2003年度釣行記
3月16日 念願の蒲入の岩場は超難所でした・・・(^_^;)の巻
釣行日 | 2003年3月16日 |
釣り場 | 京都府与謝郡伊根町蒲入の地磯 |
大会名等 | 投げ北アイナメ狙い登山?釣行 |
狙いの魚 | 大アイナメ |
釣果 | 筋肉痛と泥だらけの靴 |
記事及び写真 | 今回は大アイナメが潜むと但馬豊岡サーフさんの投大笑さんから聞いて 伊根は蒲入の地磯に突撃釣行したお話です。 当初は伊根の湾内でまったりとカレイを狙うつもりで朝もゆっくり目に出発し 先行している監督、エボ7さんが待つ泊の漁港に車を進めます。 しかし、今日はずっと土日は天候が悪い日が続いていたのに 絶好の釣り日和・・・・風も無くポカポカ陽気に誘われたのか、伊根へ向かう 海岸線では多くの釣り人が竿を出しています。 途中でKoalaさんから、「今、夕日でマコガレイが釣れました」と電話を頂き、 「よ〜しっ今日こそは好条件、釣るでぇっ」と気合が入ります。 そして9時頃には監督とエボ7さんに合流。「今日は蒲入の地磯でも 入れる凪やでっ、ひとつ試しに行ってみますか・・」と相談し、 すぐに蒲入の高台に有る展望台に行き、駐車します。 もうすでに監督もエボ7さんもこの下の岩場には大アイナメはおろか マダイや大カレイの超実績場である事は数々の過去の実績を聞かされて 知っておりましたが、 いかんせんとても難所で「登山のつもりで行かないといけません」とも 聞かされていましたので、今まで投げ北チームでは誰一人行った事が 無い場所なのです。 しかし今日は今までのうっとうしい天候がウソのような好条件。 展望台から下を見ても、素晴らしい磯が私達に「おいでおいで」と 呼んでいるようです。 写真は展望台から伸びる国道178号線の下を撮影したものですが、 釣り場はここから沖に伸びる岬の先端部で、 これだけの高さを降りるだけでは無く、一旦山の中に分け入り、かなり登ってから 100メートルも岩場を降りてゆかねばなりません。 普段の軟弱な投げ北チームならば、 「まったりできん・・」とか、「めんどうくさい」とか言って誰もこんな難所には行きたがり ませんが、何せ過去にイヤと言う程の絶大なる釣果を聞かされていますし、この天候・・・ 「行ける所まで行ってみまひょっ」と話が決まり、出来るだけ荷物は少なくして 竿とクーラーだけ持っていざ出発です。 先ず展望台の階段を登り、そこからは獣道のような泥だらけの山道を分け入ります。 暫くすると細い道は幾重にも枝分かれし、何回も道を間違えて往生しつつ、やっとの思いで 原生林を抜け、そこからがもう大変。岩場にはロープが吊るしてある場所もありますが、 それはほんの数メートルで殆どは潅木や岩の角を掴みながらの道?です。 角度は50度程度の岩盤で殆ど転げ落ちるようにして波打ち際まで降りていかねば なりません。下の写真は手前から監督の息子さん、中央にエボ7さん、 岩場の最上部にゴマ粒のように写っているのが監督で・・・全員がこの時点で 殆ど腰抜け状態・・・・先導していた私もヒーヒーゼーゼー(>_<)と・・・・ 「降りるのは楽なのじゃぁ」なんて思っていましたが、余りの急斜面で降りる距離が 長いので、足はつっぱり、息が切れました。 聞いていたとうり、やっと100メートルの高低差を降り、釣り座となる岩場には 出発から30分は掛かってしまいました。 しかし絶景かな・・・!!。 左も右も絶好の大アイナメが潜んでいそうな岩場が続いています。 一息休憩し、足を休めたらすぐに準備にかかります。 4人並んで狭い岩場にとりつき、足元が断崖となっている場所から 足元のドン深のポイントに投げ込んで行きます。 大アイナメよ来い!!と念じつつ、 「こんな所まで来てしまってボウズなら笑って帰れんなぁ・・」 と皆で言いつつ、さすがに今日は酒も呑まずに、 珍しく真面目に投げ込んでゆきます。 しかし、潮は余り流れず、エボ7さんは時折エサを取られるようですが、 私はエサも取られません。 「ええいっ」と100メートル程投げたら完全な砂地で 足元より浅く、水深は7メートル程度か・・・。しかし遠投でも殆どエサがそのまま 帰って来ます。 仕方なく私だけ狭い岩場から移動して 少し右の高台から竿を出しましたが、 ここは水面から高さが20メートル程度有り、 5階建てのビルの上から投げているような感じで 遠投しても道糸は殆ど真下に伸びているような感じでしたネ・・・。 眼下には素晴らしい磯群が並び、 昔、今里師匠に渡船で連れて行ってもらった浜坂の磯を思い出しました。 ここは真下に仕掛けを落としても根が少なく、とちらかと言うとマダイ、カレイのポイント のようでしたが、何せこの高さ・・・魚を掛けてもここまで引き上げられるかは・・???。 そこから監督、エボ7さんを眺めると、2人共足元の岩底に頑張って投げ込んでいます。 しかし・・1時間半経っても誰一人アタリも出ず、1時を過ぎると天気予報どうりに あれだけ晴れやかだった空にもいつのまにやら黒雲が・・・・すぐにポツポツと降り出して 来ました。 「やばいで〜っ、雨で岩盤が濡れると滑って帰られんようになるで〜っ」と なり、急いで撤収・・今日は潮も逆潮でこのまま危険を冒して粘っても辛くなるだけと 判断し、せっかく来た好磯でしたが、ほんの1時間一寸竿を出しただけで 早仕舞いする事にしました。 さて・・・ご想像のとうり、あんなに高い岩場を降りて来たのですから、帰りがさあ大変!!。 帰りは殆どロッククライミング状態・・・。 下の写真は岩盤の中程から釣り座の監督を撮影したのですが、 殆ど絶壁!!。青息吐息でクタクタになりながら、岩場をよじ登ります。 何とか無事に岩場をよじ登ったら、また歩きにくい泥だらけの急な獣道・・・ 何回も休憩しつつ、泥だらけになりながら、30分も雨の中を登ってやっと最高地点に 辿り着き、また10分程度休憩・・・。「こんな所はなんぼバンバン釣れても来たくないのっ」 「もう5歳年を取ったら来られんポイントやなっ」「大体投げ北チームにこんな難儀な釣りは 似合わんのじゃっ、まったりがええのう・・・」 「早くキス釣り釣りたい〜っこんな釣りイヤやぁ〜」とゼーゼー言いつつ、息を切らしながら 山中でぼやき節・・・・そこからはヨロヨロと山道を下り、激しくなった雨に打たれながら 帰って来ました。 ポイント的には確かに絶好の場所でしたし、魚さえ釣れてたら また行くかもですが、何せ足がパンパン・・・筋肉痛に往生しまっせぇ・・・(-_-;) 「まぁ・・これも良い思い出となるやん」と言いつつ帰って来ましたが、 宮津のラーメン屋さんで遅い昼食を食べていたらしおざきさんから電話が入り、 「夕日でロンリーさん達がアイナメの43以下3本釣られましたっ!!」と連絡が・・・ 「んな物居るんかいなっ」と思いましたがどうやら藻の中にぶちこんで釣られたようで 「悔しいのう・・・」そして投大笑さんに電話したら、「あそこは早朝のみ釣れます」 「真夜中から行かないと釣れません」ときっぱり言われ・・・。(T_T) と言う事で今回も○ボの釣行記ですみません。しかし本当に釣れそうな雰囲気を 感じる釣り場でした。 帰った時点では「もう堪忍」と思いましたが、 丹後半島で最高の岩場と言われていますし、また凪で良い時期になったら再挑戦する かも知れません。何か釣り場に凄みさえ感じ、投大笑さんも何回も竿をぶっ飛ばされ 一瞬にして道糸をブチ切る相手に翻弄されたとか・・・。聞くとイシダイも居るそうです。 アイナメは50センチ級も珍しく無いそうですし、マダイも60〜70センチが出るそうで いつかはまた・・と思いますし、時々はあのような釣り場で竿を出すのも新鮮で 良いものです。 「今度は暗い内に投大笑さんに連れて行ってもらおうかなぁ・・。」 な〜んて思っていますが、この筋肉痛・・・・治るまで何日掛かるかなぁ・・・ ではっ、またっ。 |