2000年釣行記VOL.10 全日本クラブ対抗キス釣り選手権
釣行日 | 2000年7月9日 | ||
釣行場所 | 鳥取県鳥取砂丘海岸 | ||
天候 | 曇り後晴れ | ||
潮 | 小潮 | ||
対象魚 | キス | ||
竿 | キススペシャル405BX | ||
リール | チタニウム | ||
道糸 | 0.8号 | ||
オモリ | 30号 | ||
ハリス | 0.8号 | ||
ハリ | がま投げキス5号 | ||
大会写真 | |||
釣果 | キス10匹 | ||
記事 | 全日本サーフ主催の全日本クラブ対抗キス釣り選手権大会に参加すべく8日の夜から 上ちゃん、OB殿と同乗し国道9号線を鳥取に向かった。途中で雨が降ったり、風が強く 吹いたりと不安定な天気に加え、鳥取地方の波予報は2メートルと出ており、不安が よぎる。 案の定、鳥取砂丘に着いて海岸を覗くと海はうねっており、かなり沖から白波が 押し寄せている。「ど遠投しても釣れんで」などと言いつつ集合場所の砂丘会館の駐車場 に着き、鳥取協会の方々の案内に従って先着順に車を止め、仮眠を取った。 未明の3時半に起していただき準備された朝食をいただく。今年も参加者が多く、約150 チーム、450名位の参加であると教えていただいた。 4時過ぎに一斉に釣り場に出発し 私たちは約5キロ離れた千代川河口の右岸に向かう。ここも波が高く、150メートル位沖 から白波が立っており、「こんなんでキス釣れるんかいな?」と思いつつ第1投。 いきなり流れ藻がかかり波の力で右にシカケが押される。藻でボロボロになったシカケを 解いて2投目は残り1色の7色ど遠投。5色以内にキスはいないと思いつつ、波に翻弄され ながら2色だけさびく。(実際は波がどんどんシカケを手前に押し戻すため道糸のたるみを 巻き取っていただけ)小さなアタリが出たような出んような。・・・・半信半疑で巻き取ると、 小さなキスが姿を表す。それから暫くは追い風にも助けられど遠投の高速サビキ釣りを 繰り返す。1匹、2匹とぼつぼつ釣りながら上ちゃんを見ると3連2連と殆ど素針なく釣って いる。幸い上ちゃんの120メートル沖は比較的波が小さく、少し深い場所のようだ。 そこをなるべくゆっくりとさびいて後は高速で巻き上げて瞬く間に9匹釣り上げていた。 しかもすぐ横で釣っているレインボーの松尾氏は殆ど素針で藻に翻弄されていると ゆうのに・・・・・・。「やるのぉ、上ちゃん。」と言いつつ私もOB殿と上ちゃんの横に移動し ぼつぼつと8匹釣れて一安心。暫くして今里脂笑から電話があり「岩戸の漁港の横に 入ったが、こっちは波が無く良く釣れとるで。」と移動を促される。流れ藻で仕掛けの 消耗が激しくなっていた矢先の誘いに速決断し10キロ東の岩戸まで車を飛ばす。 着いてみると多くの人が波を避けて集まっており、確かに波もおだやかで釣れそうな 感じであった。しかし、この誘いは今里脂笑得意の大ハッタリの大ウソで、急いで浜で 仕掛けをセットしながら回りを見回すが誰もキスを釣り上げず、中には居眠りしている 人もいるではないか。H氏に聞いても「なんでこんな所へ来たん?」と言われ、それから の釣果はたった2匹でありました。 10時に納竿し砂丘会館に戻り審査を受ける。最初は車で移動した面々の釣果を眺め ながら「みんな不調やのー」などと言っていたが、徒歩で砂丘越えをして帰って来た人たちが クーラーの中身を出しだすと、好釣果を提出する人が続出して中には2キロ近い人も いるではないか。 聞くと砂丘のほぼ中央の一部は深い場所があり、波の影響も少なく 6連7連で釣れ続いたとか。特に超遠投を誇る上越釣研サーフ、柏崎サーフ、高知中央 サーフの方々の釣果には目を見張るものがありました。一方、毎年上位を占める四国勢 や大阪、兵庫のチームは今年は今一つでありました。 プロジェクトの方々が順位の確認や表彰式の準備をされている間にまた全員で昼食を いただき、クラブを超えた交流の話に花が咲き、みなさんとても楽しそうであった。 表彰式では会長の挨拶の後で各協会の協会長が紹介され、日頃のお世話役活動に対し 全員が感謝の拍手を送り、今回の大会でプロジェクトをしていただいた鳥取協会の方と サポートをかって出られ、大会進行をお世話していただいた、岡山協会の役員に 対して多くの方がねぎらいのお礼をしていた。表彰式が終わってもあちこちで協会を超えた 会話でもりあがっており、全日本サーフの規模の大きさと強い協力体制を肌で感じられた 一日であり、貧果であったことなど忘れるほど楽しい大会でした。 |