釣行記VOL17 今年も淡路へカレイ詣での巻

釣行日 2001年11月11日    
釣行場所 兵庫県淡路島室津、育波、翼、仮屋    
天候 晴れ  
若潮    
対象魚 マコガレイ    
竿 スピンパワー405BX-T    
リール スーパーエアロEV
道糸 PE1.5号    
オモリ エルキャッチ30号    
ハリス フロロカーボン4号    
ハリ カレイ14号    
エサ マムシ    
釣り場写真
及び記事
毎年晩秋近くになると各地からカレイの情報が流れ、釣って面白く、食べて美味しいマコガレイ

を狙いに淡路島や神明間に出掛けていますが、今年は落ちギス釣りに没頭し、例年なら10月

中旬にはカレイ狙いの初釣行をするのに、今年は11月、それも日本海が大荒れの日の

釣行となりました。 いつもは監督や上ちゃんと釣行するのですが、今年は2人共所用が有り

私一人でのんびり気ままな釣行となりました。 10日の午後10時に家を出て、新鮮で安い

マムシを確保する為と高速料金の節約を兼ね、ちんたらと真夜中の地道を尼崎へ・・・・。

サワムラ釣具でとても新鮮なマムシ3000円分を仕入れ、阪神高速、淡路鳴門道をすっとばし

室津には午前2時に到着。 余りにも寒いのと睡魔ですぐに寝てしまい、6時に起きた時には

空も白んでおりました。 勇んで竿を伸ばし、マムシをたっぷりと付けて第一投。

若潮で満潮の潮止まり前の為か殆ど流れず、投げたマムシが20分後に揚げてもそのまま

戻って来る。 「エサ取りと格闘よりマシか・・」と思いつつ潮止まりを待ち、8時頃に逆に

潮が流れ出した・・・エサ取りも居ないしアタリも全く無いのでボーッとして海を眺めていると・・

突然竿先が大きく引き込まれ、スローモーションのように竿尻が浮き、そのまま海に向かって

引きづり込まれた!!。 慌てて竿を掴もうとしたが、「ガッチャン」

と竿はテトラの斜面を滑り落ち
下の波打ち際で天秤状態・・・

テトラを駆け下り竿尻を何とか掴み、「ハッシ!!」と合わすと


「ドッカン!!」と重みが竿に加わり、かなりの締め込み・・「これはかなりのスズキかイシモチ」

と少しづづ引き寄せ、大きな魚体が見えた瞬間・・「フッ」と痛恨のすっぽ抜けである。

「くっそーっ」と竿を持ったまま吠えてしまいましたが、後の祭り・・・竿が落ちたので動揺して

いたのか、魚に先手をとられた形で情けないのぅ・・・。

室津はいきなり大型のスズキ、イシモチが突然来ると判っていながら、

余りにも変化が無かった
為に油断していました。 

「やっぱりクラブのバリバリ若手大物釣り師のS君、K君のように


直立不動で竿尻で構えつつ竿先を凝視せんといかんのかなぁ・・・

でも酔釣釣り師にはつらいのぅ。


脱力感で寝転んで足で竿尻を押さえつつ次のアタリを3時間も待ちましたが、

潮が飛び出し、ジ、エンド。イシモチ、スズキ狙いの次はもちろんマコガレイ狙い。

例年のごとく淡路のマコは港内やでぇ・・とつぶやきつつ隣の育波へ・・。

すると無人同様の室津とはえらい違いで投げ竿が護岸に並んでいる・・

「こんなに人が多いと言う事は釣れているのかなっ」と期待感を持ちつつ皆さんの釣りを

眺めていると、「佐織さーん!!」と声がかかる。声の主のほうを見やると

何と釣り太郎さん(~o~)ではないかいなっ!!。 お互いに「何で日本海からこんな所に来てる

の?」と聞きあう始末・・。聞くと釣り太郎さんは育波OLMと言うカレイ釣りのイベントに

参加されているとの事。 「釣れました?」と聞くと「今日はいまいち・・・」でも昨日の夕方東浦で

7枚釣りましたと手の平から30センチ弱の食べ頃サイズを見せて頂きました。

隣ではつっじいさんを始めOLMに参加の皆さんが暖かく迎えてくださり、

最近の淡路の状況を教えて頂きました。「10月には仮屋の港内で3人で40枚」とか

「昨日は仮屋の一文字でスズキを交えて30オーバーを何枚も・・」と景気の良い話が

飛び出し、こちらも俄然やる気が沸いてきます。 育波の港内でも昨日の夕方には良く釣れた

ようで、今朝から竿出しのつっじいさんも食べ頃マコをゲットされていました。

暫く談笑し、皆さんと別れ、好調と聞かされた東浦に車を走らせます。

最初仮屋に行きましたが、人気ポイントの荷揚げ場は人が多くパス。

久留間の森漁港に着き、「ここはボウズのがれポイント・・とりあえずここでカレイの顔を

見てからどこかで一発を・・・」とマムシをちょん掛けしてセオリーどうりのチョイ投げ。

「エサ取り凄いでっせ」「2分と持ちません」と聞かされていたとうりの怒涛、猛攻、

こらえてくれい・・と言いたくなるほどのエサ取りです。 

硬いマムシの頭もなんの1分持ちません。 2本の竿を1分毎に交互に投げ返しても

マムシの牙さえ帰ってきませんでぇ・・。「予想以上やなっ」と思いつつエサがたっぷり有るので

マシンガンキャストを繰り広げていますと、エサ取りやつらめ、こちらがバカになり切って

投げ返すのに飽きたのか少しだけマムシの頭が残り始めました。

そして何の状況変化か5分経ってもエサがそのまま帰って来るようになり、

今の間にと、マムシの汁を吸った手でかまわずおにぎりを掴んでパクついていると・・

竿先がぁ・・「ぺったりこんっ」と入ります。 「おんやぁ・・」「かれいっ臭いアタリやでぇ」と

おにぎりを咥えたまま「はっしっ!!」と合わすとっ、何かビニール袋を海底から引き起こす

感覚が・・・そしてくいっくいっと底に戻ろうとする引き込みが・・・構わず強引に巻くと、

スーッと茶色のカレイが寄って来るではおまへんかぁ・・。

ばたばた暴れるやつを押さえて計ると28.5の食べ頃マコちゃんですわ。

すぐに投げ返すとまた同じアタリで27.3。 暫くしてから26.7と続きます。

「やっぱり久留間はぼうずのがれポイントや・・」と喜々として写真撮影し、ホッと一息。

カレイは海底でかなりの数がエサを待っているのに頭の上まで落ちて来たエサを全部

ハゲ、ウマ、チャリ、ハオコゼ、そしてふぐのやつらがかすめとるようで、こやつらが

大人しくしているとカレイの目の前にエサが落ちる図・・・のようですなぁ・・(>_<)

その時合いもつかの間、15分のドリームタイムはアッと言う間の出来事で、その後はまたまた

猛攻、激攻、にほんまに嫌になりまっせ。 腹も膨れたし睡魔も襲い、そのまま爆睡・・・・

午後3時にやっと起きて、一寸下見にと岩屋と大磯の間に出来た交流の翼港を見学。

投げ釣り師は少なく、殆どがサビキやタコ釣りの家族連れで賑わっていました。

港と言っても小さな人工島で円形の小さな島に波止が数本。 

護岸は手すりが付き、水深も有るようで、遠投してカレイ、

近投でアイナメ、カンダイ等が釣れそう
ですが、

潮が早い場所なので投げ釣りはベテラン向き?。根がかりも多そうな感じでした。


でも、屋根付き波止も有り、荒天時には助かりそうですし、

潮によってはスズキ、イシモチの回遊もありそう?。

最後にエサを使い切ってしまおうと何の気なしに仮屋の新荷揚場へ・・・。

ここもエサ取りの猛攻でしたが、「ええいっくそっ」とマムシを縫い刺しし、エサを早く消費して、

「早よ帰ろ・・」と投げ返していると、さるものエサ取りめっ!!縫い刺しでは海底までに

食い尽くせなかったのか?、カレイの目の前にぼろぼろになりかかったマムシが落ちたのか?

今日一番の「くいぃぃん」のアタリで31.3がお出ましお出ましぃぃぃ・・!!。で10時間淡路に

居座ってやっとの30超えゲット。家族4人分のカレイも釣れ、「これ位で許しちゃる」

と言う事で本日はカレイ一枚にマムシ750円分でありました。(^^ゞ

まぁ・・淡路はこんなものでしょうなっ。と言う事で

私もやっと今期のカレイ釣りをスタートしました。


来週は全日本カレイ・・・また苦手意識が高まりつつある波松です。

「今年こそはいわしちゃる」と思っては居ますが

カレイをいわすのかエサ取りにいわされるのか?判らん釣りになりそうですなぁ・・(~_~;)

多分後者・・・と

思いつつ今年も頑張りますわ。では、またっ。

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