2002年度釣行記

VOL8 9月8日 報知キス釣り名人戦は今年も消耗戦(>_<) 
     キス一匹釣るのにフグが20匹(~_~;)の巻

釣行日 2002年9月8日
釣り場 兵庫県淡路島慶野松原海水浴場
大会名等 報知キス釣り名人戦
狙いの魚 キス
釣果 キス4匹(~_~;)
記事及び写真 今年もメジャーなキス釣り大会で、最後に開催されるのは、報知新聞の報知キス釣り

名人戦となり、私達も毎年参加しています。 今年も去年キスの釣果が悪かった

慶野松原海岸で開催され、7日の深夜に上ちゃん宅に3人が集合し、

一路淡路島を目指します。相変わらず車中ではわいわいと・・

上ちゃんが昨年キスを1匹だけ釣って決勝に進出した自慢話を始めると、

監督は「今年こそはワシがキスを何とか釣って、リベンジしちゃる!!」と

言い返します。 大体この二人、片方が黒と言ったらもう片方が白と言い合う間柄・・

同級生同士、お互いに一歩も譲らず、好き放題に相手の事をボロクソに言い、

負けじと言い返す、2人で居ると本当にうるさいおっさんになったものですが、


昨年は監督が僅か一匹差の成績で負けたので、余計に・・「お前は今日は

キスの顔すら見れんハズや!!」・・「お前の仕掛けでは釣れん、フグでボロボロや」

とうるさい程のキス談義?を笑いつつ聞きながら運転していると

もう明石海峡大橋の上・・・

前方では監督がとても嫌がる稲妻が光り、それを見て上ちゃんが

「おっ雷やっ!!お前怖いやろっ。釣りにならんやろっ。」と冷やかします。

監督が「うるへ〜あんなカミナリなんか大丈夫やてっ・・(-_-;)怖わ〜無いんじゃ!!」

とまるで子供の喧嘩のようなやり取りを聞いていると、もう慶野松原に到着です。

風は北から吹いているものの

波は穏やかで一見キスが釣れそう・・ですが、実はここは外道の巣窟なのです。

「けっ、今年もキスの顔を見れたら決勝進出やと思うで。」などと言いつつ仮眠体制・・・

は監督のみで相変わらず監督の爆裂イビキが車内に轟き渡り、

上ちゃんと二人で「拷問やなっ・・(>_<)」

と魘されるばかりなのはいつもの事・・

「また耳栓忘れたわい・・」と後悔しつつ、まったく寝ぬまま4時半には受付も始まり、

6時には一回戦の開始です。

釣り場は今年も150人を越える参加者で混み合い、間隔も狭くて釣り難そう。

加えて下見をされた方から「遠投してもフグだらけ・・近くを丁寧に引いて

偶に釣れるだけ」と教えてもらい、今年も厳しい仕掛けの消耗戦が

待ち受けているようです。

私は歴代名人位と優勝者は永久シードと言う

まことにありがたいルールによって決勝から参戦となるので、

「イビキ大魔王の居らんこの間に寝たろっ」

と思っていましたが、2人の釣りも気になりますし、会長が五色浜まで歩いている

選手が釣っているか見たい・・と言われるのでまた運転手で出て行き、

五色浜では殆ど釣れていないのを確認してから浜に出て、監督と上ちゃんの釣りを

観察、そして一寸邪魔しに行きます。 

そしてやはりと言うか、今年はあの嫌なハオコゼは居ないものの、

フグが大群で住み付いているらしく、5センチ程度のフグが5連、8連と付いて

皆さん苦労されています。 そんな中、上ちゃんは「仕掛けを温存しとかんと、

決勝で仕掛け切れになるで」と冗談で言いつつ、やはりフグに針をプチプチと・・

8本針が巻き上げたら3本針になり、「えーい面倒くさいっ」と3本の針に

エサを付けて投げたら、モトスのみの仕掛けが戻って来る始末に

殆どお手上げ状態です。監督や上ちゃんが

1本の仕掛けが3投出来ない消耗戦に

苦しむ中、やっとOB殿がチロリでキスをゲットされ、

回りでは殆ど釣れていないのでとても嬉しそう・・・(^o^)丿

聞くと3色あたりをじっくりさびいて釣られたそうで、型もまずまずですな・・

監督も同じように4色あたりからさびき、暫くしてから同型をゲット・・!(^^)!

「やったぞ・・あいつより早よ釣ったった〜」とVサイン。

「キスの顔を見れたら決勝進出やでっ」と言うと余裕の表情に一変し、

片や上ちゃんは苦渋の表情・・ほんまにライバル心が強いと言うか・・

それを見て監督が「ケツがムズムズするんで、クソして来ますわ〜」

上ちゃんを更に焦らすように、と嬉々としてトイレに行ってしまいました。

監督は上ちゃんより先に釣ったのが決勝進出より嬉しいような

感じですなっ。(~_~;)

しかし、油断は禁物・・監督が余裕でトイレで長居をしている間に

回りでは1匹釣った人が増え、どうやら1匹では決勝進出は危ぶまれる状況に

なって来ました。OB殿は納竿前に2匹目を釣られてほぼ「当確」となられたものの、

「2匹釣らないとヤバイで」と言うと、監督も焦り出し、未だボ○○の上ちゃんは

半ば諦め顔・・・。そしてそのまま検量時間となってしまいました。

そしてやはり決勝進出は2匹以上釣られた方が権利を獲得し、油断は禁物ですな・・

監督と上ちゃんは予選落ちとなってしまいました。(;O;)

すぐに審査と検量が済み、決勝進出は2匹以上釣られた方と

写真左、上段より歴代名人3人、選手権者4人、昨年のシード7人を合わせた54人で

戦う事になりました。しかし、予選で11匹も釣った人がいたのには一寸ビックリ・・

居る所には居ると言うかこれだけの人数でやると10匹以上釣る人がいるものですな・・

今年は浜中央の会場から五色浜方向に行かれた人は壊滅状態、

中央の会場下から湊漁港にかけて釣れていたようで、2回戦では私も含めて

殆どの人が湊方向に歩いて行きます。そんな訳でやはり決勝もドン詰まりの浜に

50人が並ぶ窮屈な決勝戦となり、私も釣り場範囲の端近くまで歩いて

クーラーを置きました。 しかしこれがまた昨年同様に失敗・・・・投げるとカゴ網が

入っていて、隣で釣っていたくにさんと並んで根掛かりに苦しむ結果となり、

せっかくしおざきさんや監督、上ちゃんが応援してくれる中、力糸を2本、

仕掛けも数本飛ばしてしまい、全く釣りになりません。 

50メートル程横では最初から4投連続でキスを釣られる方もおられ、

焦りまくり、投げる方向までバラバラになって来ますが、なかなか落ち着いて

釣りが出来る状況ではありません。

2時間の内の1時間を仕掛けの補修についやし、ゴタゴタやっていると、

目の前に船がやって来て、カゴ網を巻き上げ出す始末・・・。しおざきさんや監督達も

どこかへ行ってしまい、私も移動を考えましたが、そうこうしている間に今度はキス健

さん達が来られ、話をしている間にやっと心がなごみ、船も網を揚げてどこかに

行ってしまいました。 すると今度は網が無い為に根掛かりも無くなり、

じっくりと引ける状況になって来ました。

キス健さんと、わいわい言いながらゆっくりさびいて少し引くのを止めると

ブルッ・・・と今までのフグやベラの鈍いアタリとは

全く違う明確な振動が伝わって来ます。「キスやっ!!」と嬉しくなり、

追い食いさせるのを忘れ、早くキスの顔を拝みたくて4色から巻き上げます。

すると17センチ位のまずまずの型のキスがフグを3匹引き連れて揚がって来ます。

「(^o^)丿キスやっ」とやっと釣れた事に嬉しくなり、また同じポイントに投げ、

今度は3色の溝でまた仕掛けを止めてやります。するとまた「ブルブルッ」と

アタリが出て、その時の竿先を見ていたキス健さん達に

「気色良いアタリが出ましたネッ!!」と言われつつ、また一匹!(^^)!

やっと回りの方達に追いつきかけたようで、キス健さん達が去られた後は少し

余裕をもてるようになりました。 そして納竿前20分・・・左の波止の先端から、

私の前まで潮目が目立つようになり、少し先まで投げて潮目の下のあたりで

ゆっくりと引いて2匹を追加・・・そこで時計を見ると締め切り時間5分前。

慌てて引き返し、検量を受けます。すると5匹の方が5人おられ、同匹数で

長寸勝負・・・・優勝は鳥取キス研の方で、選手権者となられ、同じ鳥取キス研の

名人との名人戦が確定です。

4匹は私を含めて3人で、ジャンケンで私が6位となり

、賞品にカレイ釣りに重宝しそうなフイッシィングバッグを頂き、

シード権も何とか獲得出来ました。!(^^)!

前半の1時間のロスが悔やまれますが、ブイの位置を見落としていたのが

失敗でしたね・・・(~_~;)

そして引き続いて名人戦・・・挑戦者にとっては6時間連続の釣りとなり、

本当に大変ですが、2人が並んで竿を出し、お互い2投目に一匹釣られた後は

膠着状態・・・・キスが全く釣れなくなり、結局1対1で同数となり、

ルールにより、名人が防衛されました。

同じクラブ同士で戦うのは何かやり辛いでしょうが、

大会後は和やかにお互いの健闘をたたえておられましたし、

「何とか後一匹・・」と最後まで頑張られ、なかなか見応えの有る名人戦でした。

さてっ今年もこれで大きなキス釣り大会は終わりましたが、感想としては、ますます

参加人数が増える傾向に有り、女性や学生の方の参加も目立つようになって

来ましたネ・・・キス釣り大会によってますますキス釣り人気が高まり、

ファンが増えるようですし、大会を通じてキス釣り仲間どうしの交流も増え、

あちこちで挨拶やキス釣り談義に花が咲き、今年も楽しめました。

9月のOLMでは私達もキス釣り大会を企画していますが、

釣果はさておき、多くの方と技術交流が出来、

キス釣り談義で楽しめるのも大会の良い所ですなっ。(^o^)丿

試合での緊張感や競争心も大切ですが、上位を目指すあまりに

バタバタしたり、他人に迷惑をかけるような無理や無茶をしないよう、

来年も皆様と楽しみたいものですなっ。

そう言う意味でも今年は楽しい大会が多かった・・・(~_~;)

大会を運営、ご協力頂いた皆様に感謝しつつ、来年もまた頑張りますっ。

では、またっ。(^o^)丿