2000年釣行記 VOL5 福井県三里浜
大阪協会クラブ対抗キス釣り大会
今年初のキス釣りトーナメントとなる大阪協会クラブ対抗キス釣り大会に上ちゃんと参加
した。 大雨の中北陸道を飛ばし、南条SAでクラブ員が集合しさっそく作戦会議となる。
みんなこの天候の事を考慮してどこに入るか悩んでいる様子。結局「現地の波次第やな。」
と言う事になり現地に2時頃到着してみると強い追い風で海はベタ凪でした。
「こりゃー今年も3人で2キロ釣らんと優勝できんで。」と副会長戸田氏の意見に安心して
1時間ほど仮眠し4時前に「みんな集合しとる」と起される。この時点で風は西に変わって
いた。「10時納竿10時半審査」とごく簡単な説明を受け、4時半の出発時間まで車中で
待機していると急に黒雲が西から近づいてきたと思う間も無く叩きつけるような雨が
降り出した。同時に風向きも北に変わり、最悪の条件になってきた。
とりあえず4時半に車を走らせ目指すキャンプ場とタンクの中間あたりまで行き嵐が収まる
まで待つことにしたが、一向に雨は降り止まない。そんな中バスが2台到着.し他のクラブの
人たちがどんどん浜に向かう。「こんな嵐の中では釣りにならんで。」と二人で判断し
福井新港の近くまで移動し試合開始の5時まで待機していると雨が止んできた。
早速車を飛び出し浜に向かうと幸いタンク横には3人位しかおらず、タンクから200メートル
西側に入ることが出来た。そそくさと準備し3色からサビクがキスの気配はゼロ。
遠投、波口と探るが時々フグが針を取るだけで全くダメ。回りも全然釣れておらず、
暫くして上ちゃんに杉本氏から電話が入るが、ここから500メートル西側はもっとフグだらけ
でひどい情況の様子。
それから2時間、回りも私も全くのボウズのまま推移し、待ち釣りを試みるが5分もすると
ハリが全部無くなる。 たまたま上ちゃんの左の人が波口で1匹釣り、上ちゃんもマネをして
15センチクラスのキスを1匹釣り上げたので波口を徹底的に探ったが私にはフグばかり。
ついにうとうと1時間ほど居眠りしてしまった。 起きると多少頭がスッキリし上ちゃんと
テトラが入っている鷹巣へ転進することにした。時間はあと1時間半しか残ってないが
「こんなとこまで来て、ボウズで帰られへん」と気を入れなおし、鷹巣の一番西端の岩場近く
で投げるといきなり根がかり。
半ばあきらめ気味に釣っていると500メートル東に転進した柿山氏から「さっきから4匹
波口で釣れだしました。」と連絡が入る。
「クラブでボウズは私だけ」と落ち込みそうになるが、「ええい いちかばちか!」と
フグの餌食を承知でシモリ際を蛍光ハリスのシカケでゆっくりとさびくと小さなクックッと
フグとは違う弱々しいアタリ。そのまま小さなアタリが続いてそっと巻き取ると、
なんと小さなキスが3連で釣れて来た。 気を良くして同じポイントをサビクとまた3連。
上ちゃんにポイントをゆずり、横で釣って.いると急に波が高くなりだし納竿
時間となってしまった。
審査会場にもどると約半分の選手がボウズか2.3匹の釣果で情況の悪さを示していた。
今日はフグが多いながらテトラの手前の波口でキスが良く釣れていたようだ。
みんな、「フグ10匹にキス1匹のペース」とぼやくほどフグの多い大会でした。
大会終了後、食事をしながら反省会と全キスの作戦会議となり例会は終了し帰路についた。
帰り道の福井市内の釣具屋でLR用スイベルを売っているのを見つけ、購入できたので
少しだけなぐさめになりました。