしたしおざきさんも今日は

釣果に恵まれず、慰め合いをしている内に表彰式も終わってしまい、頼みの綱?のラッキー抽選会も以前にチャリンコをかっさらった

上ちゃんでさえカスリもせず、ガックシと首をうなだれて帰って参りました。

会場でお会いしたしおざきさんとTsuchyさんは「これから第2部の釣りに松帆まで行っていわして来ます」と

まだまだ頑張られるようでしたが、私達は帰るのに2時間以上かかりますし、

睡魔もピークとなり、途中で休みつつ、帰りの車中は反省会。最近いつも大会の帰りは反省会で

いつになったら祝勝会が出来るのやら・・・??。

その反省会の中で出た結論が・・・「やっぱし鍋でマッタリしなかったのがいかんかったのや、

前回はマッタリした途端にスズキやマゴチ、カレイが満遍なく皆に釣れた、しかし何故か今回は真面目に真剣に釣りをした。

やっぱり似合わん事をしたらいかんで・・・」と言うような分析で話が落ち着き、皆が納得。(~_~;)

上ちゃんの家に帰ると奥さんに「行く前と帰って来てからではえらい気勢が違いますねぇ・・可愛そうにっ」と冷やかされ、

またまた反省会。 今回も全カレイに引き続き5人チームでカレイ一枚のみの結果で反省のしようも有りませんが、

くにさわさんとあつしさんにはカレイ釣りの楽しさや難しさだけは味わって頂けたようで・・・。(~_~;)

と・・言う事で今年の全大会も今日で終わりました。

皆でワイワイと楽しく沢山の大会に参加させて頂き、多くの方とお会い出来、それぞれとても楽しませてもらいました。

今年もこの大会に向けて準備したり、練習したりしている内にあっと言う間に一年が過ぎた感じですが、

また来年も頑張ります。 多くの大会を支えて頂いた皆様、本当にありがとうございました。

また来年も投げ北チームはあちこちの大会に参加させて頂きますが、よろしくお願い致します。m(__)m

ではっ、また。