2001年釣行記VOL.4 但馬竹野で良型イシガレイゲット

釣行日 2001年4月15日    
釣行場所 兵庫県竹野町竹野    
天候 晴れ  
小潮    
対象魚 イシガレイ、スズキ    
竿 スピンパワー405BX-T    
リール スーパーエアロEV
道糸 PE1.5号    
オモリ エルキャッチ30号    
ハリス カーボン4号    
ハリ 丸セイゴ14号    
エサ 青イソメ、ユムシ    
釣り場写真 竹野町竹野海岸シーサイドホテル前波止
   
釣果 イシガレイ38.1 スズキ(ハネ)42.5 40.3
   
記事 久しぶりの土日連休となり、14日は朝から釣具の手入れをし、午後遅めに出掛けて

投大笑殿が先日より爆釣しておられる但馬竹野へ釣行しようと準備していました。

昼頃にパソコンでメールをチェックすると・・・投大笑殿より「私は丹後に釣行予定でしたが

急遽竹野に変更」と入っており、電話すると「朝から竹野の波止だけでスズキ20本、

カレイ6枚程度釣れています!!私も竹野に行きますので来てください」と元気な声が

飛び込んで来る。 「ボーッとしてられん!!」とゆっくり出発する予定を変更し、

車に釣具を積み込み、一路但馬へ・・・。久美浜、城崎経由の最短コースで所要2時間で

竹野のシーサイドホテル前の波止に到着。 すぐに初対面の投大笑殿がにこにこしながら

こちらに来られ、挨拶し、早速今の状況を聞く。「朝から7人程度の投げ師が竿を出して

おられ、満員でしたが、スズキが20本、カレイも10枚程度は出ていたようです。只カレイ

は波止際ですっぽぬけて落とされたのも合わせてですが・・・」と興奮気味に語られる。

また、「さっきまで猛烈な突風と雨で一時は烈風が吹いて三脚や荷物をふっとばされた

人がいましたが、今は収まってまたスズキが回ってきました、釣り座を開けますまで

竿を出して下さい。」と言ってくださります。早速波止の上に上がり、中程まで歩いて行くと

釣り太郎殿もおられ、「.先日のカレイOLMではお世話に・・・」と話がはずむ。

またパラパラと雨が降り出す中、竿をセットしながらわいわい言っていると、

いきなり投大笑殿のドラグが「ぎいぃぃぃ・・」と鳴く。 やおら竿を手に取り、大アワセを

されると「ドーン」と竿に乗り、いきなりスズキの50オーバーを釣られる。「ねっおるでしょ

佐織さんが来られてすぐに回って来たみたいですよ・・」と嬉しいお言葉。

それを聞き終わらぬ内に今度は右隣の釣り太郎殿のドラグが鳴き、

こちらも40オーバーのスズキを抜き上げられる。

「こりゃあゆっくり話ししてる場合じゃ・・・」と大慌て。その割には

スプールに巻いた力糸が油断でパラパラこぼれ、いきなりくしゃくしゃに絡み

焦っている自分が恥ずかしい。 やっと2本出し終えるとまた釣り太郎殿のドラグが鳴き

今度はイシガレイの30強を釣られる。


「絶好調でんな!!」と声を掛け、こちらも竿を凝視する体制に入る。

それからは釣り太郎殿のドラグが競演となり、4回連続で「ギーッ」と鳴く。

しかし食いが浅いのか、かなり待ってアワセを入れてもすっぽ抜けばかりで

針に乗らない。そうこうしている内に今度はまた左の投大笑殿のドラグが鳴き

40強のハネを・・・タモ入れさせて頂き、無事取り込めたのでほっとして

釣り太郎殿の竿を見ると竿先が浮いた・・・。師は見ておられなかったが

私と投大笑殿が同時に「当たったでぇぇ・・!!」と叫び、タモを持って駆け寄る。

今度は針がかりし、これも50オーバーのスズキを無事タモ入れさせて頂いた。

その間わずか20分位の間に計4匹の大型魚が上がり、予想以上の釣れっぷりに

驚き、「私もあやかりたい・・」と一心に打ち返し、竿先を見つめる。

しかしその後は暗くなり、少し落ち着いた状況となってしまった。 「夜8時頃からは

エサ取りのフグが強烈になりますよ」の投大笑殿の言葉どうりとなって来て、

房掛けのアオイソメがすぐに無くなりだした。 8時半頃となり、「何でさっきの時合いに

自分だけ蚊帳の外なの・・・・」とぼやきつつ未だアタリも出ない竿先を見つめていると・・

「カンッ」といきなり引き込んだ・・・・・。「よっしゃきたでぇ・・」と大アワセを入れると

ギューンと締めこむ。 すぐに投大笑殿が走って来てくれ、「手前は捨て石で浅いので

強引に早く浮かせて走らせないようにして下さい。」と声を掛けて下さる。

言葉どうりに遊ばせず、無事タモに収まったのは40強のハネ。

ボウズのがれの一匹がやっと釣れ、釣り太郎殿も「いやぁ佐織さんにも釣れてほっと

しましたわ」と自分の事のように喜んでくださる。

あたりはすっかり暗くなり、「良かった良かった・・」とわいわい

言っていると、釣り太郎殿が内向きに一本だけ出されていたちょい投げの竿が

「ガガガ・・・」竿尻から音を発しなから横へ走った。 「竿横向いたでぇ・・・」とみんなが

走り寄り師が魚を引き寄せられるのを見ていると、大きなカレイがランプの明かりの輪に

飛び込んで来た。「ええ型のカレイやでぇ・・・」とみんなが叫び、早速タモ入れして

波止に上げるとなんとマガレイの37センチ。


「よお肥えとるぅ・・・」「美味そう」と

声が飛び交い、釣り太郎殿も「こりゃあ自己記録のマガレイですわ」「美味そうや、

お母ちゃんと娘が喜んでくれるで」ととても嬉しそう。「今日はこの一匹でもう満足ですわ」

と力が抜けた様子。 それからはみんなが内向きにも投げ出したのはゆうまでも

ありません。 話を聞くと以前は外海が大荒れとなった時にこの池のような

内向きでマガレイが数出たとか。みんな真剣に「マガレイ・・・」と唱えながら狙いましたが

その後は音沙汰無し。 外向きはますますフグが多くなり、ユムシもすぐにボロボロに

される状況となって来た。 次第に緊張が緩み、寒さも加わり、睡魔が襲う。

「少し寝ますわ」と声を掛け、車に帰って爆睡モード。 それからは少しどころか

みんなが真剣に釣りをしているのに延々と寝続け、4時半頃に薄明るくなってから

携帯の着信音で目が覚める始末。 ごそごそと起きだし、波止に上がると

投大笑殿が「今、釣り太郎さんと寒いので寝よ・・・と言っていたらごっついスズキが

来ました。自己記録ですわ!!!」と大喜びしておられる。

84.9センチのスズキDランクでとても嬉しそうでした。

暫くしてまたスズキが回って来たのか今度は釣り太郎殿の竿が「どっかん」と入る。

「アタリやでぇ・・・」と2人で叫ぶが釣り太郎殿は内向きの竿を凝視中・・・タモを持って

走り寄ると気付かれ、「ほんまかいなぁ」と半信半疑で竿をしゃくられる。

これも乗って大きく竿が曲がり、ゴンゴンと魚信が伝わっている。 私の竿が近いので

おまつりしないか心配になり、自分の竿先を見ると、「がんがんっ」と振動している。

「あちゃーおまつりさせてしまいましたわ」と言いながら竿を手に取り、巻き上げにかかる。

しかし釣り太郎殿の道糸と私の竿の道糸の方向が違う・・・。とっさに投大笑殿から

「ダブルヒットですわ!!」と声が掛かり、先ず釣り太郎殿の50強のスズキをタモ入れ、

そして私のハネ40強と走り回って下さり無事2匹を取り込んで頂いた。

「またスズキが回って来たでえ・・!!」と波止には緊張が走る。

暫くして波止の先端や付け根の方も上げられ、またわいわいと賑やかになる。

但馬豊岡サーフの方々ばかりで今日は例会との事、投大笑殿は多分優勝、

釣り太郎殿も上位間違い無し・・と会話が弾む。

すっかり夜が明けるとエサ取りも全くいなくなり、魚信も遠のく、たまにエサ替えの為

巻き上げても全くそのままエサが帰って来る。「後はのんびりムードですなっ」と

ぽかぽか暖かくなって来て波止の上で釣り談義。

たまにはエサも替えたらにゃぁ・・・と竿をしゃくると「ぐぐぐ・・・」と何か締め込む。

これはスズキと違う、余り暴れないけどこの重みは・・・?と慎重に巻き寄せると

隣の2人が同時に「ええカレイ付いてるでぇ!!」と言ってくれる。

波止際の捨石にもぐられそうになったが、何とか引き寄せタモ入れして頂いたのは

イシガレイ38センチ!!。久々の良型カレイでありました。

お二人は自分が釣ったように喜こばれ、「来て頂いた甲斐がありましたなっ」と

言ってくださる。 「もうこれで十分ですわ」とお答えし、記念撮影して頂きました。

その後はまた全員沈黙となり、時々ハネの40弱がかかる程度となり、昼前からは

また強風が吹き出したので納竿となりました。

お二人から「また来て下さい」、こちらも「今度は3人で来ます」とお返事し、

昼近くまでまた釣り談義に笑い声がこだまする・・・。

投大笑殿、釣り太郎殿、そして但馬豊岡サーフの皆さん、大変お世話になりました。

お陰で釣らせて頂き、多くのスズキ、カレイを釣られるのを見させて頂きました。

いろいろと勉強にもなり、本当に嬉しかったです。 

キスシーズンになればこちら丹後、若狭にもお出かけ下さい。

また釣り場でわいわいと楽しみましょう。 今後共宜しくお願いします。それでは、またっ。

 

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