釣行記VOL13 クラブ例会で淡路へ、慶野松原でキス釣りの巻

釣行日 2001年8月19日    
釣行場所 兵庫県淡路島慶野松原    
天候 晴れ  
大潮    
対象魚 キス    
竿 キススペシャル405BX    
リール スーパーエアロチタニウム
道糸 PE0.6号    
オモリ 海草天秤33号改    
ハリス ホンテロン0.8号    
ハリ 競技用キス4号7本針    
エサ イシゴカイ    
釣行記 8月19日、クラブの8月例会と言う事で、当初は明石の大蔵海岸で行う事になっていたが、

例の花火大会の事故も有り、急遽釣り場、審査場所が淡路に変更となり、

北近畿3人組の内、所要で不参加となった監督を残し、「久しぶりに淡路でキス釣りでも・・・」

と上ちゃんと2人で行く事になりました。 例会は零時より自由出漁、

審査時間、場所は19日午前9時に道の駅淡路となっており、時間的には夜釣りで

一発狙いのパターンですが、私は前日10時まで仕事・・(T_T)、上ちゃんは会社の送別会

らしく、これまた夜遅くまでスナック巡りとなり、夜釣りもままならぬ状況。

そこで夜釣りは捨て、朝零時に福知山を出発し、朝方にキス釣りをする事にして、

例のミニクーラーとキススペ一本だけ持っての参加となりました。

完全に酔っている上ちゃんとバカ話をしつつ、舞鶴道をぶっとばし、明石海峡を

渡り、淡路SAに2時に到着。4時まで仮眠して今里脂笑に電話すると

「今、洲本でやってる。チヌが釣れたわ・・V(^−^)」ともうすでに大物ゲットの連絡。

「そうですかっ、私らは夜釣りで淡路の大アナゴと格闘はかないませんので、夜明けから

今度報知のキス大会が有る慶野松原に行って下見がてらキス釣りしますわ」

と伝え、イシゴカイを500円分だけ買う為、岩屋のエサピチへ・・。

すると、「フレンチイシゴカイ」なるものが置いてありましたが、

姿はイシゴカイそっくりですが、小さな足と言うか突起が多い虫で

数釣り用としては少し大きめかなっ?と思われたので今回は購入を敬遠。

洲本経由で慶野松原に走り、到着すると未だ海水浴シーズンの為に各駐車場はロープが

張ってあり、その前で泳ぐ人達が車の列を作っている。 こちらは8時には納竿して検量場所

まで帰らねばならない為にゆっくり駐車場が空くのを待っておられず、五色浜へ行ったり

逆に湊漁港あたりまでうろうろし、三原川河口まで走って駐車スペースを見付け、

ここで竿を出す事にしました。

この場所は以前にも報知のキス釣り選手権で訪れており、運良く準優勝したので印象深く、

その時に今の名人である小川さんが名人に返り咲かれた大会でなつかしく思い出しましたが

その大会ではキスは殆ど釣れず・・と言うよりも赤潮で海は真っ赤、投げてもハオコゼ8連(T_T)

という状況で、私が3匹、優勝された名人が4匹だったと記憶しており、「釣れん・・」印象の

ほうが深い釣り場でした。 

今回久しぶりに海岸に出てみると、海水浴シーズンの砂浜特有の防護ネットが

至る所に張り巡らされており、幸い私達が行った南端だけはネットは有りませんでしたが

T字型の波止が建造されており、かなり釣り場が狭くなった印象・・・(T_T) ここでも護岸、砂防

工事で自然の砂浜が失われつつあり、「目の前に何も無い水平線に向かって・・」はとてもムリ

ですが、防護ネットに仕掛けを取られるよりはマシとここで竿を出す事にしました。

さて、待望の第一投。上ちゃんと揃って遠投から・・と思って同時に投げた・・・すると上ちゃんが

「ビュッっっっパッチーン」といきなりラインバックラッシュ。安定したキャスティングの上ちゃん

には珍しい事ですが、「やってもた」と本人はぼやいています。 「未だ酒が抜けてないんやで」

と言いつつ私は4色あたりからさびく。 するとすぐにアタリが出ましたが、何かちびちびした

アタリ。構わず2色付近まで高速で引き、カケアガリと思える場所でスピードを落とすと

ブルブルとキス独特のアタリが出る。堪らず巻き取り、仕掛けを上げると7本針に15センチ程

のキス2匹と後の針には3センチ程のチャリコ5連・・・(~_~;)

「沖には?」と今度は思いっきり遠投。最後の青色糸だけが残る7色飛行をぶちかまし、

糸フケを取ると・・・いきなり藻らしき重みが竿に加わり、引けたものでは有りません。

ポンピングを繰り返し7色もクソ重い海草を引き上げる作業の辛い事・・・(T_T)。

それでも海草の塊の後ろからキスがまたまた2匹付いて来ます。 

やっと復活した上ちゃんも「4色以上は一帯がアオサだらけで引けん。

3色あたりでアタリが出る・・。」とポロポロ釣り始めます。 

その後は3色投げて高速で1色と2色の境目あたりまで引き、アタリを楽しみ、

さっと引き上げる釣り方が功を奏し、2連程度つづながら釣れて来ますが、相変わらず

チャリコの猛攻が続く為、忙しい釣りとなってしまいました。15匹程度釣った頃に日が照り込み

その頃からはフグのお出まし。(T_T) 今度はぷちぷちとニッパーで切っているように針が

取られます。8本針が上げたら3本針・・・(゚O゚) 構わず投げたらモトスのみの仕掛けが

返って来る始末・・。 そこで少し河口寄りに移動し、高速でフグを交わしつつまた2連、3連

と釣れ出しました。「ここのキスはアタリがはっきりしとる」と上ちゃんと話しつつ、残り少ない

釣り時間を気にしつつ、釣り続けます。確かに浜詰のキスよりアタリが鮮明で、釣り上げて

針わ外す時にもキスがバタバタと良く暴れます。 「元気やのー、外道も多いけど、キスの

活性も高いようやね。」と二人の意見が一致。そして「しっかし、色が黒くてきったないキス

やのー、浜詰のキスから比べたらスッピンばばあみたいな色しとる・・」との意見も一致。

納竿近くの8時前にはベラやセイゴ、ハオコゼも混じりだし、いよいよ五目釣りの状況になり

「これくらいで勘弁しちゃる、ここの傾向は大体掴めたし・・・」と各々30匹弱を2時間で釣り

審査会場に急いで引き返す。 

すると会員全員がもうすでに集合し審査の最中・・・

そして優勝はやはりと言うか大物大会では滅法強い今里脂笑の一人勝ち・・・

大きなチヌとイシモチでV(^−^)。

しかし、大物は脂笑のこのチヌ以外に出ず、「やはりこの時期の淡路はこんなもんやの」が

皆さんのご意見。 後は20センチ程度のガシラやキスで順位が決まり、ささやかな表彰式。

わいわいと拍手しながら賞品の道糸や雑貨が手渡され、羨ましく思っていると

6位佐織さん、7位上田さんと呼ばれてしまいました。 賞品は2人共包丁研ぎ器で

「それでしっかり包丁研いで、そのちっこいキスをしっかり刺身にしてや・・」と言われる始末。

数釣りで釣った15センチ程度のキス2匹で入賞し、

「そんなキスでも出しとくもんやのお・・・」「レベル低いのお・・」と

皆さんから冷やかされます。(~_~;)

そして、上の写真の下端に私と上ちゃんのミニクーラーが写っていますが、

女性会員の小林さんに「それエサ入れでっか?」と真顔で聞かれたり、先輩方に

「大物狙いの例会にそのクーラーは無いやろ」とか言われつつ、楽しく例会は終了し、

帰りにS陽釣具さんに寄って、針や糸を買い、心配された台風の影響が出る前に帰宅

したのでありました。 今回は淡路まで行って2時間しか釣りが出来ませんでしたが

皆さんと談笑している時間が楽しく、秋の各種大会も頑張って参加し、楽しみたいと

感じました。 下写真は今日の釣果ですわ、それでは、また。 

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